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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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小型犬でも油断大敵!賃貸のお部屋を傷つけないための対策とは?

#犬との暮らし
 

「うちの子は小型犬だから大丈夫」と思っていませんか?確かに、小型犬は力が弱く、大型犬に比べると破壊力は低いかもしれません。しかし、小型犬でも、退屈やストレス、分離不安などから、壁や家具をかじったり、引っ掻いたりすることがあります。

小型犬でも賃貸の家をかじったり引っ掻いたりしますか?

結論から言うと、小型犬でも賃貸物件を傷つける可能性は十分にあります。大切なのは、犬種や性格、年齢に合わせた適切な対策を講じることです。ここでは、小型犬との賃貸暮らしでよくあるトラブルと、その解決策を具体的な事例を交えながらご紹介します。

ケーススタディ:チワワのチーちゃんと賃貸トラブル

都内在住のAさん(30代女性)は、愛犬のチワワ、チーちゃんと賃貸マンションで暮らしていました。チーちゃんは普段はおとなしく、留守番も得意なはずでした。しかし、Aさんが仕事で長時間家を空ける日が続いたある日、帰宅すると玄関のドア枠がボロボロになっているのを発見しました。

「まさかチーちゃんが…」

Aさんは驚き、チーちゃんの様子を観察することに。すると、Aさんが外出の準備を始めると、チーちゃんは不安そうに鳴き始め、ドアに向かって体をこすりつけるような行動をとることに気づきました。

原因は分離不安?

Aさんは、獣医さんに相談したところ、チーちゃんの行動は分離不安によるものだと診断されました。分離不安とは、飼い主と離れることに強い不安を感じ、問題行動を起こしてしまう状態のことです。

Aさんのとった対策

1. 留守番前の準備:Aさんは、チーちゃんが安心して留守番できるように、お気に入りのおもちゃや毛布を用意し、リラックスできる環境を整えました。
2. 短時間から練習:最初は数分程度の短い時間から留守番の練習を始め、徐々に時間を延ばしていきました。
3. 帰宅時の対応:帰宅時は、チーちゃんが興奮しないように、落ち着いて「ただいま」と声をかけ、しばらくしてから遊んであげるようにしました。
4. 専門家への相談:獣医さんのアドバイスを受けながら、必要に応じて行動療法や薬物療法も検討しました。
5. ドアの保護:ドア枠には保護シートを貼り、物理的に傷つけられないように対策しました。

これらの対策を根気強く続けた結果、チーちゃんの分離不安は徐々に改善し、ドアを傷つける行動もなくなりました。Aさんは、管理会社に事情を説明し、ドアの修理費用を一部負担することで、円満に解決することができました。

小型犬による賃貸トラブルを防ぐための5つの対策

チーちゃんの事例のように、小型犬でも賃貸物件を傷つけてしまう可能性はあります。しかし、適切な対策を講じることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

1. 原因の特定

まず、愛犬がなぜ物をかじったり、引っ掻いたりするのか原因を特定することが重要です。考えられる原因としては、以下のようなものがあります。
退屈:運動不足や刺激不足で退屈している場合、エネルギーを発散するために物をかじることがあります。
ストレス:環境の変化や騒音、飼い主の不在など、ストレスを感じている場合も問題行動を起こしやすくなります。
分離不安:飼い主と離れることに強い不安を感じ、物を破壊したり、吠え続けたりすることがあります。
歯の生え変わり:子犬の場合、歯の生え変わり時期にかゆみを感じ、物をかじることがあります。
栄養不足:特定の栄養素が不足している場合、それを補おうとして物をかじることがあります。

2. 環境の整備

愛犬が快適に過ごせる環境を整えることも重要です。
十分な運動:毎日適切な運動をさせることで、エネルギーを発散させ、退屈を防ぎます。
おもちゃの充実:噛みごたえのあるおもちゃや知育玩具を用意し、遊びを通してストレスを解消させます。
安全な隠れ場所:犬が安心して休めるクレートやベッドを用意し、リラックスできる空間を作ります。
温度管理:室温を適切に保ち、犬が快適に過ごせるようにします。
騒音対策:外の音が気になる場合は、窓を二重窓にしたり、防音カーテンを取り付けたりするなどの対策を講じます。

3. しつけの徹底

基本的なしつけを徹底することで、問題行動を減らすことができます。
「おすわり」「待て」「ハウス」:これらの基本的な指示に従えるように訓練することで、犬の衝動性をコントロールし、落ち着かせることができます。
「ダメ」:物をかじったり、引っ掻いたりするなどの問題行動に対しては、毅然とした態度で「ダメ」と教えます。
ポジティブ・トレーニング:良い行動をした時には、褒めたり、おやつを与えたりすることで、犬に正しい行動を学習させます。

4. 物理的な対策

壁や家具を保護するための物理的な対策も有効です。
保護シート:壁やドアに保護シートを貼ることで、引っ掻き傷を防ぎます。
コーナーガード:家具の角にコーナーガードを取り付けることで、かじり傷を防ぎます。
ペットフェンス:犬が立ち入ってほしくない場所にペットフェンスを設置することで、行動範囲を制限します。
配線カバー:電気コードを配線カバーで覆うことで、感電やいたずらを防ぎます。

5. 専門家への相談

問題行動が改善しない場合は、早めに獣医さんやドッグトレーナーなどの専門家に相談しましょう。専門家は、犬の行動の原因を特定し、適切なアドバイスやトレーニングを提供してくれます。

もしも、賃貸物件を傷つけてしまったら?

どんなに対策を講じていても、愛犬が賃貸物件を傷つけてしまう可能性はゼロではありません。もしも、傷つけてしまった場合は、速やかに管理会社または大家さんに連絡し、状況を説明しましょう。
正直に報告:隠さずに、正直に状況を報告することが大切です。
修理費用の負担:修理費用を負担する意思を伝え、見積もりを依頼しましょう。
保険の活用:ペット保険に加入している場合は、保険会社に連絡し、保険金が適用されるかどうか確認しましょう。
誠意ある対応:誠意ある態度で対応することで、管理会社や大家さんとの信頼関係を損なわずに済みます。

犬との賃貸暮らしを楽しむために

犬との賃貸暮らしは、楽しいことばかりではありません。しかし、愛犬との絆を深め、共に成長できる素晴らしい経験でもあります。
犬との時間を大切にする:毎日、犬と触れ合い、遊び、散歩に行くことで、犬の心を満たし、問題行動を防ぎます。
地域の情報収集:近所のドッグランやペット同伴可能なカフェ、動物病院などの情報を集め、犬との生活をより豊かにしましょう。
コミュニティへの参加:地域の愛犬家コミュニティに参加することで、情報交換や交流を深め、犬との生活をサポートし合いましょう。
ルールを守る:賃貸契約書に記載されているペットに関するルールを遵守し、近隣住民への配慮を忘れずに、快適な共同生活を心がけましょう。

犬との賃貸暮らしは、事前の準備と対策、そして愛情があれば、きっと素晴らしいものになります。愛犬との幸せな毎日を、賃貸のお部屋で実現してくださいね。

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