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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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心臓病のチワワ、薬をやめたらどれくらい生きられる? 家族の葛藤と犬の未来

#犬の健康
 
祖母の飼っている犬(チワワ)についてです。犬は、半年前に心臓肥大と診断され、アピナックと利尿剤で症状の進行を遅らせています。犬は10年前に闘病中だった祖父の散歩意欲を高めるためにと飼いました。祖父は8年前に亡くなり、祖母が一人で犬の世話をしていました。最近、祖母が脳梗塞で倒れました。高血圧、高血糖の祖母は症状が悪化するばかりで、リハビリが上手く行っても一人暮らしには戻れず、施設に入ることになりそうです。現状、犬は祖母の家に一匹で過ごしています。薬やエサは近所に住む親戚があげてくれています。しかし、それをずっと続けてもらうことが難しく、犬を誰が引き取るのかという話になりました。私の家か、従兄弟の家、他の親戚の家と選択肢はあるのですが、様々に理由がありどこも意気揚々と引き取れる状態ではありません。ただ、祖母の家は綺麗と言える状態ではなく、そこにずっと犬を置いておくのもどうかと思い私の方で引き取ることにしました。私は学生なので、自由に使えるお金が無く両親に頼るしかないのですが、父は犬を引き取っても治療は続けないと言っています。私もそれを承知した上で引き取ろうと決めました。しかし、従兄弟がはっきりとは言いませんが治療を止めることに反対しています。従兄弟の家は、母親だけでそんな母親が夜勤、日勤と働き従兄弟の学費と自分の生活費を貯めています。なので、祖母の治療費も私の父が払っています。今までの犬の通院費、エサ代諸々私の父が払っていました。犬を飼ったのも父でした。なので、私の父(私の方)で引き取る方が良いのかなと考えた上で決定しました。そこで質問なのですが、アピナックと利尿剤を飲むのをやめると犬はどのくらいもちますか?

はじめに:心臓病の犬と向き合うということ

ご質問ありがとうございます。お祖母様のチワワちゃんのことで、大変ご心配な状況ですね。心臓病を抱える犬のケアは、飼い主さんにとって大きな負担となることがあります。特に、今回のようにご家族の状況が複雑に絡み合っている場合は、精神的な負担も大きいことと思います。

結論から申し上げますと、アピナック(ACE阻害薬)と利尿剤の投与を中止した場合、チワワちゃんの余命を正確に予測することは非常に困難です。しかし、いくつかの要素を考慮することで、ある程度の見通しを立てることは可能です。

この記事では、心臓病のチワワちゃんの状態、薬の効果、そして治療を中止した場合に起こりうる変化について詳しく解説します。また、ご家族で話し合うべき大切なこと、そしてチワワちゃんにとって最善の選択肢を見つけるためのヒントをお伝えします。

ケーススタディ:心臓病の犬との向き合い方

今回のケースは、まさに「犬との生活における倫理的なジレンマ」を抱えていると言えるでしょう。経済的な問題、家族の感情、そして何よりも犬自身のQOL(生活の質)を考慮しなければなりません。

登場人物

相談者さん:お祖母様のチワワを引き取ることを決意した学生さん。経済的な負担を心配しつつも、犬への愛情と責任感を持っている。
お父様:犬の治療費を負担しているが、経済的な理由から治療の継続には反対。現実的な判断を重視している。
従兄弟:治療の中止に反対している。犬への愛情が深く、できる限りのことをしてあげたいと考えている。
お祖母様:チワワの飼い主。脳梗塞で倒れ、犬の世話ができなくなってしまった。
チワワ:心臓肥大と診断された犬。アピナックと利尿剤で症状をコントロールしている。

状況の整理

1. 犬の状態:心臓肥大と診断され、アピナックと利尿剤で症状をコントロールしている。
2. 経済状況:治療費はお父様が負担。相談者さんは学生のため、経済的な余裕はない。
3. 家族の意向:お父様は治療の継続に反対。従兄弟は治療の中止に反対。
4. 犬の引き取り手:相談者さんが引き取る予定。

専門家の視点:犬の心臓病と治療

犬の心臓病は、人間と同様に様々な種類があります。チワワちゃんが診断された「心臓肥大」は、心臓の筋肉が厚くなり、心臓の機能が低下する病気です。

一般的な治療法

ACE阻害薬(アピナック):血管を拡張し、心臓の負担を軽減する。
利尿剤:体内の余分な水分を排出し、心臓の負担を軽減する。
強心薬:心臓の収縮力を高め、血液を送り出す力を助ける。
血管拡張薬:血管を広げ、血圧を下げる。
食事療法:ナトリウムの摂取量を制限し、心臓の負担を軽減する。

