愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

愛犬との引越し、オーナー都合の契約終了…どうすれば損をせずに済む?

#引越し
 
現在住んでいる分譲賃貸マンションのオーナーが戻ってくることになり、5月末に契約が終了することになりました。転居費用を捻出するのが難しい状況で、不動産屋さんには相談しているものの、自分でも物件を探しています。小型犬を1匹飼育しており、犬と暮らせる物件を見つけるのも簡単ではありません。

今回は、分譲賃貸のオーナー都合による契約終了という状況で、愛犬との引越しを控えたあなたからの切実なご相談です。お金がない、引越し先が見つからない、原状回復費用が心配…そんな不安を一つずつ解消していきましょう。

結論から言うと、今回のケースは、オーナー側の都合による契約解除ですので、あなたは正当な権利を主張できます。焦らず、冷静に、そして賢く交渉を進めることで、金銭的な負担を最小限に抑え、愛犬との新生活をスムーズにスタートさせることが可能です。

ケーススタディ:愛犬家Aさんの奮闘記

今回の相談者さんとよく似た状況に陥ったAさんの事例をご紹介しましょう。Aさんも小型犬と分譲賃貸に住んでいましたが、突然、オーナーから契約更新をしないと告げられました。途方に暮れたAさんでしたが、以下のステップで問題を解決しました。

1. 不動産会社との連携:まずは、現在の不動産会社に事情を説明し、交渉の代理を依頼しました。
2. 弁護士への相談:念のため、弁護士に相談し、法的なアドバイスを受けました。
3. 引越し費用の交渉:オーナーに対し、引越し費用、敷金・礼金、仲介手数料などの負担を交渉しました。
4. 新居探し:愛犬と快適に暮らせる物件を根気強く探しました。
5. 原状回復費用の確認:退去時に、不当な原状回復費用を請求されないよう、入居時の状況を記録した写真や動画を提出しました。

Aさんは、最終的に、オーナーから引越し費用の大部分を負担してもらい、愛犬と新しい住まいに引っ越すことができました。

Q&A形式で徹底解説!

ここからは、相談者さんの疑問にQ&A形式で具体的にお答えしていきます。

①気に入った物件(別の不動産会社の扱い)が見つかった場合、今の不動産屋さんに事情を話したらオーナーに交渉してもらえるのでしょうか?自社の物件ではない場合、交渉を渋られることはありますか?

A. 交渉してもらえる可能性は十分にあります。

まず、大前提として、不動産会社は「顧客の利益を最大化する」という使命を負っています。今回のケースでは、あなたがスムーズに退去し、新たな住居を見つけることが、結果的にオーナーの利益にもつながると考えられます。

しかし、別の不動産会社が扱っている物件であるため、交渉に消極的な姿勢を見せる可能性も否定できません。そこで、以下の点を意識して、不動産会社に交渉を依頼してみましょう。
正直に事情を説明する:現在の状況、経済的な事情、そして何よりも愛犬との生活を大切にしたいという気持ちを、丁寧に伝えましょう。
不動産会社のメリットを強調する:あなたが新しい物件に入居することで、不動産会社にも仲介手数料が発生します。その点を明確に伝え、「Win-Winの関係」を築けることをアピールしましょう。
具体的な交渉内容を提案する:例えば、「敷金・礼金の一部をオーナーに負担してもらう」「引越し費用を〇〇円まで負担してもらう」など、具体的な金額を提示することで、交渉がスムーズに進む可能性があります。

もし、現在の不動産会社が交渉に消極的な場合は、他の不動産会社に相談することも検討しましょう。複数の不動産会社に相談することで、より有利な条件を引き出せる可能性が高まります。

②お金に全く余裕がないため、敷金・礼金・引越し費用を全てオーナーに負担してもらえないと引越しできません。オーナーがそこまで出せない場合、引越しを拒否することは可能でしょうか?

