愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

愛犬のカエル足とパグ座り…もしかして関節が心配?獣医さんに相談すべきか徹底解説!

#犬の健康
 
1歳の愛犬(♀)を飼っています。幼い時からカエル足をよくします。パグ座り(?)もよくしています。腰とか関節に異常があるのでしょうか?病院に行くべきですか?それとも犬にとっては普通のことなのでしょうか?

愛犬の可愛らしいカエル足やパグ座り。見ていると癒されますが、同時に「もしかして関節に負担がかかっているのでは?」と心配になる飼い主さんもいるのではないでしょうか。特に、まだ若い愛犬の場合、将来的な健康も考えると、不安は募りますよね。

結論から言うと、カエル足やパグ座りは、犬にとって必ずしも異常とは限りません。しかし、特定の状況下では、関節や筋肉に問題がある可能性も否定できません。この記事では、愛犬の健康を守るために、カエル足とパグ座りの原因、考えられる病気、そして獣医さんに相談するべきかどうかを詳しく解説します。

カエル足とパグ座りってどんな状態?

まずは、カエル足とパグ座りがどのような状態なのかを具体的に見ていきましょう。
カエル足:後ろ足を左右に大きく開き、まるでカエルのように座る姿勢。
パグ座り:お尻を地面につけ、後ろ足を投げ出すように座る姿勢。

これらの座り方は、特に子犬や若い犬によく見られます。関節がまだ柔らかく、筋肉も発達段階であるため、楽な姿勢を取りやすいからです。しかし、成犬になっても頻繁に見られる場合は、注意が必要です。

カエル足とパグ座りの原因を探る

カエル足やパグ座りには、様々な原因が考えられます。

1. 関節の柔軟性
若い犬や関節が柔らかい犬は、無理なくカエル足やパグ座りをすることができます。これは、成長過程における自然な現象であり、特に心配する必要はありません。
2. 筋肉の発達
筋肉が十分に発達していない犬は、体を支えるために楽な姿勢を選びがちです。特に、運動不足の犬や肥満気味の犬は、筋肉が衰えやすく、カエル足やパグ座りをする傾向があります。
3. フローリングなどの滑りやすい床
滑りやすい床では、犬は体を安定させるために、足を大きく開いたり、お尻を地面につけたりすることがあります。これは、関節に負担がかかるため、注意が必要です。
4. 股関節形成不全
股関節の形状に異常がある病気で、大型犬に多く見られます。カエル足やパグ座りは、股関節の痛みを和らげるための姿勢である可能性があります。
5. 膝蓋骨脱臼
膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れてしまう病気で、小型犬に多く見られます。カエル足やパグ座りは、膝の痛みを和らげるための姿勢である可能性があります。
6. その他の関節疾患
関節炎や変形性関節症など、様々な関節疾患が原因で、カエル足やパグ座りをすることがあります。これらの疾患は、高齢の犬に多く見られます。

見逃せない!カエル足・パグ座り以外の症状

カエル足やパグ座り以外にも、愛犬の関節に異常があることを示すサインがあります。以下の症状が見られる場合は、早めに獣医さんに相談しましょう。
歩き方の変化:跛行(びっこを引く)、歩幅が狭くなる、立ち上がりが遅いなど
運動量の低下:散歩を嫌がる、すぐに疲れる、遊びに興味を示さないなど
触られるのを嫌がる:関節周りを触ると嫌がる、怒るなど
関節の腫れや熱感:関節が腫れている、触ると熱を持っているなど
舐める行動:特定の関節を執拗に舐めるなど

これらの症状は、関節の痛みや不快感を示している可能性があります。早期発見・早期治療が大切です。

獣医さんに相談するべき?判断のポイント

愛犬のカエル足やパグ座りが気になる場合、獣医さんに相談するべきかどうか迷うこともあるでしょう。以下のポイントを参考に、判断してください。
頻度:カエル足やパグ座りをする頻度が増えた場合は、注意が必要です。
年齢:高齢の犬の場合は、関節疾患の可能性が高まります。
犬種:股関節形成不全や膝蓋骨脱臼などの好発犬種の場合は、注意が必要です。
その他の症状:歩き方の変化や運動量の低下など、他の症状が見られる場合は、早めに獣医さんに相談しましょう。

少しでも気になることがあれば、自己判断せずに獣医さんに相談することをおすすめします。

獣医さんでどんな検査をするの?

獣医さんでは、問診、触診、レントゲン検査などを行い、関節の状態を詳しく調べます。

1. 問診
いつからカエル足やパグ座りをするようになったのか、頻度、他の症状などを詳しく聞かれます。
2. 触診
関節の可動域、痛み、腫れなどを確認します。
3. レントゲン検査
関節の形状、骨の状態などを確認します。必要に応じて、CT検査やMRI検査を行うこともあります。

これらの検査結果をもとに、獣医さんは診断を下し、適切な治療法を提案してくれます。

カエル足・パグ座りの対策と予防

カエル足やパグ座りが病的なものでない場合でも、関節への負担を軽減するために、いくつかの対策を講じることができます。

1. 滑り止め対策
フローリングなどの滑りやすい床には、滑り止めマットやカーペットを敷きましょう。犬用の靴下も効果的です。
2. 体重管理
肥満は関節に大きな負担をかけます。適切な食事と運動で、理想的な体重を維持しましょう。
3. 適度な運動
筋肉を強化し、関節を柔軟に保つために、適度な運動を心がけましょう。散歩や遊びを通して、愛犬とのコミュニケーションも深められます。
4. サプリメント
グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントは、関節の健康をサポートする効果が期待できます。獣医さんに相談して、適切なサプリメントを選びましょう。
5. 生活環境の見直し
犬が過ごしやすい環境を整えることも大切です。段差をなくしたり、柔らかいベッドを用意したりするなど、愛犬に合わせた工夫をしましょう。

これらの対策は、関節への負担を軽減し、愛犬の健康寿命を延ばすことにつながります。

専門家からのアドバイス:早期発見と継続的なケアが大切

獣医A先生(仮名)は、こう語ります。「カエル足やパグ座りは、犬の関節疾患の初期症状である可能性があります。早期発見し、適切な治療を行うことで、症状の進行を遅らせることができます。また、日頃から関節に負担をかけないように、体重管理や運動、生活環境の見直しを行うことが大切です。」

また、動物理学療法士のBさん(仮名)は、「関節疾患の犬にとって、リハビリテーションは非常に有効です。適切な運動療法やマッサージを行うことで、関節の可動域を広げ、痛みを軽減することができます。獣医さんと連携して、愛犬に合ったリハビリテーションプログラムを作成しましょう。」とアドバイスしています。

まとめ:愛犬の健康のために、できることから始めよう

愛犬のカエル足やパグ座りは、必ずしも病気とは限りませんが、関節に異常がある可能性も否定できません。気になる場合は、早めに獣医さんに相談し、適切な検査と診断を受けましょう。

日頃から、関節に負担をかけないように、体重管理や運動、生活環境の見直しを行うことが大切です。愛犬の健康のために、できることから始めてみましょう。

この記事が、愛犬との幸せな生活を送るための一助となれば幸いです。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事