愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

分譲マンションでペット不可なのはなぜ?猫の室内飼いでも退去になる?

#分譲マンション
 

分譲マンションでペットを飼いたいと考えている方にとって、「ペット不可」の規約は大きな壁ですよね。特に猫の場合、室内飼いであれば他の住人に迷惑をかける可能性は低いように思えます。しかし、分譲マンションには、賃貸マンションとは異なる事情があるのです。今回は、分譲マンションにおけるペット不可の理由や、実際に猫の室内飼育が発覚した場合の退去事例について、詳しく解説していきます。

まずは結論からお伝えすると、分譲マンションでペット不可の規約がある場合、猫の室内飼いであっても規約違反となり、最悪の場合は退去を求められる可能性があります。

分譲マンションでペット不可というのは何故でしょうか?賃貸マンションで大家さんが自分の所有マンションを傷めないためにペット不可というのは意味が解るのですが、分譲マンションでペット不可って、何故そのような取り決めが有るのでしょうか?犬とかだったら、散歩させないといけないので、廊下やエレベーター等で他の住人とすれ違うこともあり、マンションの共有部分で粗相をしたり、噛みついたりの怪我をさせる可能性も有るので解る気がするのですが。完ぺきな室内飼いの猫の場合、自分の所有マンションを傷めるだけだし、他の人に迷惑をかける可能性も無いと思うのですが・・・・。

ペット不可の賃貸物件で、ペットを飼っていることが解って退去ってよく聞きますが、ペット不可の分譲マンションで猫を室内飼いしていて退去って有るのでしょうか?

分譲マンションにおけるペット不可の理由

分譲マンションは、区分所有者全員で構成される管理組合によって運営されています。ペット飼育に関するルールは、管理規約によって定められており、区分所有者の合意に基づいて決定されます。

では、なぜ分譲マンションではペット不可の規約が設けられることが多いのでしょうか?その背景には、以下のような理由が考えられます。

1. アレルギー問題:
マンションには様々な人が住んでいます。中には、動物アレルギーを持つ人もいます。共有スペースでアレルゲンに触れることで、健康被害を受ける可能性があります。
2. 鳴き声や臭い:
犬の鳴き声やペットの臭いは、近隣住民とのトラブルの原因となることがあります。特に集合住宅では、音が響きやすく、臭いがこもりやすいという問題があります。
3. 共用部分の汚れや損傷:
ペットが共用部分を汚したり、傷つけたりする可能性があります。これにより、清掃費用や修繕費用が発生し、管理費の値上げにつながることもあります。
4. 動物が苦手な人への配慮:
動物が苦手な人や、恐怖を感じる人もいます。共用部分でペットと遭遇することで、精神的な苦痛を与える可能性があります。
5. 資産価値の維持:
ペット可のマンションは、そうでないマンションに比べて、資産価値が下がる傾向があります。ペット不可にすることで、マンション全体の資産価値を維持しようという考え方があります。

これらの理由から、分譲マンションではペット不可の規約が設けられることが多いのです。

猫の室内飼育でも規約違反になる?

「猫は室内で飼うから、他の人に迷惑をかけることはない」と考える方もいるかもしれません。しかし、分譲マンションの規約は、犬や猫の種類に関わらず、ペット全般を禁止している場合がほとんどです。

規約でペットが禁止されているにも関わらず、猫を飼育した場合、以下のようなリスクがあります。
管理組合からの注意・警告:
まずは、管理組合からペット飼育の中止を求める注意や警告を受けることになります。
損害賠償請求:
規約違反によってマンションの資産価値が下がった場合、損害賠償を請求される可能性があります。
強制退去:
再三の注意や警告にも関わらず、ペットの飼育を続けた場合、最終的には強制退去を命じられる可能性があります。

特に注意したいのは、分譲マンションの場合、賃貸マンションとは異なり、退去勧告に応じない場合、裁判になる可能性があるということです。裁判で敗訴した場合、退去だけでなく、損害賠償や裁判費用も負担しなければならなくなる可能性があります。

実際にあった退去事例

実際に、ペット不可の分譲マンションで猫を飼育していたことが発覚し、退去を求められた事例は数多く存在します。

事例1:Aさんのケース

Aさんは、ペット不可の分譲マンションに住んでいましたが、どうしても猫と暮らしたくて、内緒で猫を飼い始めました。しかし、猫の鳴き声が隣人に聞こえてしまい、管理組合に密告されました。管理組合からの再三の注意にも関わらず、Aさんは猫の飼育を続けたため、最終的には裁判となり、敗訴。猫を手放し、マンションを退去することになりました。

