DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか？出版にかかる費用は０円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。
管理会社を通さず、壁や床を叩いてくる隣人がいます。騒音と立証できない、または立証する手間をかけたくない、あるいは自分の感じ方が否定されたくない（神経質など）という理由で、「自分の匙加減でなんとなくうるさい」から黙らせたいのだと思います。誰にもうるさいと言われたことはなく、部屋の中でも40db以下なので夜間帯であっても一般に定義されている騒音ではないことは確認済みです。壁を叩く＝静かにしろ、とは成り立っていないと思うのですが、どう思いますか？壁を叩く音の方がうるさいですよね。
騒音問題、本当に困りますよね。特に、直接的な苦情ではなく、壁を叩くという行為で意思表示をしてくる相手には、どう対応すれば良いのか悩んでしまうのも当然です。しかも、相談者様の場合は、騒音レベルも基準値以下とのこと。今回は、このような状況で、愛犬との暮らしを守りながら、どのように解決していくべきか、具体的なステップと、法的観点、そして精神的な負担を軽減する方法まで、詳しく解説していきます。
まず、相手がなぜ直接苦情を言わずに壁を叩くのか、その心理を考えてみましょう。
直接対決を避けたい： 面と向かって苦情を言うのは、相手にとって精神的な負担が大きい場合があります。「言い争いになるかもしれない」「関係が悪化するかもしれない」といった不安から、直接的なコミュニケーションを避けているのかもしれません。
証拠がない： 騒音レベルが明確な基準を超えていない場合、「うるさい」と主張しても、相手にされない可能性があります。そのため、直接苦情を言うことを諦め、せめてもの抵抗として壁を叩いているのかもしれません。
感情的な反応： 理性的な判断ではなく、単に感情的に「うるさい！」と感じて、反射的に壁を叩いている可能性もあります。特に、ストレスが溜まっている時や、疲れている時などは、些細な音にも過敏に反応してしまうことがあります。
犬の鳴き声に対する不満： もし愛犬を飼育されている場合、犬の鳴き声に悩まされている可能性があります。犬の鳴き声は、人によっては非常に不快に感じることがあります。特に、集合住宅では、犬の鳴き声が響きやすく、トラブルの原因になりやすいです。
相手の心理を理解した上で、まずやるべきことは、状況の冷静な把握と記録です。
1. 騒音レベルの再確認： 40db以下とのことですが、念のため、時間帯を変えて何度か騒音レベルを測定してみましょう。スマートフォンのアプリでも簡易的な測定は可能ですが、より正確な数値を把握するためには、騒音計を使用することをおすすめします。
2. 騒音の種類と発生時間： どのような種類の音が、いつ、どのくらいの時間発生しているのかを記録しましょう。例えば、「〇時〇分から〇時〇分まで、犬が吠える声」「〇時〇分から〇時〇分まで、足音が響く」といったように、具体的に記録することが重要です。
3. 壁を叩かれる時間と回数： 壁を叩かれる時間帯、回数、叩き方（強さなど）を記録しましょう。
4. 愛犬の状況： 愛犬が吠える時間帯、吠える原因（来客、インターホン、外の音など）、吠え止むまでの時間などを記録しましょう。
5. 記録の重要性： これらの記録は、後々、管理会社や専門機関に相談する際に、客観的な証拠となります。また、自分自身の状況を整理し、冷静に対処するためにも役立ちます。
記録をまとめたら、次は管理会社に相談してみましょう。
相談内容： 騒音の状況、騒音レベル、壁を叩かれる行為などを、具体的に伝えましょう。記録を提示することで、よりスムーズに状況を理解してもらうことができます。
管理会社の対応： 管理会社は、まず、騒音を出していると思われる住人に注意喚起を行うことが一般的です。また、必要に応じて、両者を仲介し、話し合いの場を設けてくれることもあります。
期待できる効果： 管理会社が介入することで、相手が冷静になり、直接的な嫌がらせ行為が収まる可能性があります。また、第三者が入ることで、客観的な視点から問題解決に向けたアドバイスをもらうことができます。
犬との同居規則の確認： 賃貸契約書や管理規約を確認し、犬との同居に関する規則を確認しましょう。規則を守っているかどうかを確認し、もし規則に違反している場合は、改善する必要があります。
管理会社に相談しても解決しない場合は、法的手段を検討することも視野に入れる必要があります。
弁護士への相談： 騒音問題に詳しい弁護士に相談し、法的観点からアドバイスをもらいましょう。弁護士は、証拠収集の方法、内容証明の作成、訴訟の手続きなど、具体的なサポートをしてくれます。
内容証明の送付： 弁護士に依頼して、騒音の停止を求める内容証明を送付してもらうのも有効な手段です。内容証明は、相手にプレッシャーを与え、事態の改善を促す効果があります。
民事訴訟： 騒音によって精神的な苦痛を受けた場合、損害賠償を請求する民事訴訟を起こすことも可能です。ただし、訴訟には時間と費用がかかるため、慎重に検討する必要があります。
騒音測定の専門家： 騒音問題を専門とする業者に依頼して、騒音レベルを測定してもらうことも有効です。専門家による測定は、より客観的な証拠となり、訴訟においても有利に働く可能性があります。
騒音問題は、解決までに時間がかかることも多く、精神的な負担が大きくなりがちです。
友人や家族への相談： 誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。
趣味やリラックスできる時間の確保： 好きな音楽を聴いたり、映画を観たり、散歩に出かけたり、リラックスできる時間を意識的に作りましょう。
専門家への相談： 精神的な負担が大きい場合は、カウンセラーや精神科医に相談することも検討しましょう。
愛犬との触れ合い： 愛犬との触れ合いは、心を癒し、ストレスを軽減する効果があります。積極的に愛犬とコミュニケーションを取り、楽しい時間を過ごしましょう。
騒音問題を根本的に解決するためには、防音対策も重要です。
防音グッズの活用： 防音シート、防音カーテン、吸音材など、様々な防音グッズを活用しましょう。
家具の配置： 家具を壁際に配置することで、音の反響を抑えることができます。
犬の訓練： 愛犬が吠える原因を特定し、訓練によって吠え癖を改善することも有効です。
犬用防音ケージ： 犬用防音ケージを使用することで、愛犬の鳴き声を軽減することができます。
二重窓・内窓： 窓からの音漏れを防ぐために、二重窓や内窓を設置するのも効果的です。
騒音問題は、解決までに時間がかかることもありますが、諦めずに、一つ一つできることから取り組んでいきましょう。今回の記事が、愛犬との快適な暮らしを守るための一助となれば幸いです。
最後に
騒音問題は、デリケートな問題であり、解決には根気が必要です。しかし、適切な対応をすることで、必ず解決の糸口は見つかります。今回の記事を参考に、冷静に、そして積極的に問題解決に取り組んでいきましょう。