治療を中止した場合のリスク

アピナックと利尿剤は、心臓病の症状を緩和し、進行を遅らせるための薬です。これらの薬を中止すると、以下のようなリスクが考えられます。
症状の悪化:咳、呼吸困難、食欲不振、元気消失などの症状が現れる、または悪化する可能性があります。
肺水腫:肺に水分が溜まり、呼吸困難を引き起こす可能性があります。
不整脈:心臓のリズムが乱れ、失神や突然死を引き起こす可能性があります。
QOL(生活の質)の低下:症状が悪化することで、犬の生活の質が低下する可能性があります。

アピナックと利尿剤をやめたら? チワワちゃんの余命を左右する要素

アピナックと利尿剤の投与を中止した場合、チワワちゃんの余命は、以下の要素によって大きく左右されます。

1. 心臓病の重症度:心臓病がどの程度進行しているかによって、余命は大きく異なります。
2. 年齢:一般的に、高齢の犬ほど余命は短くなる傾向があります。
3. 基礎疾患:他の病気を抱えている場合、余命に影響を与える可能性があります。
4. 生活環境:ストレスの少ない環境で、適切なケアを受けられるかどうかは、余命に大きく影響します。
5. 個体差:同じ病気でも、犬によって症状の進行や薬への反応は異なります。

これらの要素を総合的に考慮し、獣医さんとよく相談することが重要です。

家族会議:チワワちゃんにとって最善の選択肢とは?

今回のケースでは、ご家族でよく話し合い、チワワちゃんにとって最善の選択肢を見つけることが重要です。

話し合うべきポイント

1. 経済的な負担:治療費、食費、その他必要な費用を誰がどのように負担するかを明確にする必要があります。
2. 犬のケア:毎日の投薬、食事の管理、散歩、定期的な通院など、誰がどのように犬のケアをするかを決める必要があります。
3. 犬のQOL(生活の質):治療を継続する場合と中止する場合、それぞれ犬の生活の質がどのように変化するかを検討する必要があります。
4. 安楽死:もし治療が困難で、犬の苦痛が続くようであれば、安楽死という選択肢も視野に入れる必要があります。

決断のヒント

獣医さんの意見を尊重する:獣医さんは、犬の状態を最もよく理解しています。獣医さんの意見を参考に、最適な治療法を検討しましょう。
犬の気持ちを考える:犬は言葉を話せませんが、表情や行動で気持ちを表現しています。犬の様子をよく観察し、苦痛を感じていないかを確認しましょう。
家族全員が納得できる結論を出す:犬の治療方針は、家族全員で話し合い、納得できる結論を出すことが重要です。

犬との生活を豊かにするために:犬と暮らせる賃貸物件の選び方

今回のケースのように、犬との生活は様々な困難に直面することがあります。特に、賃貸物件に住んでいる場合は、犬との生活を快適に送るために、物件選びが非常に重要になります。

犬と暮らせる賃貸物件を選ぶ際のチェックポイント

ペット可の物件であること:当然ですが、ペット可の物件であることを確認しましょう。
犬種や頭数の制限:犬種や頭数に制限がある場合があるので、事前に確認しましょう。
周辺環境:散歩コースや動物病院、ペットショップなど、犬と生活しやすい環境かどうかを確認しましょう。
共用部分のルール:共用部分での犬の散歩や排泄に関するルールを確認しましょう。
防音性:犬の鳴き声が近隣住民の迷惑にならないよう、防音性の高い物件を選びましょう。
床材:犬が滑りにくく、掃除しやすい床材の物件を選びましょう。
設備:ペット用の足洗い場やリードフックなど、ペット用の設備があると便利です。

まとめ:愛犬との時間を大切に

今回は、心臓病を抱えるチワワちゃんの治療に関するご相談でした。治療を続けるか、中止するかは、非常に難しい決断です。しかし、どんな選択をするにしても、チワワちゃんへの愛情を忘れずに、最善の選択をしてあげてください。

そして、これから犬との生活を始める方は、犬との生活は楽しいことばかりではありません。病気や介護など、大変なこともあります。しかし、犬は私たちに無償の愛を与えてくれます。犬との生活を豊かにするために、しっかりと準備をして、犬との時間を大切にしてください。

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