愛犬がフィラリアに感染したようです。4歳になる日本犬です。毎年欠かさず薬を服用していたのに、今年の検査で陽性になりました。我が家は室内で飼い、散歩の際にも携帯用虫除けを付けて歩くなど、細心の注意を払ってきました。なのに、何故感染したのでしょう?何がいけなかったのか、これからどうなるのか、不安でたまりません。時々、むせるような咳をしたりもしていたので、心臓が悪いのかと心配はしていましたが、フィラリアとは思いませんでした。先生は、海外の検査機関に調べてもらうので、2週間待ってから対策を考えましょうとおっしゃいました。可能性はかなり高いようです。これから、愛犬に何を注意して、どの様に暮らしていったら良いでしょうか?経験者の方、医療関係者の方など、アドバイスをよろしくお願いします。補足検査はキットです。先生が念の為2回実施して下さいました。2回とも陽性です。私の住む地域は、5月半ばから11月半ばまで投薬しますが、我が家では12月まで与えていました。もう一頭犬がいますが、同じ環境でこの子は陰性です。チュアブルタイプの薬ですが、必ず食べたか確認していました。ただ、丸飲みするので心配でしたが・・・。
愛犬のフィラリア感染、本当にショックですよね。毎年予防薬を飲ませていたのに、陽性と診断されると、飼い主さんとしては「何が悪かったのか?」と深く反省し、不安に駆られるのは当然のことです。でも、ご安心ください。多くの飼い主さんが同じような経験をしていますし、適切な対処で愛犬は元気に過ごせるようになります。この記事では、フィラリア感染の原因と今後の生活について、具体的に解説していきます。
フィラリア感染の原因を探る
まず、なぜ愛犬がフィラリアに感染したのか、考えられる原因をいくつか見ていきましょう。毎年予防薬を服用していたにも関わらず感染してしまうケースは、実は少なくありません。
- 薬の服用方法:チュアブルタイプとはいえ、丸飲みしてしまうと薬の効果が十分に発揮されない可能性があります。もしかしたら、薬の吸収が不十分だったかもしれません。また、薬の保管方法や、服用時間なども影響する可能性があります。
- 蚊の媒介:蚊は予想以上に早く、そして多くの場所に生息しています。室内にいる時間が多いとはいえ、わずかなすき間から侵入する可能性も否定できません。また、散歩中に蚊に刺された可能性も十分考えられます。特に、夜間は蚊の活動が活発になります。
- 感染時期:予防薬の服用期間が地域推奨期間より長かったとはいえ、感染はすでに完了していた可能性があります。蚊の活動時期は地域によって異なりますが、予想外の早さや遅さで活動することもあります。
- 個体差:犬種や個体差によって、薬の効果に差が出る場合があります。残念ながら、完璧な予防薬は存在しません。
ご自身の愛犬のケースでは、これらの要因が複合的に作用した可能性も考えられます。大切なのは、過去を悔やむのではなく、これからどのように愛犬と過ごしていくかを考えることです。
フィラリア感染後の生活:獣医師との連携が重要
フィラリア感染が確定したら、まずは獣医師の指示に従うことが最優先です。検査結果を待って、適切な治療計画を立ててもらいましょう。
治療方法
一般的には、フィラリアの成虫を駆除する薬剤を使用します。治療期間中は、愛犬の体調を注意深く観察し、獣医師に報告することが大切です。無理な運動は避け、安静を保つようにしましょう。
生活環境の見直し
フィラリアの予防には、蚊との接触を減らすことが重要です。散歩の時間を調整したり、蚊よけグッズを効果的に活用したり、室内環境を整えたりすることで、感染リスクを下げることができます。
- 散歩時間:蚊の活動が活発な時間帯(特に夕暮れから夜間)の散歩は避け、日中に行うようにしましょう。
- 蚊よけグッズ:首輪型やスプレー型の蚊よけ剤を使用し、効果的な活用方法を獣医師に相談しましょう。効果的な蚊よけ対策は、愛犬の健康を守る上で非常に重要です。
- 室内環境:網戸や窓の隙間をしっかり確認し、蚊の侵入を防ぎましょう。必要であれば、殺虫剤を使用することも検討しましょう。
再感染予防:継続的なケアで愛犬を守ろう
治療が完了した後も、再感染予防は非常に重要です。獣医師と相談しながら、適切な予防薬を継続的に服用させましょう。再感染を防ぐことで、愛犬の健康を守り、安心して暮らすことができます。
予防薬の選択
様々な種類の予防薬がありますので、愛犬の体質や生活スタイルに合ったものを獣医師と相談して選びましょう。薬の服用方法や保管方法についても、獣医師から丁寧に説明を受けるようにしましょう。
定期的な健康診断
フィラリアの検査だけでなく、定期的な健康診断を受けることで、早期発見・早期治療に繋がります。愛犬の健康状態を把握し、安心して暮らせるようにしましょう。
まとめ:愛犬との幸せな日々を守るために
フィラリア感染は、飼い主さんにとって大きなショックですが、適切な治療と予防策で愛犬は回復し、再び健康な生活を送ることができます。獣医師との連携を密にし、愛犬の健康状態を常に把握しながら、一緒に幸せな時間を過ごしましょう。今回の経験を活かし、より効果的な予防対策を講じることで、愛犬との未来を明るく照らしていきましょう。
大切なのは、諦めないことです。愛犬への愛情と、獣医師の専門的な知識を組み合わせることで、必ず乗り越えることができます。不安なことがあれば、いつでも獣医師に相談しましょう。そして、愛犬との時間を大切に、穏やかな日々を過ごしてください。