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市営住宅での愛犬との暮らしは可能?シングルマザーが知っておくべきこと

#生活保護
 
夫が急死しました。未成年の子供二人と、14歳の小型犬が2匹います。夫が細々と自営していた為、貯金や退職金などは一切ありません。私はパートで月5万程度の収入です。今は賃貸マンションに住んでますが、今後ひとり親世帯向けの市営住宅に申し込もうと思っています。市営住宅は犬を飼えない家ばかりのようですが、犬を預ける親類もいません。でも保健所になんて絶対渡したくありません。この条件だとやはり市営住宅は難しいでしょうか…。他の何か良い方法ありますでしょうか、どうかお知恵をお貸しください。

この度は心よりお悔やみ申し上げます。突然のことで、心身ともにお疲れのことと思います。お子様たちと愛犬2匹との生活、そして経済的なご不安…。様々な困難が押し寄せている状況、本当にお辛いですね。

結論から申し上げますと、市営住宅での愛犬との暮らしは、非常に厳しいと言わざるを得ません。しかし、諦める前にできることはあります。この記事では、シングルマザーの方が市営住宅で愛犬と暮らすための可能性、そして他の選択肢について、具体的なアドバイスをさせていただきます。

なぜ市営住宅で犬を飼うのが難しいのか?

まず、市営住宅(県営住宅などの公営住宅も含む)は、原則としてペット飼育が禁止されています。これは、以下の理由が挙げられます。
他の入居者への配慮:鳴き声、臭い、アレルギーなど、ペットが苦手な方やアレルギーを持つ方もいるため、共同生活の場ではトラブルの原因となりやすい。
住宅の衛生管理:ペットの糞尿による衛生問題や、建物への損傷を防ぐため。
動物愛護の観点:十分な飼育環境を提供できない場合、動物虐待につながる可能性があるため。

ただし、近年では、高齢者や障がい者の生活をサポートする目的で、盲導犬や介助犬などの補助犬の飼育は認められるケースが増えています。

市営住宅で愛犬と暮らすための、わずかな可能性

原則としてペット飼育が禁止されている市営住宅ですが、例外的に認められるケースも存在します。

1. 特例措置
条件付き許可:自治体によっては、小動物(小鳥、魚など)に限り、飼育を許可している場合があります。犬の場合は難しいですが、念のため、自治体の住宅課に確認してみる価値はあります。
動物共生型住宅:近年、ペット共生を前提とした市営住宅が登場し始めています。まだ数は少ないですが、お住まいの地域で募集がないか、定期的に情報をチェックしてみましょう。

2. 交渉の余地
個別事情の相談:今回のケースのように、特別な事情がある場合は、自治体の住宅課に相談してみましょう。14歳という高齢犬であること、長年連れ添った家族であること、手放すことが精神的に大きな負担になることなどを丁寧に説明し、理解を求めることが大切です。
誓約書の提出:飼育に関するルール(鳴き声対策、衛生管理、予防接種など)を遵守する誓約書を提出することで、許可を得られる可能性もゼロではありません。

ただし、これらの可能性は非常に低いのが現状です。期待しすぎず、他の選択肢も視野に入れて検討を進めることをおすすめします。

市営住宅以外の選択肢:愛犬との暮らしを守るために

市営住宅が難しい場合でも、愛犬との生活を諦める必要はありません。以下に、現実的な選択肢をいくつかご紹介します。

1. 民間のペット可賃貸物件
探し方のコツ:SUUMO、HOME’Sなどの大手不動産サイトで「ペット可」の物件を探すのが一般的ですが、UR賃貸住宅もペット可の物件を扱っています。また、地元の不動産会社に相談することで、掘り出し物の物件が見つかる可能性もあります。
初期費用の準備:ペット可物件は、敷金や礼金が高めに設定されていることが多いです。まとまったお金が必要になることを覚悟しておきましょう。
家賃補助制度の活用:自治体によっては、家賃の一部を補助してくれる制度があります。ひとり親世帯向けの制度がないか、確認してみましょう。

