主人に「長女(小2)にお前はなめられている。上下関係をもっとつけろ。犬でも当たり前のことだ。」と言われました。娘は嘘をついたりワガママを言ったり、長男(2歳)を叩いたり蹴ったりします。私は嘘をつくのは良くないとは伝えていますが、嘘をつかない子どもなんていないと思っていますし、ワガママも小2ならある程度仕方ないと思っています。長男を叩くなどの暴力行為は全力で怒っています。でも、主人には「俺の言うことは聞くのに、お前の言うことは聞かないのはお前がなめられているからだ」と言われました。私は娘が甘えているだけだと思っているのですが…。どうすればいいのでしょうか?夫婦で子育ての価値観をどう合わせればいいのか、そして育児相談はどこにすればいいのか悩んでいます。
ご主人から「なめられている」と言われること、そしてその言葉の重さに、お辛い気持ちを抱えていることと思います。しかし、ご安心ください。お子さんの行動やご夫婦間のコミュニケーションについて、一緒に考えていきましょう。
お子さんの行動と、その背景にあるもの
まず、お子さんの行動についてです。嘘をついたり、ワガママを言ったり、兄弟に暴力を振るったり…確かに、これらは親として頭を悩ませる問題です。しかし、これらの行動の裏には、お子さんの年齢や発達段階、そしてご家庭の状況が大きく影響している可能性があります。
小2のお子さんにとって、嘘をつくことは、まだ善悪の判断が完全に身についていないこと、自分の気持ちをうまく表現できないこと、あるいは親の期待に応えられない不安からくる行動かもしれません。ワガママも同様です。また、兄弟への暴力は、愛情表現の未熟さや、嫉妬心、あるいは自分の気持ちをコントロールできないことからくる可能性があります。
ご自身が「嘘をつかない子どもなんていない」というスタンスであるように、お子さんの行動を、年齢や発達段階を踏まえて理解することが大切です。もちろん、嘘や暴力は許されることではありませんが、叱るだけでなく、なぜそのような行動をとったのか、その背景にある感情を理解しようと努めることが重要です。
具体的な対応策
- 落ち着いて話を聞く時間を作る:お子さんが落ち着いて話せる時間と場所を確保し、じっくりと話を聞いてあげましょう。感情的に叱らず、共感的に耳を傾けることが大切です。
- 具体的な行動と、その結果を伝える:「嘘をつくと、みんなが悲しくなるよ」など、行動の結果を具体的に伝えることで、お子さんは自分の行動が周囲にどのような影響を与えるのかを理解しやすくなります。
- 褒めることを意識する:良い行動には、積極的に褒めてあげましょう。「きちんと片付けてくれてありがとう」など、具体的な言葉で褒めることで、お子さんのやる気を高めることができます。
- ルールを明確にする:家庭内で守るべきルールを明確にし、お子さんと一緒に考え、決めていくことで、お子さんはルールを守ることの大切さを理解しやすくなります。
- 兄弟間のトラブルへの対応:兄弟喧嘩は避けられませんが、一方的に怒るのではなく、それぞれの言い分を聞き、解決策を一緒に考えるようにしましょう。仲の良い兄弟関係を築くためのサポートが大切です。
夫婦間のコミュニケーションと、子育ての価値観
ご主人とのコミュニケーションについても、大きな課題があるようです。ご主人の「なめられている」という発言は、お子さんの行動に対するご主人の不安や、ご自身の育児への関わり方への不満が表れているのかもしれません。しかし、その伝え方は、残念ながら、あなたを傷つけ、建設的な議論を妨げています。
ご主人の育児に対する考え方は、あなたの考えとは異なるようです。しかし、異なる価値観を「正誤」で判断するのではなく、「違い」として受け止め、お互いの考えを理解し合う努力をすることが大切です。
夫婦で話し合うためのポイント
- お互いの気持ちを理解する:まずは、お互いの気持ちを理解しようと努めることが大切です。感情的な言い合いにならないよう、落ち着いた雰囲気で話し合いましょう。
- 具体的な事例を挙げて話し合う:抽象的な議論ではなく、具体的な事例を挙げながら話し合うことで、お互いの考え方の違いを明確にすることができます。
- 妥協点を見つける:お互いの考え方が異なる場合、妥協点を見つけることが重要です。どちらかが一方的に譲歩するのではなく、お互いが納得できる落としどころを探しましょう。
- 専門家の力を借りる:どうしても話し合いが難しく、解決策が見つからない場合は、専門家の力を借りるのも一つの方法です。子育てに関する相談窓口や、夫婦カウンセリングなどを利用してみましょう。
育児相談できる場所
育児に関する悩みを抱えている場合、一人で抱え込まず、相談できる場所を探してみることをお勧めします。
- 市区町村の相談窓口:多くの市区町村には、子育てに関する相談窓口があります。気軽に相談できる場所なので、まずは相談してみることをお勧めします。
- 専門機関:児童相談所や、専門のカウンセラーなど、より専門的な相談が必要な場合は、専門機関に相談することもできます。
- 地域の支援団体:地域によっては、子育て支援団体や、親同士が交流できる場所などがあります。同じ悩みを持つ人たちと交流することで、気持ちが楽になることもあります。
- オンライン相談:匿名で相談できるオンライン相談サービスもあります。時間や場所を選ばずに相談できるため、利用しやすいです。
育児は、一人で抱え込むものではありません。周りの人に助けを求めることは、決して恥ずかしいことではありません。色々な場所を利用し、ご自身の状況に合ったサポートを受けてください。
最後に、ご主人の「犬でも当たり前のことだ」という発言は、少々乱暴な表現ですが、ご主人がお子さんとの上下関係を重視し、規律ある生活を望んでいるという気持ちの裏返しだと捉えることもできます。しかし、その伝え方は改善が必要です。お子さんの年齢や発達段階を考慮し、愛情と厳しさのバランスを保ち、お子さんの成長を促すような教育方法を夫婦で話し合い、見つけていきましょう。
この状況を乗り越えるためには、時間と努力が必要です。しかし、お子さんとご主人、そしてあなた自身の幸せのために、一歩ずつ進んでいきましょう。応援しています。