事例2:Bさんのケース

Bさんは、ペット不可の分譲マンションを購入する際、不動産会社から「猫の室内飼育であれば、黙認されることが多い」と説明を受けました。しかし、入居後、猫アレルギーを持つ住民から苦情が寄せられ、管理組合からペット飼育の中止を求められました。Bさんは、不動産会社の説明を理由に猫の飼育を続けましたが、管理組合は規約に基づき、Bさんに退去を求めました。

これらの事例からわかるように、分譲マンションにおけるペット飼育は、規約で禁止されている場合、例外なく認められません。

ペット可の分譲マンションを選ぶという選択肢

どうしてもペットと暮らしたいという方は、ペット可の分譲マンションを選ぶことを検討しましょう。ペット可のマンションであれば、規約に沿ってペットを飼育することができます。

ただし、ペット可のマンションでも、犬種や大きさ、頭数などに制限がある場合があります。また、ペット飼育に関する追加の管理費が発生することもあります。

ペット可のマンションを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
規約の内容をよく確認する:
ペットの種類や大きさ、頭数などの制限、ペット飼育に関するルールなどを詳しく確認しましょう。
共用部分の設備を確認する:
ペット専用の足洗い場やドッグランなど、ペットのための設備が整っているか確認しましょう。
周辺環境を確認する:
動物病院やペットショップ、公園など、ペットと快適に暮らせる環境が整っているか確認しましょう。
住民のペットに対する理解度を確認する:
ペット可のマンションでも、住民全員がペット好きとは限りません。住民のペットに対する理解度を確認しておきましょう。

まとめ:分譲マンションでのペット飼育は規約遵守が絶対

分譲マンションにおけるペット飼育は、管理規約によって厳しく制限されています。ペット不可のマンションで内緒でペットを飼育した場合、退去を求められるだけでなく、損害賠償を請求される可能性もあります。

どうしてもペットと暮らしたいという方は、ペット可の分譲マンションを選ぶか、ペット飼育が可能な賃貸物件を探すことを検討しましょう。

ペットとの暮らしは、私たちに癒しと喜びを与えてくれます。しかし、集合住宅でペットを飼育する際は、周囲への配慮を忘れずに、規約を遵守することが大切です。

犬との暮らしを始める前に確認すべきこと

犬との生活は素晴らしいものですが、始める前にしっかりと準備をしておくことが大切です。ここでは、犬との暮らしを始める前に確認すべきことをご紹介します。

1. 家族全員の同意:
犬を飼うことは、家族全員の生活に影響を与えます。アレルギーを持つ人がいないか、世話をする時間や経済的な余裕があるかなど、家族全員で話し合い、同意を得ることが大切です。
2. 住居の確認:
賃貸物件の場合、ペット飼育が可能かどうかを確認する必要があります。分譲マンションの場合も、管理規約を確認し、ペット飼育に関するルールを把握しておきましょう。
3. 犬種選び:
犬種によって、性格や運動量、必要なケアなどが異なります。自分のライフスタイルに合った犬種を選びましょう。
4. 初期費用と維持費:
犬を飼うには、初期費用として、犬の購入費用やワクチン接種費用、飼育用品の購入費用などがかかります。また、毎月の維持費として、食費や医療費、トリミング費用などがかかります。
5. 飼育環境の整備:
犬が安全に快適に暮らせるように、飼育環境を整えましょう。ケージやトイレ、食器、おもちゃなどを用意し、犬が自由に動き回れるスペースを確保しましょう。
6. しつけ:
犬との生活を円滑にするためには、しつけが不可欠です。基本的なcommands(お座り、待て、伏せなど)を教え、社会性を身につけさせましょう。
7. 獣医:
信頼できる獣医を見つけておきましょう。定期的な健康診断やワクチン接種、病気の際の治療など、犬の健康管理を獣医と連携して行いましょう。
8. 散歩:
犬の運動不足解消やストレス解消のために、毎日散歩に連れて行きましょう。散歩コースや時間帯、必要な持ち物などを事前に確認しておきましょう。
9. 緊急時の対応:
犬が病気や怪我をした場合、どのように対応するかを事前に考えておきましょう。夜間や休日に対応してくれる動物病院を探しておくと安心です。
10. 犬の登録と狂犬病予防注射:
犬を飼い始めたら、市区町村に犬の登録を行い、狂犬病予防注射を受けさせることが法律で義務付けられています。

これらのことを確認し、しっかりと準備をすることで、犬との生活をより楽しく、より豊かなものにすることができます。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事