2. 親族・友人宅への同居
一時的な避難場所:経済的に安定するまでの間、親族や友人の家に同居させてもらうのも一つの方法です。愛犬の世話を手伝ってもらえれば、精神的な負担も軽減されます。
感謝の気持ちを忘れずに:同居させてもらう場合は、家賃の一部を負担したり、家事を手伝ったりするなど、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

3. 里親探し
最終手段:どんなに辛くても、経済的な理由で愛犬を飼い続けることが難しい場合は、里親探しも検討せざるを得ないかもしれません。
信頼できる里親を見つけるために:動物愛護団体や里親募集サイトなどを利用し、愛情深く育ててくれる里親を探しましょう。手放した後も、近況を報告してもらえるような関係を築けると理想的です。

4. 生活保護の申請
最後の砦:どうしても生活が困窮してしまう場合は、生活保護の申請も検討しましょう。生活保護を受給することで、家賃や医療費などの心配をせずに、愛犬との生活を送ることができるかもしれません。
申請のハードル:生活保護は、様々な条件を満たす必要があり、申請が通るまで時間がかかることもあります。まずは、お住まいの地域の福祉事務所に相談してみましょう。

具体的な行動プラン:今すぐできること

1. 自治体の住宅課に相談
市営住宅の入居条件や、ペットに関する特例措置について、詳しく聞いてみましょう。
今回の事情を説明し、理解と協力を求めましょう。

2. 不動産会社に相談
ペット可の賃貸物件を探してもらいましょう。
家賃や初期費用について、詳しく説明を受けましょう。

3. ハローワークに相談
収入を増やすために、仕事を探しましょう。
ひとり親世帯向けの求人や、職業訓練の情報を提供してもらいましょう。

4. 福祉事務所に相談
生活保護の申請について、相談してみましょう。
その他、利用できる福祉サービスについて、情報を提供してもらいましょう。

5. 動物愛護団体に相談
里親探しの相談や、ペットに関する悩みを聞いてもらいましょう。
ペットフードの支援や、医療費の助成など、利用できるサービスがないか確認してみましょう。

専門家からのアドバイス:弁護士法人ALG&Associates 弁護士 山岸 潤也

今回のケースは、法的な問題も絡んでくる可能性があります。弁護士に相談することで、以下のようなサポートを受けることができます。
遺産相続:ご主人の遺産相続について、法的なアドバイスを受けることができます。
生活保護:生活保護の申請について、サポートを受けることができます。
その他:その他、法的な問題について、相談に乗ってもらうことができます。

弁護士法人ALG&Associatesの山岸潤也弁護士は、以下のように述べています。

> 「今回のケースは、非常に困難な状況ですが、決して諦めないでください。まずは、専門機関に相談し、利用できる制度やサービスを把握することが大切です。そして、愛犬との生活を守るために、できる限りの努力を続けましょう。」

成功事例:Aさんのケース

Aさんは、夫を亡くし、3人の子供と1匹の犬を抱えて途方に暮れていました。貯金もほとんどなく、家賃を払うのも困難な状況でした。Aさんは、まず、市役所に相談し、生活保護を申請しました。生活保護を受給することで、家賃を払うことができるようになり、愛犬との生活を続けることができました。

Aさんは、生活保護を受けながら、ハローワークで仕事を探し、パートの仕事を見つけました。少しずつ収入が増え、生活も安定してきました。Aさんは、「あの時は本当に辛かったけど、諦めずに頑張ってきてよかった」と話しています。

まとめ:愛犬との未来を信じて

今回の状況は、非常に厳しいものですが、決して絶望しないでください。愛犬との生活を守るために、できることはたくさんあります。まずは、専門機関に相談し、利用できる制度やサービスを把握しましょう。そして、愛犬との未来を信じて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。応援しています。

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