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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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愛犬が壁を破壊!賃貸マンション、内緒でDIY補修はアリ? プロが教える現状回復の知識と対策

#犬のいたずら
 
賃貸のマンションの壁を犬が下地の石膏ボードまで(土台が見えるほど)掘ってしまいました。当然、壁紙もボロボロです。いずれ現状回復金を取られるでしょうが、これ以上ヒドくしたくありません。大家に内緒で直したいのですが、どうすればいいでしょうか?

愛犬が壁をガリガリ…! 飼い主さんにとっては、本当に頭の痛い問題ですよね。しかも、賃貸となると、退去時の現状回復費用が気になるところ。今回は、そんなお悩みを抱えるあなたに、内緒でDIY補修をする前に知っておくべき知識と、愛犬との快適な賃貸暮らしを送るための対策を、プロの視点から徹底解説します。

結論から言うと、大家さんに無断で壁を補修するのは、後々トラブルになる可能性があるのでおすすめできません。しかし、状況によっては、DIY補修が有効な場合もあります。この記事では、以下の内容を詳しく解説していきます。
なぜ無断補修がNGなのか?
現状回復義務の範囲とは?
DIY補修のメリット・デメリット
プロに依頼する場合の費用相場
愛犬のいたずら対策:原因と具体的な対策
犬と快適に暮らせる賃貸物件の選び方

愛犬との暮らしを楽しみながら、賢く現状回復を進めるためのヒントが満載です。ぜひ最後まで読んで、参考にしてくださいね。

なぜ無断補修がNGなのか? 知っておくべき賃貸契約の基本

賃貸契約を結ぶ際、必ず目を通すのが「原状回復義務」に関する条項です。これは、退去時に部屋を入居時の状態に戻す義務のこと。しかし、「入居時の状態」とは、必ずしも「新品の状態」を意味するわけではありません

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、経年劣化や通常の使用による損耗は、家賃に含まれるものと考えられています。つまり、日焼けによる壁紙の変色や、家具の設置による床のへこみなどは、原状回復義務の対象外となることが多いのです。

しかし、犬の引っ掻き傷や、今回のように壁に穴を開けてしまうなどの行為は、通常の使用による損耗とは見なされません。このような場合は、原状回復費用を負担する必要が出てきます。

ここで重要なのが、勝手に補修してしまうと、かえって事態を悪化させてしまう可能性があるということです。なぜなら、素人がDIYで補修した場合、仕上がりが悪く、かえって大家さんや管理会社に不信感を与えてしまうことがあるからです。

また、補修方法によっては、さらに大きな損害賠償を請求される可能性もあります。例えば、壁の材質と異なる塗料を使ってしまったり、不適切な接着剤を使ってしまったりすると、後々剥がれてきたり、変色してしまったりすることがあります。

最悪の場合、「契約違反」として、違約金を請求されたり、強制退去させられたりする可能性もゼロではありません

現状回復義務の範囲とは? どこまで負担する必要がある?

では、具体的にどこまでが原状回復義務の範囲となるのでしょうか?

一般的に、以下のようなケースは、借主の負担となることが多いです。
犬や猫などのペットによる傷や臭い
タバコのヤニによる汚れや臭い
故意または過失による破損
釘やネジ穴(許可なく設置した場合)

一方で、以下のようなケースは、貸主の負担となることが多いです。
経年劣化による壁紙の変色
家具の設置による床のへこみ
設備の故障(自然故障の場合)

ただし、これらの区分はあくまで一般的なものであり、契約内容によって異なる場合があります。必ず契約書をよく確認し、不明な点があれば、大家さんや管理会社に確認するようにしましょう。

今回のケースでは、愛犬が壁に穴を開けてしまっているため、残念ながら原状回復費用を負担する必要がある可能性が高いです。

DIY補修のメリット・デメリットを徹底比較!

どうしても内緒で補修したい…という気持ちも分かります。そこで、DIY補修のメリットとデメリットを比較してみましょう。

DIY補修のメリット
費用を抑えられる可能性がある
自分のペースで作業できる
業者に依頼する手間が省ける

DIY補修のデメリット
仕上がりが профессиональныйレベルにならない可能性がある
時間と手間がかかる
失敗した場合、かえって費用がかさむ可能性がある
大家さんや管理会社とのトラブルの原因になる可能性がある

DIYが得意で、自信がある場合は、DIY補修も選択肢の一つです。しかし、仕上がりに自信がない場合は、無理にDIYせず、プロに依頼することをおすすめします

プロに依頼する場合の費用相場は? 業者選びのポイント

プロに壁の補修を依頼する場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか?

壁の補修費用は、壁の材質、穴の大きさ、補修範囲などによって大きく異なります。一般的には、数千円から数万円程度が相場となります。

業者を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
複数の業者に見積もりを依頼する
実績や評判を確認する
保証制度があるか確認する
丁寧な説明をしてくれるか確認する

最近では、ペット対応の賃貸物件専門の業者も増えてきています。このような業者であれば、ペットの特性を理解した上で、適切な補修方法を提案してくれるでしょう。

愛犬のいたずら対策:原因と具体的な対策

そもそも、なぜ愛犬は壁を掘ってしまうのでしょうか?

犬が壁を掘る原因は、様々です。
退屈やストレス
分離不安
歯の生え変わり
過去の経験(穴掘り遊びなど)
栄養不足

原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。

具体的な対策としては、以下のようなものが挙げられます。
十分な運動と遊びを提供する
留守番時間を短くする
おもちゃや知育玩具を与える
犬用の噛むおもちゃを与える
壁に保護シートを貼る
犬が嫌がる臭いのスプレーをかける
専門家(獣医やドッグトレーナー)に相談する

特に、十分な運動と遊びは、犬のストレス解消に効果的です。毎日散歩に行ったり、ドッグランで遊ばせたりするなど、積極的に体を動かす機会を作りましょう。

また、犬用の噛むおもちゃは、犬の欲求を満たすだけでなく、歯の健康維持にも役立ちます。様々な種類のおもちゃを試して、愛犬のお気に入りを見つけてあげましょう。

犬と快適に暮らせる賃貸物件の選び方

今回のケースのように、壁の補修が必要になる事態を防ぐためには、犬と快適に暮らせる賃貸物件を選ぶことが重要です。

物件を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
ペット可物件であることはもちろん、犬種や頭数制限を確認する
防音性の高い物件を選ぶ
床材が滑りにくい素材であるか確認する
近くに公園やドッグランがあるか確認する
ペット共生型賃貸物件を検討する

最近では、ペット共生型賃貸物件と呼ばれる、犬との暮らしに特化した物件も増えてきています。このような物件には、以下のような設備やサービスが備わっていることがあります。
ペット専用の足洗い場
ドッグラン
トリミングルーム
ペットシッターサービス

これらの設備やサービスを利用することで、愛犬との暮らしをより快適に、そして安心して送ることができます。

まとめ:愛犬との暮らしを諦めない!賢く現状回復を進めよう

愛犬が壁を掘ってしまった場合、まずは大家さんや管理会社に相談することが大切です。無断でDIY補修をするのは避け、プロの意見を聞きながら、適切な対応を検討しましょう。

また、今回のことを教訓に、愛犬のいたずら対策を徹底し、犬と快適に暮らせる賃貸物件を選ぶようにしましょう。

愛犬との暮らしは、かけがえのないものです。今回のトラブルを乗り越え、愛犬との絆をさらに深めてくださいね。

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