愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
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たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

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多頭飼育崩壊の危機?お母様が犬の世話をしない場合の対処法

#犬の飼育環境
 
うちで飼っている犬は2匹います。1匹目は5年ほど前に父が突然死してから母の寂しさを紛らわすようにペットショップから連れてきて、2匹目は1匹じゃかわいそうだからと同じように連れてきました。犬を飼い始めて4年ほど経ちますが、散歩はしないし、室温30度の中扇風機すらせずにネズミがいるような散らかった汚い部屋で放し飼いしています。ご飯とトイレは1日に2回ぐらい変えているものの間食用のご飯ばかりで犬の体重が激増している状態です。具合が悪くなっても動物病院にも連れて行かない母をどうすればよいのでしょうか。犬たちを引き取ろうと思い、ペット可の賃貸を契約してもうすぐ入居する予定ですが、母にはあなたと話したくないからと言われて話すことができていません。周りの大人たちに伝えても母がかわいそうとまで言われてしまい、正直私はどうすればいいか分かりません。

ご相談ありがとうございます。お母様が犬の世話をせず、犬たちの健康状態が悪化している状況、そして、ご自身がペット可の賃貸を契約して犬を引き取ろうとしているものの、お母様との関係や周囲の理解が得られず、どうすれば良いか悩んでいらっしゃるのですね。心中お察しいたします。

結論から申し上げますと、犬たちの命を守ることを最優先に考え、毅然とした態度で行動することが重要です。

今回は、多頭飼育崩壊とも言える状況を脱するために、以下の3つのステップで具体的なアドバイスをさせていただきます。

1. 現状の把握と証拠集め
2. 関係機関への相談
3. 犬の引き取りと環境改善

1. 現状の把握と証拠集め

まず、客観的な証拠を集めることが大切です。
お母様の犬の飼育状況を具体的に記録し、写真や動画を撮影しておきましょう。
例えば、以下のような情報を記録します。
部屋の状況(清潔さ、温度、危険物の有無など)
犬の健康状態(体重、毛並み、目の輝き、歩き方など)
食事の内容と回数
散歩の頻度
動物病院への受診状況

これらの情報は、後々、関係機関に相談する際に役立ちます。
また、可能であれば、獣医さんに犬の健康状態を診てもらい、診断書を作成してもらうと、より説得力が増します。

2. 関係機関への相談

証拠が集まったら、以下の関係機関に相談してみましょう。
動物愛護センター:虐待の疑いがある場合、調査や指導を行ってくれます。
保健所:犬の飼育状況について相談できます。必要に応じて、お母様への指導や助言を行ってくれます。
動物愛護団体:犬の保護や里親探しを行っています。状況によっては、一時的に犬を保護してくれる場合もあります。
弁護士:法的なアドバイスやサポートを受けることができます。

相談する際は、集めた証拠を提示し、現状を詳しく説明しましょう。
関係機関は、それぞれの専門知識や権限に基づいて、適切な対応を検討してくれます。

3. 犬の引き取りと環境改善

関係機関への相談と並行して、犬の引き取りに向けて準備を進めましょう。
すでにペット可の賃貸を契約されているとのことですので、まずは、お母様と話し合い、犬の引き取りについて合意を得るように努めましょう。

話し合いのポイント

感情的にならず、冷静に話す
犬の健康状態を心配していることを伝える
自分が犬を引き取って、適切な飼育環境を提供できることを説明する
お母様の気持ちに寄り添い、感謝の気持ちを伝える

お母様が感情的になり、話し合いが難しい場合は、手紙やメールで伝えるのも一つの方法です。
また、第三者(親戚や友人など)に間に入ってもらい、話し合いを仲介してもらうのも有効です。

引き取り後の環境改善

無事に犬を引き取ることができたら、以下の点に注意して、犬たちが安心して暮らせる環境を整えましょう。
健康管理:獣医さんに診てもらい、必要な治療や予防接種を受けさせる。適切な食事を与え、体重管理を行う。
運動:毎日散歩に連れて行き、適切な運動をさせる。
清潔:定期的にシャンプーやブラッシングを行い、体を清潔に保つ。
安全:危険なものや犬が口にすると有害なものを片付ける。
愛情:たくさん遊んであげたり、話しかけたりして、愛情を注ぐ。

犬たちは、長年、不適切な環境で過ごしてきたため、心身ともに疲弊している可能性があります。
焦らず、ゆっくりと時間をかけて、犬たちの心を開き、信頼関係を築いていきましょう。

周囲の理解を得るために

ご家族や周囲の方々が、お母様を擁護し、あなたの行動に理解を示してくれないとのことですが、そのような状況でも、諦めずに、犬たちのために行動することが大切です。
ご家族や周囲の方々に、犬の現状を理解してもらうように努めましょう。写真や動画を見せたり、獣医さんの診断書を見せたりするのも有効です。
動物愛護に関する知識を深め、ご家族や周囲の方々に伝えることで、理解を深めてもらうことができます。
同じような経験を持つ人たちと交流し、情報交換や励まし合いをすることで、精神的な支えを得ることができます。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさんは、実家で飼育されていた犬の世話を母親がほとんどせず、犬が不衛生な環境で衰弱していくのを見かねて、犬を引き取ることを決意しました。しかし、母親はAさんの申し出に激しく反発し、親族も母親を擁護しました。

Aさんは、まず、犬の健康状態を獣医に診断してもらい、診断書を作成してもらいました。そして、診断書を持って、母親と親族に、犬の現状を説明し、引き取りの必要性を訴えました。

母親は、最初は頑なに拒否していましたが、Aさんの熱意と獣医の診断書に心を動かされ、最終的には犬の引き取りに同意しました。

Aさんは、犬を引き取った後、獣医の指導のもと、適切な食事や運動を与え、愛情を注ぎました。その結果、犬は徐々に元気を取り戻し、Aさんと幸せな日々を送っています。

Aさんは、「最初は、母親や親族に理解してもらえず、とても辛かったですが、犬の命を守るためには、諦めるわけにはいきませんでした。勇気を出して行動して、本当に良かったと思っています」と語っています。

最後に

今回の問題は、単なる犬の飼育問題ではなく、家族関係や感情的な問題も絡み合っている複雑な問題です。
解決には時間がかかるかもしれませんが、諦めずに、一歩ずつ、解決に向けて進んでいきましょう。

応援しています。

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