愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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大型犬との賃貸生活:おしっこトラブルから見えた家のSOSサイン

#犬との暮らし
 
木造2階建ての賃貸に6年住んでいます。築年数は20年程だと思います。13歳の大型犬がおり、足腰も弱りトイレを決まった場所(ゲージ内)でしてくれなくなりました。何故か台所のクロス壁にお尻を向けて用を足します…壁にもたれ掛からないと出来ないのかもしれません。台所はクッションフロアを敷いてあり、拭き掃除を繰り返していますが、日中は仕事もあり留守になります。その為、壁沿いがビッショリになってしまう事も度々です。陽が射す為、巾木やクッションフロアも変色してしまいました(壁沿いにかけて)。またクッションフロア上にトイレゲージを置いていた所、ゴム製の滑り止めが付いていた為にくっきりとゲージの型の染みが出来てしまいました。実家に帰り、壁紙を見るとビスが壁紙を突き破り床から1.5m位の高さまで3箇所出ていました。押すと壁が動くように感じます。他の箇所は硬く違和感はありません。犬のトイレが原因だったら…中では何が…慌てて相談させて頂いてる次第です。リフォームが趣味の友人が来た時に、犬が悪戯して破いたクロスやクッションフロアの染みが出来た部分は1m位だから自分で張り替えて、巾木はニスを…と言われました。別に2階の階段上部と壁紙が張られた部屋でクロスが切れ亀裂の用な縦のヒビも見られます。震災前には無かったはずですが、度々の地震で亀裂が入ったのか…更新を済ませたばかり、クッションフロアも直してはおらず管理会社に連絡出来ません。せめて壁沿いの染み抜きが出来ればいいのですが…壁の動く感じや亀裂は何から来ているのか?その他にも畳を踏むと沈みが酷かったり…築20年になると目立つ修理箇所も多くあるんでしょうか?またどんな場所がありますか?

大型犬との暮らし、築20年の賃貸住宅…お困りですね!

ご質問ありがとうございます。13歳の大型犬との生活、そして築20年の賃貸住宅ということで、様々な問題が複合的に絡み合っている状況ですね。特に、愛犬のトイレ問題から始まった家の異変、本当にご心配なことと思います。今回は、犬との暮らしにおける住まいの問題に特化したアドバイザーとして、状況の整理から具体的な対策、そして今後の注意点まで、詳しく解説させていただきます。

ケーススタディ:もし私が同じ状況に立たされたら…

今回のケース、まるで他人事ではありません。私も以前、愛犬の介護をしながら築古の賃貸に住んでいた経験があります。壁におしっこをしたり、粗相をしてしまったり…。本当に毎日が戦いでした。だからこそ、あなたの不安や焦燥感が痛いほどよく分かります。

まず、今回の問題を整理してみましょう。

  1. 愛犬のトイレ問題:高齢による足腰の衰えが原因で、トイレの場所を認識できなくなっている。
  2. 住居の損傷:壁の染み、巾木やクッションフロアの変色、壁のビスの突出、クロスの亀裂、畳の沈みなど、様々な箇所で劣化や損傷が見られる。
  3. 心理的な負担:更新したばかりで管理会社に連絡しづらい、原状回復費用への不安など、精神的な負担も大きい。

これらの問題を一つずつ解決していくことで、愛犬との暮らしをより快適に、そして安心して送れるようにしていきましょう。

STEP1:愛犬のトイレ問題への緊急対策

まず、最優先で取り組むべきは愛犬のトイレ問題です。現状を放置してしまうと、住居の損傷がさらに悪化するだけでなく、愛犬自身も不衛生な環境で過ごすことになってしまいます。

1. 動物病院への相談

まずは動物病院を受診し、獣医さんに相談してみましょう。足腰の衰えだけでなく、認知機能の低下も考えられます。適切な薬やサプリメント、食事療法などで症状が改善される可能性があります。

また、獣医さんから介護方法やトイレの介助方法について具体的なアドバイスをもらうこともできます。

2. トイレ環境の見直し

愛犬が安心してトイレができるように、トイレ環境を見直しましょう。

3. バリアフリー化

愛犬が自由に移動できるように、住居内をバリアフリー化しましょう。

4. おむつの着用

どうしてもトイレが間に合わない場合は、おむつの着用も検討しましょう。

おむつを選ぶ際は、愛犬の体型に合ったものを選びましょう。また、通気性の良い素材のものを選ぶことで、蒸れを防ぐことができます。

おむつはこまめに交換し、皮膚トラブルを防ぎましょう。

5. 根気強い声かけと褒めること

トイレが成功したら、大げさに褒めてあげましょう。「上手だね!」「えらいね!」など、優しい言葉で褒めることで、愛犬は「ここでトイレをすると良いことがある」と学習します。

