愛犬との距離を縮めたい！ 唸りや攻撃性への対処法

愛犬との触れ合いを望んでいらっしゃるんですね。 2歳10ヶ月のコーギーちゃん、ゲージの中で生活し、凶暴な面を見せているとのこと。去勢手術や訓練所でのトレーニングにも通われたとのこと、本当にご苦労されていると思います。 愛犬の行動に悩まれている飼い主様は、決して一人ではありません。 多くの飼い主さんが、同様の悩みを抱え、解決に向けて努力されています。この記事では、愛犬との良好な関係を築くための具体的な方法をご紹介していきます。

愛犬の行動の背景を探る

まず、愛犬の唸りや攻撃性の原因を探ることが大切です。 訓練所でのトレーニングで基本的なコマンドはマスターしているものの、特定の人（飼い主さん）に対してのみ攻撃性が出ているとのこと。これは、愛犬が飼い主さんに対して、恐怖や不安、ストレスを感じている可能性が高いことを示唆しています。 ゲージでの生活、触れ合いの少なさ、そして、飼い主さんからの「リードを激しく振り回す」という対応が、愛犬にとってネガティブな経験として積み重なっているのかもしれません。

訓練士さんとの良好な関係性と、飼い主さんとの関係性の違いは、非常に重要なヒントです。 訓練士さんは、愛犬にとって安心できる存在であり、信頼関係が築けていると言えるでしょう。 一方、飼い主さんとの関係性は、まだ信頼関係が十分に構築されていない可能性があります。 愛犬は、飼い主さんの行動を「脅威」と捉えているのかもしれません。

信頼関係構築のための具体的なステップ

愛犬との信頼関係を構築するためには、時間と忍耐が必要です。 急がずに、少しずつ距離を縮めていくことが重要です。 以下に、具体的なステップをご紹介しましょう。

• 距離を置くことから始める：最初は、愛犬に近づきすぎず、落ち着いた様子で話しかけたり、優しく名前を呼んだりするところから始めましょう。 愛犬がリラックスしている様子を見極め、少しずつ距離を縮めていきます。
• ポジティブな強化：愛犬が落ち着いていたり、良い行動をとったりした際には、すぐに褒めてあげましょう。「良い子だね！」と優しく声をかけてあげたり、おやつをあげたりするのも効果的です。 罰を与えるよりも、褒めることで、愛犬は良い行動を繰り返すようになります。
• ボディランゲージに注意：愛犬に近づく際には、ゆっくりとした動きで、威嚇するような姿勢は避けましょう。 目線を合わせすぎず、少し斜めから近づくと、愛犬は安心しやすくなります。
• 安全な空間の確保：愛犬が安全だと感じられる場所（例えば、犬小屋の中や、落ち着けるベッドなど）を用意してあげましょう。 この場所は、愛犬が自由にリラックスできる空間として確保することが大切です。
• 専門家のサポート：訓練士さんとの定期的なトレーニングは継続することが大切です。 さらに、必要であれば、動物行動学の専門家にご相談してみるのも良いでしょう。 専門家のアドバイスを受けることで、より効果的なトレーニング方法を学ぶことができます。
• 触れ合いの時間を作る：毎日少しずつ、愛犬に触れる時間を増やしてみましょう。 最初は、愛犬が嫌がらない程度に、軽く撫でる程度から始めます。 愛犬がリラックスしている時に、優しく頭を撫でてあげたり、お腹を優しくマッサージしてあげたりするのも良いでしょう。 ただし、無理強いは絶対に避けましょう。

ゲージ生活の見直し

ゲージでの生活も、愛犬のストレスになっている可能性があります。 可能であれば、ゲージから出して、自由に動き回れる空間を与えてあげましょう。 ただし、いきなり広い空間を与えると、愛犬が混乱してしまう可能性もあるため、徐々に広い空間を与えていくことが大切です。 室内での生活にする場合、犬が安全に過ごせるように、危険な場所には近づけないように工夫する必要があります。

散歩の工夫

散歩は、愛犬の運動不足解消だけでなく、社会化やストレス軽減にも役立ちます。 散歩中は、愛犬がリラックスできるペースで歩き、他の犬や人との適切な距離を保ちましょう。 無理強いせず、愛犬のペースに合わせて散歩をすることが重要です。

継続と忍耐が鍵

愛犬との信頼関係構築には、時間と忍耐が必要です。 すぐに効果が出なくても、諦めずに、毎日少しずつ努力を続けることが大切です。 愛犬の行動に変化が見られるまでには、数ヶ月、場合によっては数年かかることもあります。 しかし、諦めずに努力を続けることで、必ず愛犬との絆を深めることができます。

愛犬の行動に悩んでいる飼い主さんはたくさんいます。 あなたは一人ではありません。 専門家や他の飼い主さんと相談しながら、愛犬との幸せな生活を築いていきましょう。 焦らず、ゆっくりと、愛犬との信頼関係を築いていってください。