A. 引越しを拒否することは可能ですが、慎重な判断が必要です。

今回の契約解除は、オーナー側の都合によるものです。そのため、あなたは「立退料」を請求する権利があります。立退料とは、オーナーが契約を解除する際に、借主に支払うお金のことです。

立退料の相場は、一般的に、家賃の数ヶ月分程度と言われています。しかし、今回のケースでは、あなたが経済的に困窮していること、そして愛犬との引越しという特殊な事情があることを考慮すると、相場以上の立退料を請求できる可能性があります。

ただし、立退料の金額は、オーナーとの交渉によって決まります。オーナーがあなたの要求を全て受け入れるとは限りません。もし、オーナーが十分な立退料を支払わない場合、あなたは引越しを拒否することができます。

しかし、引越しを拒否した場合、法的な紛争に発展する可能性があります。裁判になった場合、時間も費用もかかります。そのため、引越しを拒否する前に、弁護士に相談し、法的なアドバイスを受けることをおすすめします。

また、引越しを拒否する以外にも、以下のような選択肢があります。
引越し時期の延期:オーナーと交渉し、引越し時期を延期してもらうことで、引越し費用を貯める時間を得ることができます。
分割払い:引越し費用をオーナーに分割で支払ってもらうことを交渉してみましょう。
公的な支援制度の活用:自治体によっては、引越し費用を補助する制度があります。お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

③契約終了時期が5月末と言われている場合、今から動き出すのは早すぎますか?不利になることや、もっと良い方法があれば教えてください。

A. 早すぎるということはありません。むしろ、今すぐ行動を開始すべきです。

なぜなら、愛犬と暮らせる物件は数が限られているからです。希望の条件に合う物件を見つけるには、時間がかかることを覚悟しておきましょう。

また、早めに動き出すことで、オーナーとの交渉を有利に進めることができます。例えば、
複数の物件を比較検討する:複数の物件を比較検討することで、オーナーに対し、「他に選択肢がある」ということをアピールできます。
引越し費用の見積もりを取る:複数の引越し業者から見積もりを取ることで、引越し費用の相場を把握し、オーナーとの交渉材料にすることができます。
弁護士に相談する:早めに弁護士に相談することで、法的なアドバイスを受け、交渉戦略を立てることができます。

ただし、焦って契約を結ぶのは禁物です。契約内容をしっかりと確認し、不明な点があれば、必ず不動産会社に質問しましょう。特に、ペットに関する条項は、細かくチェックする必要があります。

④分譲賃貸は退去時に揉めることが多いと聞きました。入居時から室内に傷みがあった箇所もありますが、写真などを残していません。原状回復費用を必要以上に請求される可能性はありますか?

A. 必要以上に請求される可能性は否定できません。

分譲賃貸は、オーナーによって管理状況が異なるため、退去時にトラブルが発生しやすい傾向があります。特に、入居時から傷みがあった箇所については、あなたが修繕費用を負担する必要はありません

しかし、証拠がない場合、それを証明するのは困難です。そこで、以下の対策を講じましょう。
今からでも写真を撮る:今からでも、室内の傷みを写真に撮っておきましょう。日付を入れて撮影することで、証拠としての信憑性が高まります。
不動産会社に連絡する:入居時から傷みがあった箇所について、不動産会社に連絡し、記録を残してもらいましょう。
退去時の立ち会い:退去時には、必ず立ち会いを求め、室内の状況を一緒に確認しましょう。傷みの原因が、あなたの故意または過失によるものではないことを、明確に伝えましょう。

もし、原状回復費用を必要以上に請求された場合は、消費者センター弁護士に相談しましょう。

まとめ:愛犬との新生活に向けて、賢く行動しよう!

今回のケースは、オーナー都合による契約解除であり、あなたは正当な権利を主張できます。焦らず、冷静に、そして賢く交渉を進めることで、金銭的な負担を最小限に抑え、愛犬との新生活をスムーズにスタートさせることが可能です。

今回の記事が、あなたと愛犬の未来に少しでもお役に立てれば幸いです。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事