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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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契約直前のキャンセル!?中型犬と暮らす新居、一体どうなるの?

#契約トラブル
 
私は滋賀に住んでいます。今度1月から神奈川で就職を予定しており、そこで部屋探しをしていてトラブルがありました。9月に気に入った戸建ての賃貸があり、すぐにショップに問い合わせたところ、「早く契約しないと売れてしまうかもしれませんので」ということで、休みを作って新幹線で日帰りで神奈川に行きました。同棲を予定していたので、彼氏にも急遽休みを作ってもらい、二人で行きました。そして実際に見てとても気に入ったので、入居申込書を書きました。フリーレントがきくということだったので、11月から契約開始、1ヶ月家賃無料の、12月から家賃発生の予定でした。ですがまだ新しい職場での研修を受けられていなかったので内定通知書をもらっておらず、契約が出来ないと言われたのですが、内定通知書がくるまでは取っておいてあげると言ってくださったので、そのように準備をしていました。その後10月の後半に研修を受け、職場から内定通知書が届いたのが11月の14日でした。急いでショップの方に写真を送り、家主さんに審査をしてもらい、10日ほどして審査が通りました。遠いので、ショップの方がこちらに契約書を送り、12月から契約スタートという話だったのですが、突然昨日、家主さんがなくなり、相続でもめていて契約をキャンセルさせてほしいと家主さんの家族の方から連絡がきたとショップの方から聞きました。もう引越し業者の手配は済んでおり、新しい家で使う家電なども購入しているので、キャンセルしろというなら、新しい物件を探すのにかかる費用を出してくださいとお願いしたところ、ショップの方は「おそらく無理です」と言ってしまわれました。12月まであと4日しかない状態で、不動産側からの契約直前のキャンセルということでとても困っています。中型犬を一緒に連れて行く予定をしているので、なかなか物件もすぐに見つかりません。このような状況でも損害賠償の請求などは出来ないものでしょうか?是非回答お願いします。

今回のトラブル、一体何が問題なの?

今回の相談者さんは、神奈川県への就職を機に、中型犬と一緒に暮らせる賃貸物件を探していました。ようやく見つけた理想の戸建てで契約を進めていた矢先、突然の家主の不幸と相続問題による契約キャンセルという事態に直面。引越し準備も進み、新生活への期待が高まっていただけに、その落胆は計り知れません。特に、犬と暮らせる物件探しは時間も労力もかかるため、12月まであと4日という状況で、代替物件を見つけるのは至難の業です。

【結論】諦めずに!損害賠償請求の可能性を探ろう!

結論から言うと、今回のケースでは、損害賠償請求ができる可能性があります!ただし、そのためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
今回は、同じような状況に陥ったAさんの事例を参考に、具体的な対処法を解説していきます。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさんも相談者さんと同じように、犬と暮らせる賃貸物件を探していました。ようやく見つけたペット可マンションで契約寸前まで進んだものの、直前で管理会社の都合によりキャンセルとなってしまったのです。Aさんは泣き寝入りせず、弁護士に相談。最終的に、引越し費用のキャンセル料や、新しい物件を探すための仲介手数料相当額などの損害賠償を請求し、一部が認められました。

Aさんの事例から学ぶ、損害賠償請求のポイント

Aさんの事例から、損害賠償請求を成功させるためのポイントが見えてきます。

1. 契約の成立状況を明確にする

今回のケースで重要なのは、契約がどこまで成立していたかという点です。
一般的に、賃貸契約は「入居申込」→「入居審査」→「契約」という流れで進みます。今回の相談者さんの場合、入居審査は通過しているものの、契約書への署名・捺印はまだの状態です。

しかし、Aさんのケースのように、契約書にサインしていなくても、損害賠償が認められるケースがあります。
ポイントは、以下の2点です。
重要事項説明:不動産会社から重要事項説明を受けているか
契約の合意:家賃や契約期間など、契約内容について合意しているか

もし、重要事項説明を受けており、契約内容についても合意していたのであれば、契約はほぼ成立していたとみなされる可能性が高く、損害賠償請求が認められる可能性が高まります。

2. キャンセルの理由とタイミング

今回のキャンセルの理由は、「家主の不幸と相続問題」という、相談者さんにはどうすることもできない事情です。
しかし、民法では、債務不履行(今回の場合は、物件を貸すという債務の不履行)があった場合、損害賠償責任が発生すると定められています。

家主の相続問題は、家主側の事情であり、本来であれば契約を履行する義務があります。
今回のケースでは、契約直前のキャンセルであり、相談者さんが被る損害は大きいと考えられるため、損害賠償請求が認められる可能性は高いと言えるでしょう。

3. 損害額を明確にする

損害賠償請求をするためには、具体的にどのような損害を被ったのかを明確にする必要があります。
今回のケースでは、以下のようなものが考えられます。
引越し業者のキャンセル料:引越し業者に支払ったキャンセル料
購入した家電製品の返品手数料:返品にかかる費用
新しい物件を探すための費用:仲介手数料、交通費など
精神的苦痛に対する慰謝料:契約直前のキャンセルによる精神的な苦痛

これらの損害額を証明するために、領収書や明細書などを保管しておくことが重要です。

今すぐできる!具体的な対処法

今回のケースで、相談者さんが今すぐできることは以下の3点です。

1. 不動産会社に内容証明郵便を送る

まずは、不動産会社に対して、今回の契約キャンセルの経緯と、損害賠償を請求する旨を内容証明郵便で送付しましょう。内容証明郵便は、送った内容と日付を証明できるため、後々の交渉で有利になります。
書く内容としては、
契約内容(物件の所在地、家賃、契約期間など)
契約に至るまでの経緯
契約キャンセルの理由とタイミング
被った損害の内容と金額
損害賠償を請求する旨
回答期限

などを記載します。

2. 弁護士に相談する

内容証明郵便を送っても、不動産会社が損害賠償請求に応じない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士に相談することで、法的な観点からアドバイスをもらうことができます。
また、弁護士に交渉を依頼することで、不動産会社との交渉を有利に進めることができる可能性が高まります。

3. 国民生活センターに相談する

国民生活センターでは、消費者からの相談を受け付けています。今回のケースについても、専門的なアドバイスをもらうことができます。
また、国民生活センターから不動産会社に連絡してもらうことで、事態が改善する可能性もあります。

中型犬と暮らせる物件探し、諦めないで!

今回の契約キャンセルは、相談者さんにとって大きな痛手だったと思います。しかし、諦めずに、できる限りの対処をすることで、損害賠償請求が認められる可能性は十分にあります。
また、今回の経験を活かして、次の物件探しでは、契約内容をしっかりと確認し、万が一の事態に備えるようにしましょう。

犬と暮らせる物件探しの注意点

最後に、犬と暮らせる物件探しの注意点をいくつかご紹介します。
ペット可の条件を細かく確認する:犬種やサイズ、頭数など、ペット可の条件は物件によって異なります。事前にしっかりと確認しておきましょう。
近隣住民への配慮を忘れない:犬の鳴き声や臭いなどは、近隣住民とのトラブルの原因になることがあります。日頃からしつけを徹底し、迷惑をかけないように心がけましょう。
ペット保険への加入を検討する:犬が病気やケガをした場合に備えて、ペット保険への加入を検討しましょう。

今回のトラブルを乗り越えて、新しいお家で愛犬との幸せな生活を送れることを心から願っています!

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