愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

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多頭飼い家庭での犬の攻撃性と解決策:穏やかな共存を目指して

#多頭飼い #犬の攻撃性 #認知症介護
 
至急回答願います!散歩中に他所の犬に噛み付くオス犬(柴系雑種の中型犬)がいて困っています。もう2度目です。獣医さんに相談しましたが、去勢や牙を抜いてもおとなしくならないと言われました。今年の2月から、認知症が進行した実家の父と同居を始めました。母は10年以上認知症で入院しており、去年亡くなりましたが、ずっと一人暮らしだったので、社会性がありません。寂しさから7年前から犬を飼い始めましたが、散歩にも行かず、無駄吠えをしても餌をあげるか棒で叱るだけで、しつけはされていませんでした。何度も犬が逃げ出して近所から苦情が来たり、保護されて連れ戻すこともありました。父と同居するにあたって、この犬も我が家に来ました。うちには、16歳でほぼ寝たきりのメス犬と、5歳のメス・ボストンテリアもいます。父は、ボストンテリアを見て「犬なんて外で飼うものだ」「子供がいるのに犬を抱っこするな」などと言います。寝たきり犬を見て「あんな盲目の犬、保健所に連れて行け」とも。子供がいるのに3匹も飼うのはおかしい、死んだらもう犬を飼うな、と毎日言われます。3ヶ月前に犬が逃げ出して近所の犬を噛み、保健所に収容された際、罰金のやり取りを聞いて「殺処分してしまえ」と言われました。父には犬への責任感がないようです。しかし、父は犬の散歩やゴミ出しを役割として与えると、一生懸命になり、感謝すると喜んでくれます。半年ほどで父も犬も落ち着き、無駄吠えもなくなりました。それでも、父は散歩の際に細い枝を持ち歩き、犬をコントロールしようとしています。私が父を注意すると、犬に枝で体罰を加えるので、また喧嘩になります。今日の夕方、散歩中にダックスフンドを襲って噛んでしまいました。驚いた父が綱を離し、ダックスフンドは逃げ、3箇所噛まれました。飼い主の方が泣きながら状況を説明し、父の態度を非難しました。犬は脱糞し、血を付けていました。父は犬同士の喧嘩だと繰り返しますが、私は事情を説明し謝罪しました。しかし、次は隣の子供を噛んだらどうしようかと心配です。獣医さんに殺処分を断られたら、私が手を下し、死ぬまで懺悔しようと思っています。父の批判は勘弁してください。たくさんのアドバイスを感謝します。犬を見て申し訳なさそうにしているように見えるので、去勢や口輪についても調べてみます。色々なことを抱え込みすぎて、犬を殺してしまうところでした。もうすぐ初孫が生まれるので、殺生はできませんよね。ありがとうございました。

多頭飼いのストレスと犬の攻撃性

まず、ご状況を拝聴し、大変お辛い状況にあること、そして、ご家族の皆様、そして何より愛犬への深い愛情を感じました。愛犬の行動に悩まれ、ご自身も追い詰められている状況、本当に心苦しいですね。 しかし、ご安心ください。解決策は必ずあります。まずは、冷静に状況を整理し、一つずつ解決していきましょう。

愛犬の攻撃行動は、長年の適切な社会化やトレーニング不足、そして現在の家庭環境のストレスが複雑に絡み合っている可能性が高いです。7年前から飼われている犬は、基本的なしつけが不足している上に、飼い主さんであるお父様の認知症の進行による不安定な環境の中で育ってきたことが、攻撃行動の大きな原因と考えられます。多頭飼いのストレスも無視できません。16歳で高齢の犬と5歳の犬、そして新しく加わった柴系雑種犬の、それぞれの性格や年齢による摩擦も影響している可能性があります。

具体的な解決策:段階的なアプローチ

専門家の力を借りる

まずは、動物行動学の専門家に相談することを強くお勧めします。獣医さんだけでなく、犬の行動に特化した専門家であれば、愛犬の行動の背景にある原因をより深く分析し、具体的な解決策を提案してくれます。彼らは、適切なトレーニング方法や環境調整のアドバイスをしてくれるでしょう。専門家への相談は、解決への第一歩であり、あなた自身の精神的な負担を軽減する上でも非常に重要です。

しつけの見直しとトレーニング

専門家のアドバイスを基に、愛犬のしつけを見直しましょう。基本的な服従訓練から始め、散歩中のマナーや他の犬との適切な距離の保ち方を丁寧に教えていく必要があります。急に厳しくするのではなく、ポジティブな強化を用いたトレーニングが効果的です。ご褒美や褒め言葉で良い行動を強化し、悪い行動には無視やリダイレクトで対応するなど、穏やかな方法でしつけを進めていきましょう。これは、時間と忍耐を要しますが、愛犬との信頼関係を築く上で非常に大切です。

環境の改善

家庭環境も重要な要素です。犬同士のトラブルを防ぐために、それぞれの犬が安全に過ごせる空間を確保しましょう。例えば、食事や休憩スペースを分けてあげたり、ケージやサークルを使って、必要に応じて分離することも有効です。また、お父様の認知症の症状によって、犬への接し方が不安定になる可能性があります。そのため、お父様へのサポート体制を整えることも重要です。介護サービスの利用や、ご家族や近隣の方々との協力体制を築くことで、お父様と愛犬、そしてご家族全員が安心して暮らせる環境を作ることが大切です。

口輪の使用

散歩中は、口輪の使用も検討しましょう。これは、愛犬を保護するため、そして他者を傷つけるリスクを減らすためにも有効な手段です。口輪は、愛犬が攻撃的な行動に出るのを物理的に防ぐだけでなく、飼い主さん自身の安心感にも繋がります。ただし、口輪をつける際には、愛犬が快適に過ごせるように、適切なサイズとタイプの口輪を選ぶことが重要です。無理強いはせず、最初は短時間から始め、徐々に慣れさせていくようにしましょう。

ご自身のケア

最後に、ご自身の精神的なケアも大切です。 現状のストレスは計り知れません。一人で抱え込まず、ご家族や友人、専門機関などに相談し、サポートを受けてください。 あなたは素晴らしい飼い主さんであり、愛犬への愛情は十分伝わっています。焦らず、一歩ずつ解決策を進めていきましょう。

まとめ:穏やかな共存を目指して

愛犬の攻撃性への対処は、簡単ではありませんが、諦める必要はありません。専門家のアドバイスを受け、適切なトレーニングと環境調整を行うことで、愛犬と穏やかに暮らす道は開けます。そして、ご自身のケアも忘れずに、周りの方の協力を得ながら、一歩ずつ進んでいきましょう。愛犬と、そしてご家族と、幸せな日々を取り戻せるよう、心から応援しています。

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