山梨県甲府市北部、山梨大学付近で、愛犬の柴犬と暮らせる賃貸物件をお探しなのですね。しかも、築年数は気にせず、広さも求めないとのこと。しかし、多くの不動産屋さんで「小型犬はOKでも中型犬はNG」と言われて困っている状況、お察しいたします。今回は、そんな状況を打破するための具体的なアドバイスを、犬との暮らしをサポートする賃貸アドバイザーの視点からお伝えします。
まずは結論からお伝えしましょう。老犬の柴犬と暮らせる賃貸物件を見つけるためには、不動産屋さん選びと探し方の工夫が重要です。
そもそも、なぜ多くの賃貸物件で中型犬がNGなのでしょうか?理由はいくつか考えられます。
鳴き声や足音の問題:小型犬に比べて声が大きく、足音も響きやすいため、近隣住民とのトラブルを懸念する大家さんが多いです。
建物の損傷リスク:犬の大きさによっては、壁や床を傷つける可能性が高くなると考えられています。
過去のトラブル事例:過去にペットによるトラブルがあった場合、大家さんが犬種を問わずペット不可にするケースがあります。
これらの理由から、特にアパートなどの集合住宅では、中型犬の飼育が難しい傾向にあります。
ここで、実際に柴犬と賃貸暮らしを実現したAさんの事例をご紹介します。Aさんは、甲府市内で築30年のアパートを見つけました。
Aさんの物件探しのポイント
ペット可物件に特化した不動産屋を利用:ペット可物件の情報に詳しく、大家さんとの交渉にも慣れている不動産屋さんを選びました。
犬種や飼育状況を詳しく伝える:面談時に、愛犬の年齢(老犬であること)、性格(おとなしいこと)、飼育状況(室内飼育であること、しつけが行き届いていること)などを具体的に伝えました。
大家さんとの面談を希望:可能であれば、大家さんと直接会って、愛犬の様子を見てもらう機会を設けました。
ペット保険への加入:万が一、愛犬が原因で建物に損害を与えてしまった場合に備えて、ペット保険に加入しました。
近隣住民への配慮:散歩の時間帯や場所、鳴き声対策など、近隣住民への配慮を徹底することを約束しました。
Aさんは、これらのポイントを実践することで、大家さんの信頼を得ることができ、無事に契約に至りました。
Aさんの事例を踏まえて、具体的な探し方のステップをご紹介します。
1. ペット可専門の不動産屋を探す
まずは、ペット可物件に特化した不動産屋さんを探しましょう。インターネット検索で「甲府市 ペット可賃貸」などのキーワードで検索すると、複数の不動産屋さんを見つけることができます。
電話やメールで問い合わせて、中型犬(柴犬)の飼育が可能かどうか、事前に確認しておきましょう。
おすすめの探し方としては、SUUMOやHOME’Sなどの大手不動産サイトで「ペット相談可」の物件を検索し、取り扱っている不動産会社に直接問い合わせるのが効率的です。
2. 条件を明確にする
家賃、間取り、築年数など、希望する条件を明確にしておきましょう。
今回のケースでは、「家賃5万円前後」「一人暮らし」「間取りは広くなくて良い」「古い物件でも可」とのことですので、これらの条件を不動産屋さんに伝えましょう。
また、「山梨大学付近」というエリアも重要ですので、忘れずに伝えてください。
3. 犬の情報を提供する
不動産屋さんとの面談では、愛犬の情報を詳しく伝えましょう。
犬種(柴犬)、年齢(老犬であること)、性格(おとなしいこと)、飼育状況(室内飼育であること、しつけが行き届いていること)、健康状態などを具体的に伝えることが大切です。
写真や動画を見せるのも効果的です。
4. 大家さんとの交渉
可能であれば、大家さんと直接会って、愛犬の様子を見てもらう機会を設けましょう。
大家さんに安心してもらうために、誠意をもって対応することが大切です。
ペット保険への加入や、近隣住民への配慮を約束することも効果的です。
5. 物件の確認
実際に物件を内見する際には、以下の点を確認しましょう。
犬が快適に過ごせる広さがあるか:老犬の場合、段差が少ない方が良いでしょう。
床材:滑りにくい素材であるか確認しましょう。
日当たり:日当たりが良いと、犬も快適に過ごせます。
周辺環境:散歩コースや動物病院の場所を確認しましょう。
6. 契約時の注意点
契約書には、ペットに関する条項が記載されているはずです。
犬種、頭数、飼育方法など、記載内容をよく確認し、不明な点があれば必ず質問しましょう。
また、退去時のクリーニング費用や、ペットによる損害賠償に関する条項も確認しておきましょう。
大家さんは、ペットによるトラブルを最も心配しています。そのため、以下の点をアピールすることで、大家さんの不安を解消し、契約に繋がりやすくなります。
犬のしつけ:基本的なしつけができていることをアピールしましょう。「おすわり」「待て」「伏せ」などの指示に従える様子を見せるのも効果的です。
清潔さ:犬を清潔に保ち、定期的なシャンプーやブラッシングを行っていることを伝えましょう。
健康管理:定期的な健康診断や予防接種を受けていることを伝えましょう。
近隣への配慮:散歩の時間帯や場所、鳴き声対策など、近隣住民への配慮を徹底することを約束しましょう。
ペット保険:万が一、愛犬が原因で建物に損害を与えてしまった場合に備えて、ペット保険に加入していることを伝えましょう。
アパートだけでなく、一戸建て賃貸も視野に入れてみましょう。一戸建てであれば、集合住宅に比べて鳴き声や足音の問題が軽減されるため、大家さんも許可しやすい傾向にあります。
また、DIY可の物件を探してみるのも一つの方法です。DIYで犬が快適に過ごせるように工夫することで、大家さんにアピールすることができます。例えば、滑りにくい床材に張り替えたり、犬用のプレイスペースを作ったりするのも良いでしょう。
絶対にやってはいけないのは、ペット不可の物件で隠れて犬を飼育することです。
契約違反になるだけでなく、近隣住民とのトラブルにも繋がりかねません。
最悪の場合、強制退去になる可能性もあります。
必ず、ペット可の物件を探し、大家さんの許可を得てから飼育するようにしましょう。
老犬の柴犬と暮らせる賃貸物件探しは、決して簡単ではありません。しかし、諦めずに根気強く探せば、必ず見つかるはずです。
今回ご紹介した探し方のコツや注意点を参考に、理想の物件を見つけて、愛犬との快適な賃貸ライフを実現してください。
応援しています!