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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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実家がゴミ屋敷状態…犬と暮らす母の部屋の片付けと借金、孫の私がどこまで責任を負うべき?

#相続
 
実家がゴミ屋敷です。犬も飼っていてフローリングの汚れもかなりあります。あとマンション賃貸です。母子家庭で育ち母は実家で一人生活保護を受けながら暮らしています。母は昔から家事をせず子供の頃から私が洗濯料理掃除などをしていたのですが、高校卒業と同時にすぐに家を出て5年後に嫁ぎ去年子供も生まれました。昔から色々積み重なり母のことは大嫌いで今連絡をほとんど取っていません。この先も取らなくてもいいのですが、娘は私一人で母の死後このゴミでいっぱいの部屋はやはり私が片付けなければ駄目なのでしょうか?あと、通販で服を買ったりしてお金を払わず放置してるようです。これも娘が払わないといけないですか?親戚も一切いないので葬儀のことなども全然分からず、夫にも会って欲しくなかったので会わせていません。(お金を催促する恐れがあるため)夫にお金を使わせたくありません。できれば関わりたくないのですが可能なのでしょうか?

結論から申し上げますと、お母様の死後、ゴミ屋敷の片付けや借金、葬儀など、どこまで関わるかは、あなたの意思で決めることができます。しかし、全く関わらないためには、いくつかの手続きや覚悟が必要になります。今回は、犬と暮らすお母様のゴミ屋敷問題について、法的側面、経済的側面、そして感情的な側面から、あなたが取るべき行動を具体的にアドバイスいたします。

ケース1:相続放棄という選択肢

まず、お母様の遺産を相続放棄するという選択肢があります。相続放棄とは、プラスの財産(預貯金、不動産など)もマイナスの財産(借金、未払い金など)も一切相続しないという手続きです。

相続放棄のメリット

お母様の借金や未払い金を支払う必要がなくなる
ゴミ屋敷の片付け義務から解放される

相続放棄のデメリット

お母様の預貯金や不動産など、プラスの財産も相続できなくなる
相続放棄の手続きには期限がある(原則として、相続の開始を知った時から3ヶ月以内)
相続放棄をすると、あなたは最初から相続人ではなかったことになるため、あなたの子供(お母様の孫)に相続権が移る可能性がある

相続放棄の手続き

1. お母様の死亡を知った日から3ヶ月以内に、家庭裁判所に相続放棄の申述を行う
2. 必要な書類を準備し、費用を納める
3. 家庭裁判所が相続放棄を受理すれば、手続き完了

ポイント:相続放棄を検討する場合は、弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、手続きをスムーズに進めることができます。

ケース2:限定承認という選択肢

相続放棄とは別に、限定承認という選択肢もあります。限定承認とは、相続によって得た財産の範囲内で、被相続人の債務や遺贈を弁済するという制度です。

限定承認のメリット

プラスの財産がマイナスの財産を上回る場合に、財産を相続できる
相続放棄と異なり、自分の代で相続を終わらせることができる

限定承認のデメリット

手続きが複雑で、相続人全員で行う必要がある
相続財産の調査や評価が必要になるため、時間と手間がかかる

限定承認の手続き

1. 相続人全員で、相続の開始を知った時から3ヶ月以内に、家庭裁判所に限定承認の申述を行う
2. 相続財産目録を作成し、家庭裁判所に提出する
3. 家庭裁判所が限定承認を受理すれば、手続き完了

ポイント:限定承認は、相続財産の状況が不明な場合に有効な手段ですが、手続きが非常に複雑です。弁護士や司法書士に相談し、慎重に検討することをおすすめします。

ケース3:ゴミ屋敷の片付け問題

お母様が賃貸マンションで犬と暮らしており、ゴミ屋敷状態になっている場合、大家さんや管理会社から原状回復を求められる可能性があります。

原状回復義務とは?

賃貸契約が終了した際、借りた時の状態に戻して物件を明け渡す義務のことです。ゴミ屋敷の場合、清掃費用や修繕費用が発生する可能性があります。

原状回復費用の負担

原則として、相続人が原状回復費用を負担することになります。しかし、相続放棄をした場合は、原状回復義務も放棄することになります。

ゴミ屋敷の片付け方法

1. 自分で片付ける:時間と労力はかかりますが、費用を抑えることができます。
2. 専門業者に依頼する:費用はかかりますが、短時間で確実に片付けることができます。

ポイント:ゴミ屋敷の片付けは、想像以上に大変な作業です。無理せず、専門業者の力を借りることも検討しましょう。また、犬の糞尿による汚れや臭いは、専門業者でないと完全に除去できない場合があります。

ケース4:葬儀費用の問題

お母様の葬儀費用は、原則として相続人が負担することになります。しかし、相続放棄をした場合は、葬儀費用を負担する必要はありません。

葬儀費用の捻出方法

1. お母様の預貯金から支払う:相続放棄をする前に、葬儀費用として一定額を引き出すことが認められる場合があります。
2. 生活保護の葬祭扶助を利用する:生活保護を受けていた方が亡くなった場合、葬祭扶助が支給される場合があります。
3. 自分で費用を負担する:経済的に余裕がある場合は、自分で葬儀費用を負担することもできます。

ポイント:葬儀費用は、故人を偲ぶための大切な費用です。しかし、無理をして高額な葬儀を行う必要はありません。家族や親族と相談し、適切な葬儀を行いましょう。

ケース5:精神的な負担を軽減するために

お母様との関係が悪く、長年連絡を取っていない場合、これらの問題に向き合うことは精神的に大きな負担となるでしょう。

専門家のサポート

弁護士:法的な問題について相談できます。
司法書士:相続手続きや不動産登記について相談できます。
行政書士:遺言書作成や各種許認可申請について相談できます。
カウンセラー:精神的な負担を軽減するためのサポートを受けられます。

第三者への依頼

弁護士や司法書士などの専門家は、あなたの代理人として、お母様の遺産整理やゴミ屋敷の片付けなどを行うことができます。

ポイント:一人で抱え込まず、専門家のサポートを積極的に活用しましょう。精神的な負担を軽減し、冷静に問題を解決することができます。

まとめ:あなた自身の幸せを最優先に

お母様の死後、様々な問題に直面する可能性がありますが、最終的にどこまで関わるかは、あなたの意思で決めることができます。相続放棄や限定承認、専門家のサポートなど、様々な選択肢を検討し、あなた自身が後悔しない選択をしてください。

今回のケースでは、犬と暮らすお母様のゴミ屋敷問題が絡んでいるため、早めに専門業者に相談し、適切な対応を取ることをおすすめします。また、精神的な負担を軽減するために、カウンセラーのサポートを受けることも検討しましょう。

あなた自身の幸せを最優先に、前向きな未来を歩んでください。

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