愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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愛犬の「待て」をレベルアップ!姿が見えなくてもできる子にする方法

#犬のしつけ
 

愛犬が賢いのは嬉しいけれど、飼い主さんの姿が見えなくなると「待て」ができなくなってしまう…そんなお悩み、よく聞きます。特に賃貸物件にお住まいの場合、ドアをガリガリされるのは困りますよね。今回は、トイプードルの女の子との生活で直面する可能性のあるこの問題について、解決策を一緒に考えていきましょう。

10ヶ月になるトイプードルの雌を飼っています。トイレも覚えが早く、お座り、待て、伏せ、お手など一通り出来ます。お利口なんですが悩んでる事があります。家の中で常に私の後ろを歩き金魚のフン状態です。トイレなどもついてきます。賃貸でトイレ横に玄関があり、すぐ玄関にいき靴や地面を舐めたりして汚いのでトイレについてこないよう躾を始めました。待てで待たせていますが、人間が見えなくなるとドアをガリガリし待てが出来ません。賃貸なので傷をつけたらダメだし..。人間が見えてればちゃんはヨシと言うまで待てるのですが..。良い方法がありましたらアドバイスお願いします。留守番はちゃんとしてくれています。

分離不安と「待て」の関係

まず考えられるのは、愛犬が軽度の分離不安を抱えている可能性です。飼い主さんの姿が見えなくなると不安になり、それを紛らわせるためにドアをガリガリしてしまうのかもしれません。しかし、留守番はちゃんとできるとのことなので、重度の分離不安ではないでしょう。

この場合、「待て」の練習方法を少し工夫することで、改善が見込めます。

ステップ1:短い時間から「見えない待て」

まずは、愛犬が不安を感じる前に「待て」を成功させる経験を積ませることが大切です。

1. 最初は短い時間から:
愛犬に「待て」をさせ、飼い主さんはほんの数秒だけ姿を隠します。
例えば、ドアの陰に隠れてすぐに顔を出す、などです。
成功したら、褒めてご褒美をあげましょう。
2. 徐々に時間を延ばす:
数秒の「見えない待て」ができるようになったら、少しずつ時間を延ばしていきます。
10秒、30秒、1分…と、愛犬の様子を見ながら慎重に進めてください。
もし途中で待てなくなってしまったら、時間を短く戻して再挑戦しましょう。
3. 距離を延ばす:
時間だけでなく、距離も少しずつ延ばしていきます。
最初は同じ部屋の中で、慣れてきたら隣の部屋へ、というようにステップアップしていきましょう。

ステップ2:気を紛らわせる工夫

愛犬が「待て」をしている間、気を紛らわせる工夫も有効です。

1. おもちゃを活用:
「待て」をさせる前に、お気に入りのおもちゃを与えてみましょう。
おもちゃに夢中になっている間は、飼い主さんの姿が見えなくても比較的落ち着いていられるはずです。
ただし、おもちゃに飽きてしまう可能性もあるので、ローテーションでいくつか用意しておくと良いでしょう。
2. 音楽やテレビ:
愛犬が落ち着けるような音楽やテレビ番組を流しておくのも効果的です。
クラシック音楽や自然の音などは、リラックス効果があると言われています。
ただし、大音量は逆効果になることもあるので、適度な音量に設定しましょう。
3. 安心できる場所:
愛犬が安心できる場所を用意してあげることも大切です。
クレートやベッドなど、愛犬が落ち着ける場所で「待て」をさせると、より効果的です。
その場所に飼い主さんの匂いがついたタオルなどを置いておくと、さらに安心感が増すでしょう。

ステップ3:ドア対策

賃貸物件の場合、ドアを傷つけられるのは絶対に避けたいですよね。そこで、ドアに対する対策も講じましょう。

1. 保護シート:
ドアに保護シートを貼ることで、傷がつくのを防ぐことができます。
透明なシートを選べば、見た目も気になりません。
ただし、シートを剥がす際に塗装が剥がれてしまう可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。
2. 犬用の爪とぎ:
ドアをガリガリする代わりに、犬用の爪とぎを用意するのも一つの手です。
爪とぎを設置する際は、愛犬がドアに近づけないように、少し離れた場所に置くのがポイントです。
爪とぎの素材や形状も色々あるので、愛犬が気に入るものを選んであげましょう。
3. ビターアップル:
犬が嫌がる味のするスプレー「ビターアップル」をドアに吹き付けるのも効果的です。
ただし、効果には個体差があるので、必ずしもすべての犬に有効とは限りません。
また、スプレーの成分によっては、ドアの塗装を傷めてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

成功事例:Aさんの場合

Aさんの愛犬(ミニチュアダックスフンド)も、飼い主さんが見えなくなると「待て」ができず、ドアをガリガリしてしまうという悩みを抱えていました。Aさんは、上記のステップ1~3を実践した結果、徐々に改善が見られました。

特に効果的だったのは、おもちゃを活用する方法でした。Aさんは、愛犬が特に気に入っているぬいぐるみを与え、「待て」をさせている間はそのぬいぐるみに集中させるようにしました。また、ドアには保護シートを貼り、万が一ガリガリしてしまっても傷がつかないように対策しました。

数週間後、Aさんの愛犬は、飼い主さんの姿が見えなくても比較的落ち着いて「待て」ができるようになりました。Aさんは、「根気強く練習することが大切だと実感しました」と話しています。

専門家からのアドバイス:ドッグトレーナーBさんの見解

ドッグトレーナーのBさんは、「犬の『待て』は、単なる服従訓練ではなく、信頼関係を築くための大切なコミュニケーションです」と語ります。

Bさんによると、「待て」を教える際は、犬の気持ちに寄り添い、無理強いしないことが重要だそうです。犬が不安を感じている場合は、無理に「待て」をさせようとせず、まずは安心させてあげることが大切です。

また、Bさんは、「待て」の練習は、日常生活の中で積極的に取り入れることを推奨しています。例えば、散歩に行く前に「待て」をさせたり、食事を与える前に「待て」をさせたりすることで、犬は自然と「待て」を身につけていくことができます。

まとめ:根気と愛情で「見えない待て」をマスターしよう

愛犬に「見えない待て」を教えるのは、簡単なことではありません。しかし、根気強く練習を続けることで、必ずできるようになります。

今回の記事でご紹介した方法を参考に、愛犬との信頼関係を深めながら、「待て」のレベルアップを目指してください。そして、愛犬との快適な賃貸ライフを実現しましょう。

この記事のポイント
分離不安の可能性を考慮し、「待て」の練習方法を工夫する
短い時間から徐々に時間を延ばし、成功体験を積ませる
おもちゃや音楽などを活用し、気を紛らわせる
ドアに保護シートを貼るなど、物理的な対策も講じる
専門家のアドバイスを参考に、犬の気持ちに寄り添う

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