また、トイレのタイミングを予測し、優しく声かけをすることも大切です。「トイレ行こうか?」「おしっこ出るかな?」など、声かけをすることで、愛犬は安心し、排泄を促すことができます。

STEP2:住居の損傷箇所の確認と対策

愛犬のトイレ問題への対策と並行して、住居の損傷箇所の確認と対策を行いましょう。

1. 壁の染み、巾木やクッションフロアの変色

まずは、壁の染みや巾木、クッションフロアの変色部分を清掃しましょう。

清掃後、消臭スプレーをかけることで、臭いを軽減できます。

また、壁や巾木、クッションフロアを保護するために、防水スプレーをかけておきましょう。

2. 壁のビスの突出、クロスの亀裂

壁のビスの突出やクロスの亀裂は、専門業者に依頼して修理してもらうことをおすすめします。

ビスの突出は、下地材の腐食や建物の歪みが原因である可能性があります。放置すると、壁が崩落する危険性もあります。

クロスの亀裂は、地震や建物の歪みが原因である可能性があります。放置すると、亀裂が広がり、雨漏りの原因になることもあります。

管理会社に連絡し、状況を説明して修理を依頼しましょう。

もし、管理会社に連絡しづらい場合は、DIYで補修することも可能です。

ただし、DIYでの補修は、あくまで応急処置です。根本的な解決にはならないため、できるだけ専門業者に依頼することをおすすめします。

3. 畳の沈み

畳の沈みは、畳床の劣化や湿気が原因である可能性があります。

畳を上げて、畳床の状態を確認しましょう。

もし、畳床が劣化している場合は、畳の交換が必要です。

湿気が原因の場合は、畳を乾燥させましょう。天気の良い日に、畳を立てかけて陰干しすると効果的です。

また、畳の下に除湿シートを敷くことで、湿気を防ぐことができます。

STEP3:管理会社とのコミュニケーション

今回の状況を考えると、管理会社とのコミュニケーションは避けて通れません。

更新したばかりで連絡しづらい気持ちも分かりますが、放置しておくと事態が悪化する可能性があります。

1. 事実を正直に伝える

まずは、管理会社に電話またはメールで連絡し、状況を正直に伝えましょう。

愛犬のトイレ問題で住居に損傷が生じていること、そして、その原因が愛犬の高齢によるものであることを伝えましょう。

また、自分でできる範囲で清掃や補修を行っていることも伝えましょう。

2. 修理費用の負担について相談する

修理費用の負担について、管理会社と相談しましょう。

一般的に、経年劣化による損傷は、貸主が負担することが多いです。しかし、愛犬のトイレ問題が原因である場合は、借主が一部または全部を負担する必要があるかもしれません。

まずは、賃貸契約書を確認し、原状回復義務について確認しましょう。

また、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」も参考に、交渉を進めましょう。

3. 今後の対策について相談する

今後の対策について、管理会社と相談しましょう。

例えば、

など、様々な対策が考えられます。

管理会社と協力して、愛犬との暮らしをより快適に、そして安心して送れるようにしていきましょう。

STEP4:専門家への相談

今回のケースは、専門家の意見を聞くことも有効です。

1. 建築士

壁のビスの突出やクロスの亀裂の原因を特定し、適切な修理方法をアドバイスしてくれます。

2. 弁護士

原状回復義務に関するトラブルについて、法的なアドバイスをしてくれます。

3. 不動産鑑定士

住居の損傷による価値の低下について、鑑定してくれます。

これらの専門家に相談することで、より客観的な視点から問題解決に取り組むことができます。

まとめ:愛犬との暮らしを諦めないで!

今回のケースは、様々な問題が複合的に絡み合っており、解決には時間と労力がかかるかもしれません。

しかし、愛犬との暮らしを諦めずに、一つずつ問題解決に取り組んでいきましょう。

今回の記事が、あなたと愛犬の暮らしをより快適に、そして安心して送るための一助となれば幸いです。

もし、何かご不明な点や不安なことがあれば、いつでもご相談ください。

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