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愛犬との海外赴任:後悔しないための決断と準備

#犬との暮らし
 

カリフォルニアへの3年間の赴任、おめでとうございます!愛犬との生活を大切にされているあなたにとって、一緒に赴任するか、実家に預けるかという決断は、本当に悩ましい問題ですよね。この記事では、超小型犬(10歳)との海外赴任を検討する際に考慮すべき点、具体的な準備、そして万が一の事態への備えについて、詳しく解説します。

結論として、愛犬との海外赴任は決して不可能ではありません。しかし、犬の年齢や健康状態、現地の住環境、検疫の条件など、クリアすべき課題は多く存在します。この記事を参考に、愛犬にとって最良の選択肢を見つけてください。

カリフォルニアに赴任することになり、愛犬(超小型犬.10才)をできれば連れていきたいと思っています。滞在予定は3年間です。もう10才なので飛行機に耐えられるか(特に帰国時13才)とか、検疫のこと、賃貸住宅でペット可物件が少ないことなどを考えると実家に預かってもらおうかと悩んでいます。(実家には慣れています。)同じようにペットを飼われている方はどのような選択をされたかアドバイスなどいただければ幸いです。また、連れて行ったとして、万が一あちらで亡くなったとき、火葬だけしてもらって遺骨は持ち帰りたいのですが、日本のように個別火葬などしてくれる施設はあるのでしょうか。ご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい。よろしくお願いします。

1. 愛犬の健康状態と渡航の可否

まず最初に確認すべきは、愛犬の健康状態です。10歳という年齢を考えると、渡航前に獣医さんに診てもらい、フライトに耐えられるかどうか、持病はないかなどを確認することが重要です。
獣医さんとの相談:
一般身体検査、血液検査、心臓検査など、必要な検査を受けましょう。
渡航に必要な予防接種や狂犬病抗体価検査についても確認しましょう。
愛犬の健康状態を詳しく説明し、渡航に関するリスクや注意点についてアドバイスをもらいましょう。
高齢犬への配慮:
フライト中のストレスを軽減するために、獣医さんに相談して鎮静剤の使用を検討しましょう。
クレート(輸送用ケージ)に慣れさせて、安心できる空間を作りましょう。
こまめな水分補給を心がけ、脱水症状を防ぎましょう。

もし獣医さんが渡航に不安を示すようであれば、愛犬の健康を第一に考え、実家に預けるという選択肢も検討しましょう。

2. カリフォルニアのペット事情と住環境

カリフォルニアは、比較的ペットに寛容な州として知られています。しかし、賃貸物件となると、ペット可の物件は限られており、家賃も高めに設定されていることが多いのが現状です。
ペット可物件の探し方:
現地の不動産エージェントに依頼するのが最も効率的な方法です。
ペット可物件専門の検索サイトやアプリを活用しましょう。
「pet-friendly apartments in California」などのキーワードで検索してみましょう。
住環境のチェックポイント:
近くに公園やドッグランがあるか。
動物病院やペットショップが近くにあるか。
騒音や交通量など、愛犬にとってストレスの少ない環境か。
集合住宅での注意点:
ペットに関する規約(種類、大きさ、頭数制限など)を事前に確認しましょう。
近隣住民への配慮を忘れずに、無駄吠えや騒音対策を徹底しましょう。
共用スペース(エレベーター、廊下など)でのマナーを守りましょう。

渡航前に、希望するエリアのペット可物件の情報を集め、実際に内見することをおすすめします。

3. 検疫と渡航手続き

日本からカリフォルニアへ犬を連れて行く場合、狂犬病予防接種とマイクロチップ装着が必須となります。また、カリフォルニア州によっては、追加の予防接種や検査が必要となる場合があります。
必要な書類:
狂犬病予防接種証明書
マイクロチップ装着証明書
獣医発行の健康診断書
航空会社のペット輸送に関する書類
検疫の流れ:
出発前に動物検疫所に届け出を行い、必要な書類を入手しましょう。
到着後、空港の動物検疫所で書類の確認と犬の検査を受けます。
問題がなければ、そのまま入国できます。
注意点:
書類に不備があると、入国できない場合がありますので、事前にしっかりと確認しましょう。
狂犬病予防接種は、渡航の30日前から1年以内に行う必要があります。
航空会社によって、ペットの輸送に関するルールが異なりますので、事前に確認しましょう。

