愛犬がドアをカリカリするお悩み、よくわかります!特に賃貸物件だと、原状回復のことも考えると焦りますよね。今回は、ドアのカリカリ行動をストップさせる対策と、もし傷ついてしまった場合の修繕方法について、詳しく解説していきます。
まず、愛犬がドアをカリカリする原因を探ってみましょう。主な原因は以下の3つが考えられます。
1. 分離不安: 飼い主さんが見えなくなると不安になり、何とかして近づこうとする。
2. 要求行動: ドアの向こうにいる人に構ってほしい、開けてほしいというアピール。
3. 退屈: 暇を持て余して、気を紛らわせるためにカリカリする。
原因がわかったら、さっそく対策を立てていきましょう。
1. 分離不安対策:
安心できる環境作り:クレートやハウスを用意し、そこが安全な場所だと認識させる。普段からクレートに入る練習をしておくと、留守番時も落ち着いて過ごせるようになります。
留守番の練習:最初は短い時間から、徐々に留守番の時間を長くしていく。
出発前の儀式をなくす:出かける前に過剰にかまったり、声をかけたりしない。犬は飼い主さんの行動をよく見ているので、そわそわしていると不安を感じやすくなります。
帰宅時の対応:帰宅後もすぐに構わず、落ち着いてから声をかける。
2. 要求行動対策:
無視を徹底する:カリカリしても要求に応じない。最初は激しくなるかもしれませんが、根気強く無視を続けることで、効果が出てきます。
代替行動を教える:カリカリする代わりに、「おすわり」や「ふせ」を教え、成功したら褒めてあげる。
3. 退屈対策:
十分な運動:散歩の時間を増やしたり、ドッグランで遊ばせたりして、エネルギーを発散させる。
知育玩具:コングや知育玩具を与え、飽きさせないようにする。
遊びの工夫:室内でもできるゲーム(宝探しゲームなど)を取り入れる。
行動面の対策と並行して、環境面からのアプローチも効果的です。
1. 物理的な防御:
ドアプロテクター:ドアの下部分に保護シートやカバーを取り付ける。
犬用ゲート:ドアの前に犬が入れないようにゲートを設置する。
段ボールやプラスチック板:ドアに貼り付けて物理的に保護する。
2. 視覚的な遮断:
目隠し:ドアに目隠しシートを貼ることで、外が見えなくなり、気を引かれにくくなる。
3. 音対策:
インターホンの音量調整:インターホンの音量を小さくしたり、チャイムの種類を変えたりする。
音楽やテレビ:留守番中に音楽やテレビをつけて、外の音を遮断する。
さて、気になるドアの傷の修繕方法です。今回は、DIYでできる簡単な補修方法をご紹介します。
1. 準備するもの
サンドペーパー:目の粗いものと細かいものを用意
木工パテ:ドアの色に近いものを選ぶ
ヘラ:パテを塗る際に使用
塗料:ドアの色に合わせた塗料
筆:塗料を塗る際に使用
マスキングテープ:周囲を汚さないために使用
ウエス(布):汚れを拭き取る
2. 補修手順
1. 下地処理:サンドペーパー(粗目)で傷ついた部分を研磨し、表面を滑らかにする。
2. 清掃:研磨後に出た粉をウエスで綺麗に拭き取る。
3. マスキング:補修箇所の周りをマスキングテープで保護する。
4. パテ埋め:木工パテをヘラで傷に埋め込む。少し多めに盛るのがポイント。
5. 乾燥:パテが完全に乾くまで、説明書に従って乾燥させる。
6. 研磨:乾燥後、サンドペーパー(細目)で表面を平らにする。
7. 清掃:研磨後に出た粉をウエスで綺麗に拭き取る。
8. 塗装:ドアの色に合わせた塗料を筆で塗る。薄く重ね塗りすると綺麗に仕上がる。
9. 乾燥:塗料が完全に乾くまで、説明書に従って乾燥させる。
10. マスキング剥がし:塗料が完全に乾いたら、マスキングテープを剥がす。
賃貸物件の場合、退去時に原状回復義務が発生する可能性があります。しかし、犬の飼育が許可されている物件であれば、通常の使用による劣化とみなされる場合もあります。
契約書を確認:契約書にペットに関する条項が記載されているか確認しましょう。
管理会社に相談:事前に管理会社に相談し、補修方法や費用の負担について確認しておくと安心です。
自分で判断しない:勝手に補修すると、かえって原状回復費用を請求される可能性もあります。必ず事前に相談しましょう。
自分で補修するのが不安な場合は、専門業者に依頼するのも一つの手です。
リフォーム業者:ドアの修理や交換を専門に行っている業者に依頼する。
ハウスクリーニング業者:原状回復に特化した業者に依頼する。
費用はかかりますが、プロの技術で綺麗に修復してもらえるので安心です。
愛犬のドアカリカリは、根気強く対策を続けることで改善できます。今回の記事を参考に、愛犬との快適な暮らしを実現してくださいね。もしもの時のために、修繕方法も覚えておくと安心です。賃貸物件の場合は、管理会社とのコミュニケーションを密に取り、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。