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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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大家さんの無断入室は許される?犬と暮らす賃貸でのプライバシー保護

#トラブル
 
結論から言うと、大家さんが無断で部屋に入ることは、原則として許されません。しかし、緊急時や事前に合意がある場合など、例外も存在します。今回のケースでは、事前の告知が不十分であった点、時間帯が早朝であった点などを考慮すると、問題がある可能性が高いです。この記事では、犬と暮らす賃貸物件における大家さんの入室権限について詳しく解説し、同様の事態を防ぐための対策をご紹介します。
先日、「ベランダにある排水溝の点検の為に、業者さんが訪問します。●月●日はなるべく家にいるようにお願いします。」という内容の紙がポストに入っていました。時間は書いていませんでした。いつくるのか心配ではあったのですが、午前の8時ごろから9時ごろまで犬の散歩に出て家を留守にしてしまいました。帰った時に私が住んでいる下の階に業者さんらしき人がいたので、「上の階のものですけど何時頃に来ますか?」とたずねたところ上の階は全て終わりました。とのこと。「うちは●●●号室で留守にしてしまったのですが?」と聞いたら大家さんに鍵を借りて入りました。と言われました。大家さんは足が悪く、松葉杖をついて歩いているので、たぶんその場についていかず鍵を貸したのだと思います。どっちにしても私としては家に勝手に入るとは思っていませんでしたのでちょっとびっくりです。点検に来る時間も常識的に10時過ぎぐらいだと思っていました。女のひとり暮らしですし、散歩の前に着替えをして、脱いだものもイスにひっかけたままでした。(それは私が悪いのですが。)ちなみに、予告の紙には留守の際には勝手に入るという内容のことな一切書いていませんでした。排水溝は玄関から部屋を2つ通過したベランダにあります。たまたまその日は仕事が休みの日だったのですが、仕事の場合何も連絡なしで入られて、知らないままだったと思うとこわいです。賃貸アパートを借りたのははじめてのことなので驚いています。これって普通なんでしょうか?こういうことがまたあるといやだなって思います。

ケーススタディ:プライバシー侵害と犬のストレス

今回のケースは、賃貸物件におけるプライバシー侵害の典型的な例と言えるでしょう。特に、犬と暮らしている場合、無断入室は犬に大きなストレスを与える可能性があります。見知らぬ人が突然家に入ってくることで、犬は不安や恐怖を感じ、吠えたり、隠れたりするなどの行動を示すことがあります。

犬の行動の変化に注意

犬は言葉で「怖い」とか「嫌だ」と言うことができません。しかし、行動の変化を通じてサインを送っています。例えば、以下のような行動が見られた場合は、ストレスを感じている可能性があります。

これらのサインに気づいたら、原因を取り除き、獣医さんに相談することも検討しましょう。

大家さんの入室権限とは?法律と契約の観点から

賃貸契約において、大家さんは物件の所有者ですが、入居者のプライバシーを尊重する義務があります。民法では、正当な理由なく住居に立ち入ることは住居侵入罪に該当する可能性があります。

大家さんの入室が認められるケース

ただし、以下のような場合は、大家さんの入室が認められることがあります。

今回のケースでは、排水溝の点検という理由ですが、事前に明確な時間帯の告知がなく、留守中の無断入室であるため、正当な理由とは言えない可能性があります。

犬との快適な賃貸生活を守るために:具体的な対策

このような事態を避けるために、入居者はどのような対策を取るべきでしょうか?

1. 賃貸契約書を確認する

まずは、賃貸契約書に大家さんの入室に関する条項が記載されているか確認しましょう。入室の条件や手続きについて明確に定められている場合は、それに従う必要があります。もし、不明確な点があれば、不動産会社や法律の専門家に相談することをおすすめします。

2. 事前の告知を徹底してもらう

定期的なメンテナンスや修繕など、大家さんが入室する必要がある場合は、事前に書面で告知してもらうようにしましょう。告知書には、入室の目的、日時、時間帯、作業内容などを明記してもらい、不明な点があれば必ず確認するようにしましょう。

3. 入室時の立ち会いを求める

可能な限り、入室時には立ち会いを求めるようにしましょう。立ち会うことで、作業内容を確認できますし、不必要なトラブルを避けることができます。また、犬がいる場合は、犬の安全を確保するためにも立ち会いは重要です。

4. 防犯対策を強化する

万が一、無断入室があった場合に備えて、防犯対策を強化することも有効です。例えば、以下のような対策が考えられます。

これらの対策は、空き巣対策としても有効ですので、検討してみる価値はあります。

5. 内容証明郵便を送付する

今回のケースのように、大家さんの対応に問題がある場合は、内容証明郵便を送付することも検討しましょう。内容証明郵便とは、いつ、誰が、誰に、どのような内容の手紙を送ったかを証明するものです。

内容証明郵便を送付することで、大家さんに対して、無断入室は違法行為であることを明確に伝えることができます。また、今後のトラブルを避けるための抑止力にもなります。

内容証明郵便の書き方

内容証明郵便には、決まった書式はありませんが、以下の点を記載する必要があります。

本文は、具体的に、かつ客観的に記述するようにしましょう。感情的な表現は避け、事実に基づいた内容にすることが重要です。

6. 弁護士に相談する

大家さんとの交渉がうまくいかない場合や、損害賠償を請求したい場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は、法律の専門家として、あなたの権利を守り、適切なアドバイスをしてくれます。

犬との暮らしを豊かにするために:コミュニケーションが重要

賃貸物件で犬と暮らすためには、大家さんや管理会社との良好なコミュニケーションが不可欠です。日頃から、犬のことで困っていることや、要望などを伝えるようにしましょう。

例えば、

などを伝えることで、大家さんや管理会社との信頼関係を築くことができます。

成功事例:事前の話し合いでトラブルを回避

実際に、事前の話し合いでトラブルを回避できた事例もあります。Aさんは、犬と暮らすために賃貸物件を探していたところ、ペット可の物件を見つけました。しかし、Aさんは、犬種が大型犬であったため、大家さんが心配していました。

そこで、Aさんは、大家さんと面談し、犬の性格や飼育方法について詳しく説明しました。また、犬のしつけ教室に通っていることや、近隣住民に迷惑をかけないように配慮していることなどを伝えました。

その結果、大家さんはAさんの誠実な態度に感銘を受け、入居を許可してくれました。Aさんは、入居後も、定期的に大家さんとコミュニケーションを取り、良好な関係を築いています。

専門家からのアドバイス:犬のストレス軽減のために

獣医のB先生は、「犬は環境の変化に敏感な動物です。無断入室のような予期せぬ出来事は、犬に大きなストレスを与えます。ストレスは、犬の免疫力を低下させ、病気にかかりやすくする可能性があります。」と述べています。

B先生は、犬のストレスを軽減するために、以下のことを推奨しています。

これらのことに注意して、犬が快適に過ごせるように心がけましょう。

まとめ:犬との幸せな生活のために

今回のケースは、大家さんの無断入室という問題でしたが、賃貸物件で犬と暮らすためには、様々な問題が発生する可能性があります。しかし、事前の対策や、大家さんや管理会社とのコミュニケーションを密にすることで、これらの問題を解決し、犬との幸せな生活を送ることができます。

この記事が、皆様の犬との賃貸生活の一助となれば幸いです。

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