厚生労働省の動物検疫所のウェブサイトで最新の情報を確認し、余裕を持って準備を進めましょう。

4. 万が一の事態への備え

海外で愛犬が亡くなってしまった場合、言葉も文化も違う場所で手続きを行うのは、精神的にも大きな負担となります。事前に現地の火葬事情や手続きについて調べておくことで、万が一の事態にも冷静に対応できます。
現地の火葬事情:
カリフォルニアには、日本と同様にペットの火葬施設があります。
個別火葬、合同火葬、立会い火葬など、様々なプランがあります。
火葬費用は、犬の大きさやプランによって異なります。
遺骨の持ち帰り:
火葬後、遺骨を持ち帰ることは可能です。
航空会社によっては、遺骨の輸送に関するルールが異なりますので、事前に確認しましょう。
日本への持ち込みには、特別な手続きは必要ありません。
情報収集の方法:
現地の動物病院やペット関連業者に問い合わせてみましょう。
インターネットで「pet cremation California」などのキーワードで検索してみましょう。
在ロサンゼルス日本国総領事館などの在外公館に相談してみるのも良いでしょう。

5. 経験者の声:海外赴任と愛犬

実際に愛犬と海外赴任を経験された方々の声を聞くことは、決断の大きな助けとなります。
Aさんのケース:
小型犬とヨーロッパへ3年間赴任。
「事前の準備は大変だったけど、愛犬と一緒に過ごせて本当に良かった。現地の公園で散歩したり、一緒に旅行したり、かけがえのない思い出ができた。」
Bさんのケース:
中型犬とアメリカへ5年間赴任。
「ペット可の物件探しに苦労したけど、最終的には庭付きの一軒家を見つけることができた。犬も広い庭で自由に走り回ることができて、とても幸せそうだった。」
Cさんのケース:
高齢犬を連れての赴任を断念。
「愛犬の健康状態を考慮し、獣医さんと相談した結果、実家に預けることにした。寂しいけど、愛犬にとって一番良い選択だったと思う。」

これらの経験談から、海外赴任には様々な選択肢があり、それぞれの状況に合わせて最適な決断をすることが重要だとわかります。

6. 愛犬との別れという選択肢

愛犬との海外赴任は、素晴らしい経験となる可能性がありますが、決して簡単な道のりではありません。愛犬の健康状態、現地の住環境、検疫の手続きなど、様々なハードルをクリアする必要があります。もし、これらのハードルを乗り越えることが難しいと感じる場合は、愛犬との別れという選択肢も検討する必要があります。
実家への預かり:
愛犬が慣れ親しんだ環境で、安心して過ごせるというメリットがあります。
家族に協力してもらい、愛情を持って世話をしてもらいましょう。
定期的に連絡を取り合い、愛犬の様子を確認しましょう。
里親探し:
もし実家で預かることが難しい場合は、里親を探すという選択肢もあります。
信頼できる里親を見つけるために、慎重に検討しましょう。
里親希望者との面談を行い、愛犬との相性を確認しましょう。

愛犬との別れは、辛い決断ですが、愛犬にとって最良の選択肢となる場合もあります。

まとめ:愛犬との未来のために

愛犬との海外赴任は、綿密な計画と準備が必要です。愛犬の健康状態を最優先に考え、現地の住環境や検疫の手続きなどをしっかりと確認しましょう。もし、これらのハードルを乗り越えることが難しいと感じる場合は、愛犬との別れという選択肢も検討する必要があります。

どんな決断をするにしても、愛犬への愛情を忘れずに、愛犬にとって最良の選択をしてください。あなたの決断が、愛犬との幸せな未来につながることを願っています。

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