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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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愛犬との暮らしを守りたい。生活困窮時の生活保護、受給の可能性と住まい探しのヒント

#生活保護
 
鬱、更年期障害で仕事が出来ません。犬がいるのですがどうしても手放せません。老犬や持病持ちで兄が身体障害者です。仕事はしているのですが…その場合自分は生活保護を受けれる可能性は低いですか?宜しくお願いします。審査とかあるんですか?時間かかりますか?住んでいる所を追い出されそうですので何か方法はありませんか?兄と同居も考えましたが…多数飼育が難しい所ばかりです。切実にお願いします。

生活保護の受給は、様々な状況を総合的に判断して決定されます。ご質問者様の状況は、鬱や更年期障害による就労困難、愛犬の存在、ご兄弟の状況など、複雑な要素が絡み合っているため、一概に受給の可否を判断することはできません。

しかし、諦める前に、まずは生活保護の申請を検討してみることをお勧めします。申請には審査があり、時間もかかることが予想されますが、専門機関に相談することで、具体的なアドバイスやサポートを受けることができます。

この記事では、生活保護の受給要件や申請の流れ、愛犬との暮らしを守るための住まい探しのヒントなどについて、詳しく解説していきます。

生活保護受給の可能性を探る

生活保護は、憲法第25条に規定されている「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための制度です。生活に困窮している方が、国から経済的な援助や生活に関する支援を受けることができます。

生活保護の受給要件

生活保護を受けるためには、以下の要件を満たす必要があります。

1. 収入が最低生活費を下回っていること
最低生活費は、お住まいの地域や世帯構成、年齢などによって異なります。
2. 資産を活用しても生活が維持できないこと
預貯金、不動産、自動車など、売却や活用できる資産がある場合は、原則として生活費に充当する必要があります。
3. 働くことができない、または働くことが難しい状況にあること
病気や怪我、高齢、障害などにより、働くことができない場合は、受給の対象となる可能性があります。
4. 親族からの援助が期待できないこと
親族に経済的な余裕がある場合は、援助を受けることが優先されます。

ご質問者様の場合、鬱や更年期障害により就労が困難な状況であること、老犬や持病持ちの犬を飼育していること、ご兄弟が身体障害者であることなどが、受給の判断に影響を与える可能性があります。

生活保護の申請方法

生活保護の申請は、お住まいの地域の福祉事務所で行います。申請の際には、以下の書類が必要となる場合があります。
申請書
収入や資産に関する書類(預金通帳、給与明細、不動産登記簿謄本など)
健康状態に関する書類(診断書など)
その他、福祉事務所が必要とする書類

申請後、福祉事務所の担当者がご自宅を訪問し、生活状況や収入、資産などについて調査を行います。審査には時間がかかる場合がありますが、生活に困窮している場合は、早めに申請することをお勧めします。

愛犬との暮らしを守るための住まい探し

生活保護を受給する場合、住まいの確保が重要な課題となります。特に、犬を飼育している場合は、入居できる物件が限られてしまうことがあります。

犬と暮らせる賃貸物件の探し方

1. ペット可物件に特化した不動産サイトを利用する
多くの不動産サイトでは、ペット可の物件を検索することができます。
「ペット可」「犬可」などのキーワードで検索してみましょう。
2. 地域の不動産業者に相談する
地域の不動産業者は、地域の物件情報に精通しています。
犬を飼育していること、生活保護を受給していることを伝え、相談してみましょう。
3. UR賃貸住宅を検討する
UR賃貸住宅は、礼金・仲介手数料・更新料が不要なため、初期費用を抑えることができます。
一部のUR賃貸住宅では、ペットとの同居が可能です。
4. 公営住宅を検討する
公営住宅は、家賃が低く抑えられているため、経済的な負担を軽減することができます。
一部の公営住宅では、ペットとの同居が可能です。

犬との暮らしを考慮した物件選びのポイント

周辺環境
散歩コースやドッグランなど、犬が快適に過ごせる環境があるか確認しましょう。
動物病院やペットショップなど、必要な施設が近くにあると便利です。
物件の設備
ペット用の足洗い場やリードフックなど、犬のための設備があると便利です。
滑りにくい床材や消臭機能付きの壁材など、犬との暮らしを考慮した内装の物件もあります。
広さ
犬種や頭数に合わせて、十分な広さがあるか確認しましょう。
犬が自由に動き回れるスペースがあると、ストレス軽減につながります。
防音性
犬の鳴き声が近隣住民に迷惑をかけないよう、防音性の高い物件を選びましょう。
二重窓や防音ドアなど、防音対策が施されている物件もあります。

生活保護受給者向けの支援制度

生活保護を受給している方は、住まいに関する様々な支援制度を利用することができます。
住宅扶助
家賃の一部または全額が支給されます。
支給額は、お住まいの地域や世帯構成によって異なります。
住宅手当
家賃の一部が支給されます。
支給要件や支給額は、自治体によって異なります。
生活福祉資金貸付制度
一時的に生活費が不足した場合に、無利子または低金利で資金を借りることができます。
住宅の改修費用や引っ越し費用などにも利用できます。

これらの支援制度を活用することで、愛犬との暮らしを守りながら、安心して生活を送ることができます。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさんは、長年連れ添った愛犬のB(13歳)と賃貸アパートで暮らしていました。しかし、Aさんが病気で倒れ、入院することになり、収入が途絶えてしまいました。退院後も、体調が優れず、以前のように働くことができません。

途方に暮れていたAさんは、区役所の福祉課に相談しました。福祉課の担当者は、Aさんの状況を丁寧に聞き取り、生活保護の申請を勧めました。Aさんは、生活保護の申請を行い、審査の結果、受給が決定しました。

しかし、Aさんが住んでいたアパートはペット不可の物件だったため、退去しなければなりませんでした。Aさんは、愛犬のBを手放すことを考えましたが、どうしても諦めることができませんでした。

そこで、Aさんは、犬と暮らせる賃貸物件を探すことにしました。インターネットで検索したり、地域の不動産業者に相談したりしましたが、なかなか条件に合う物件が見つかりませんでした。

そんな時、Aさんは、生活保護受給者向けの住宅支援制度があることを知りました。この制度を利用して、家賃の一部を補助してもらい、犬と暮らせるUR賃貸住宅に引っ越すことができました。

新しい住まいは、近くに公園があり、Bとの散歩を楽しむことができました。Aさんは、生活保護を受けながらも、愛犬のBとの穏やかな生活を送っています。

専門家からのアドバイス

NPO法人「S」代表のC氏は、生活困窮者の支援に長年携わっています。C氏は、次のようにアドバイスします。

「生活保護は、最後のセーフティネットです。生活に困窮している場合は、遠慮なく申請してください。また、犬を飼育している場合は、ペット可物件を探すだけでなく、地域の動物愛護団体やボランティア団体に相談することも有効です。一時的に犬を預かってもらったり、飼育に関するアドバイスをもらったりすることができます。」

まとめ

鬱や更年期障害で仕事ができず、愛犬との暮らしを守りたいというご質問者様の状況は、決して珍しいものではありません。生活保護の受給は、様々な条件を考慮して判断されますが、諦めずに申請してみることが大切です。

また、愛犬との暮らしを守るためには、ペット可物件を探すだけでなく、地域の支援制度や専門機関を活用することも有効です。困難な状況ではありますが、希望を捨てずに、一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう。

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