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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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多頭飼育の不安を解消!犬同士の仲良し生活への道

#多頭飼育 #犬のしつけ #犬同士のトラブル
 
12年間一緒に暮らしている優しいミニチュアダックスと、母から引き取った3歳のプードルが仲が悪くて困っています。プードルはしつけがされておらず、ダックスに威嚇したり噛みついたりします。主人も噛まれてしまいました。プードルは後から来たのに横柄な態度で、このままでは平和な生活に戻れないのではないかと不安です。ダックスはきちんと躾けているので自信がありますが、プードルはどうすれば良いのでしょうか?

ご家族の一員である愛犬同士が仲良く暮らせるように、飼い主さんが悩まれているんですね。多頭飼育は、喜びもあれば、時に難しい課題も持ち合わせているものです。でもご安心ください!多くの飼い主さんが同じような経験をして、乗り越えています。この記事では、愛犬同士の良好な関係を築くための具体的な方法と、多頭飼育における生活の工夫についてご紹介します。

犬同士のトラブル、よくある原因とは?

まず、千代子ちゃん(プードル)とダックスちゃんが仲良くできない原因を探ることから始めましょう。3歳でしつけがされていない千代子ちゃんは、基本的な社会化が不足している可能性があります。犬社会の基本的なルールを理解していないため、ダックスちゃんに対して威嚇や攻撃といった行動に出てしまうのです。また、環境の変化(新しい家、新しい家族)へのストレスも、攻撃的な行動につながることがあります。

一方、ダックスちゃんは12年間も一緒に暮らしてきた、安心できる環境に突然新しい犬が来たことで、ストレスを感じているかもしれません。今まで独占していた飼い主さんの愛情を奪われたと感じ、千代子ちゃんに対して警戒心を抱いている可能性も考えられます。

具体的な解決策:ステップバイステップで仲良くしよう

ステップ1:安全な環境を作る

まずは、両方の犬が安全に過ごせる環境を整えることが大切です。完全に分離できるケージやサークルを用意し、それぞれの犬が落ち着けるプライベート空間を確保しましょう。食事や睡眠時は必ず分離し、互いにストレスを与えないように配慮することが重要です。

また、犬同士の接触を完全に遮断するのではなく、徐々に距離を縮めていくことが重要です。最初は、ケージやサークル越しに顔を合わせさせ、においを嗅ぎ合わせるなど、ゆっくりと慣れさせていきましょう。この段階では、決して無理強いせず、犬たちの様子をよく観察することが大切です。

ステップ2:正しいしつけで千代子ちゃんをサポート

千代子ちゃんのしつけは、専門家の力を借りるのも有効な手段です。ドッグトレーナーに相談し、プロの指導を受けることで、より効果的なしつけ方法を学ぶことができます。また、近所のドッグランやペットショップなどで、他の犬と安全に接する機会を作ることで、社会化を促進することができます。

基本的なコマンド(おすわり、待てなど)を教え、千代子ちゃんが飼い主さんの指示に従えるようにすることも重要です。これにより、千代子ちゃんの行動をコントロールしやすくなり、ダックスちゃんとのトラブルを回避しやすくなります。

ステップ3:ダックスちゃんの安心感を高める

ダックスちゃんは、千代子ちゃんの存在によって、今までと異なる環境に適応しようとしている状態です。そのため、ダックスちゃんへの愛情表現を今まで以上に意識的に行い、安心感を高めることが大切です。普段以上に優しく撫でたり、声をかけたり、おやつを与えたりすることで、ダックスちゃんのストレスを軽減することができます。

また、ダックスちゃん専用の遊び場や休息場所を確保し、千代子ちゃんのいない時間帯に、ダックスちゃんがリラックスできる時間を与えることも効果的です。ダックスちゃんにとって、安全で落ち着ける場所があることは、心の安定につながります。

ステップ4:ゆっくりと距離を縮める

ある程度、両方の犬が落ち着いてきたら、短い時間だけ、監視しながら一緒に遊ばせてみましょう。最初は、リードをつけて、お互いが自由に動ける範囲を制限します。そして、良い行動(お互いに近づきすぎない、威嚇しないなど)には、すぐに褒めておやつを与えましょう。悪い行動(威嚇、噛みつきなど)には、すぐに注意します。

この過程は、時間と根気が必要です。焦らず、犬たちのペースに合わせて、ゆっくりと距離を縮めていくことが大切です。すぐに効果が出なくても、諦めずに継続することが重要です。

多頭飼育における生活の工夫

多頭飼育では、生活空間の工夫も重要です。例えば、食事の場所を離したり、トイレを複数個用意したりすることで、犬同士のトラブルを減らすことができます。また、散歩の際には、それぞれの犬の性格や体力に合わせて、時間やコースを調整することも大切です。

さらに、飼い主さんの行動も重要です。犬同士のトラブルを目撃した際には、すぐに注意し、適切な行動を教え込むことが大切です。そして、常に犬たちの様子を観察し、問題行動を早期に発見することが重要です。もし、どうしても解決できない場合は、獣医や動物行動学の専門家に相談しましょう。

まとめ:愛犬との幸せな生活のために

多頭飼育は、大変な面もありますが、犬同士が仲良くなれば、家族全体がより幸せな生活を送ることができるでしょう。焦らず、犬たちのペースに合わせて、一つずつステップを踏んでいきましょう。そして、常に犬たちの様子を観察し、問題行動を早期に発見することが大切です。愛犬との幸せな生活のために、諦めずに努力を続けましょう!

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