新しい家族との生活、うまくいっていますか？

新しい家族の一員として迎えたイタリアングレーハウンドの子、可愛らしい姿に癒されていますか？しかし、しつけに苦労されている方もいらっしゃるかもしれませんね。 譲渡された子犬のしつけに戸惑うのは、決してあなただけではありません。特に、保護犬の場合、これまでの生活環境が不明なため、しつけの進み具合に不安を感じるのは当然のことです。

保護犬のしつけ：社会性の問題？

30年もの間、様々な犬種を飼われてきた経験をお持ちなのに、今回のイタリアングレーハウンドの子がしつけに苦労されているとのこと、とても心配ですね。 確かに、イタリアングレーハウンドは一般的に賢く、しつけやすい犬種と言われています。しかし、幼少期の環境が社会化に大きく影響することは事実です。 狭いケージで育ち、他の犬と接する機会が少なかった場合、社会性が育たず、しつけが困難になる可能性があります。 怒っても反応がないのは、恐怖や不安からくる反応かもしれません。 尻尾を振ったり、目線を合わせたりしないのは、決してあなたを無視しているわけではありません。

社会性の育成：具体的なステップ

まずは、犬が安全で安心できる環境を作ることを最優先しましょう。 新しい環境に慣れるまで、少し時間を与えることが大切です。 無理強いせず、犬のペースに合わせて、少しずつ社会化を進めていきましょう。

• 信頼関係を築く：毎日、優しく声をかけ、撫でたり、一緒に時間を過ごしたりすることで、信頼関係を築きましょう。おやつを与えながら、簡単なコマンドを教え、成功したら褒めてあげましょう。
• 犬同士の交流：信頼できる友人や知人の犬と、安全な場所でゆっくりと交流させる機会を設けましょう。ただし、無理強いは禁物です。犬の様子をよく観察し、ストレスを感じているようならすぐに中断しましょう。
• ポジティブな強化：叱るよりも、褒めて良い行動を強化する「ポジティブな強化」を心がけましょう。おやつやご褒美、言葉の褒め言葉などを効果的に使いましょう。
• 専門家のサポート：どうしても難しい場合は、犬の行動専門家や動物行動学者のサポートを受けることを検討しましょう。専門家のアドバイスは、あなたの不安を解消し、しつけをスムーズに進める上で非常に役立ちます。

社会性以外の要因

社会性以外にも、しつけが難しい要因として考えられるのは、過去のトラウマです。 虐待やネグレクトの経験があると、犬は人間を信頼しにくくなり、しつけに抵抗を示すことがあります。 この場合は、専門家の助けを借りながら、ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築くことが重要です。 また、健康面の問題も考えられます。 病気や怪我をしていると、しつけに集中できない場合があります。 もし心配な点があれば、獣医さんに相談しましょう。

ブリーダーへのしつけ依頼

ブリーダーに依頼する場合、費用や期間は犬の状態や依頼内容によって大きく異なります。 費用は数万円から数十万円、期間は数週間から数ヶ月かかる場合もあります。 事前に、ブリーダーとしっかり相談し、費用や期間、しつけ方法などを確認しましょう。 信頼できるブリーダーを見つけることが重要です。 複数のブリーダーに相談し、比較検討することをお勧めします。

費用と期間の目安

ブリーダーへのしつけ依頼は、高額な費用と時間を要することがあります。 しかし、専門家の指導を受けることで、犬の性格や問題行動を理解し、適切な対応ができるようになるため、長期的な視点で見れば、費用対効果は高いと言えるでしょう。 事前にしっかりと見積もりを取ってから依頼するようにしましょう。

まとめ：諦めないで！

新しい家族との生活は、喜びと同時に、様々な課題も伴います。 しつけに苦労することは、決して珍しいことではありません。 大切なのは、犬の気持ちに寄り添い、根気強く、そして諦めずに接し続けることです。 専門家のサポートを活用したり、他の保護犬オーナーと交流したりすることで、あなたもきっと、愛犬との幸せな生活を築けるはずです。 焦らず、一歩ずつ、共に歩んでいきましょう。