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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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保護犬譲渡の厳しい条件は普通? 譲渡の現状と対策を専門家が解説

#犬の譲渡
 

保護犬との出会いを夢見て、譲渡を検討されているのですね。しかし、複数の団体から提示された条件があまりにも厳しく、困惑されているご様子、心中お察しいたします。今回は、保護犬譲渡における条件について、よくある誤解や、実際に犬を迎え入れるための具体的なステップを解説します。ぜひ、最後まで読んで、一歩踏み出すためのヒントにしてください。

現在、保護犬譲渡について調べ、近隣にある複数の団体様へ譲渡の詳細条件や、希望する保護犬(前回の質問の条件から最大限妥協しています)が現在おられるかを電話やメールで問い合わせております。その中で、・運転免許証、健康保険証、パスポートのコピー提出・子どもが作れないという証明として診断書の原本提出・会社印と社長含む3人以上の役員の署名が入った在職証明書の提出・賃貸借契約書のコピー提出・オートロックとお部屋の合鍵提出・戸籍謄本と住民票の写しの提出・印鑑証明書の提出・所持する全ての銀行口座の通帳の表面と最終残高部分のコピー提出・(私たちの)素行調査に係る費用負担・最低でも週に1度写真と動画を送り、最低でも月に1度団体職員様の自宅訪問を受けること(訪問前の連絡をしてしまうと意味がなくなるので、連絡は行わないし、不在でも15分は待つのでその間に戻ってくればいいです)・私がパート(土日祝休み10〜15時)を辞め専業主婦となること・譲渡後最低半年は散歩の時間と距離、あげる餌の写真を毎回メールでリアルタイムで送ること・譲渡犬以外のペットは飼わないことなどの条件をご回答頂きました。(複数の団体様からのご回答をまとめて記載しています)現実的に考えると、提出したくない書類(診断書や合鍵など)や、提出できない書類(パスポート未所持、Eco通帳銀行の口座)、譲渡に係る費用以外の支払いなどがあったり、・犬を飼ったことがない人に譲渡することはできない・(親の所在を尋ねられ)あなたがたでは、もし何かあった時の後見人(親兄弟)の用意が不可能なので譲渡はできない・賃貸住宅だと今後引っ越しがあるだろうし軽自動車では事故した時に犬の生命が脅かされるので譲渡はできない。一戸建てか最低でも分譲マンションとファミリーカーを購入したらまた連絡くださいと断られたりするなど、夫共々、深く落ち込んでしまいました…。まだご回答が頂けていない団体様もありますが、●こういった条件は常識なのでしょうか…? たまたま、厳しい団体様へ問い合わせてしまっただけなのでしょうか…?●保護団体様より保護犬・猫を引き取られた方は、どのような条件下だったのでしょうか?何度も質問を投稿してしまい、大変申し訳ございませんが、上記2点に関してご回答・アドバイスを頂けましたら幸いです。

なぜ、そんなに厳しい条件があるの? 保護団体の本音と譲渡の目的

結論から申し上げますと、ご質問者様が提示された条件は、一般的に考えて非常に厳しいと言えます。しかし、なぜそのような厳しい条件を設ける団体が存在するのでしょうか?

その背景には、保護犬の悲しい過去と、二度と不幸な目に遭わせたくないという強い思いがあります。
虐待や飼育放棄の経験: 保護される犬の中には、人間によって心身ともに深く傷つけられた犬も少なくありません。
安易な飼育による放棄: 犬を飼うことの責任を十分に理解しないまま飼育を始め、手に負えなくなって放棄するケースも後を絶ちません。

これらの理由から、保護団体は犬の命と幸せを守るため、譲渡先を慎重に選ぶ必要があり、結果として厳しい条件を設けることがあります。しかし、その条件が過剰である場合や、譲渡希望者の状況を考慮しない一律的なものである場合は、改善の余地があると言えるでしょう。

保護犬譲渡のリアル:他の譲渡事例から学ぶ

では、実際に保護犬を譲り受けた方は、どのような条件をクリアしているのでしょうか? 一般的な事例を見てみましょう。
Aさんの場合:
譲渡団体:地域の動物愛護ボランティア団体
条件:
犬の飼育経験
家族全員の同意
住居の飼育許可
誓約書(終生飼育、適切な医療、狂犬病予防接種など)
トライアル期間(1週間)
譲渡費用(医療費、ワクチン代など)
Aさんは、以前にも犬を飼育した経験があり、家族全員が犬を迎え入れることを楽しみにしていました。トライアル期間を経て、犬との相性を確認し、正式に譲渡を受けました。
Bさんの場合:
譲渡団体:NPO法人
条件:
犬の飼育環境の確認(自宅訪問)
アンケート(飼育環境、生活スタイル、家族構成など)
面談(犬との相性、飼育に関する知識など)
譲渡費用(医療費、ワクチン代、マイクロチップ装着費用など)
Bさんは、一人暮らしでしたが、犬を飼うための十分な時間と経済力があることをNPO法人に認められました。定期的な連絡や相談を通じて、NPO法人との良好な関係を築いています。

これらの事例からわかるように、譲渡条件は団体によって異なりますが、一般的には、飼育環境、飼育経験、家族構成、経済力などが重視される傾向にあります。

譲渡を成功させるために:今すぐできる5つのステップ

厳しい条件に諦めずに、保護犬との出会いを実現するために、今すぐできることをご紹介します。

ステップ1:譲渡条件の再確認と交渉

まずは、各団体から提示された条件を改めて確認し、不明な点や納得できない点があれば、遠慮なく質問しましょう。例えば、「診断書の提出は難しいのですが、健康状態を証明する別の書類で代用できませんか?」「オートロックの合鍵は防犯上抵抗があるのですが、定期的な訪問時に立ち会うことは可能ですか?」など、具体的な代替案を提示することで、交渉の余地が生まれるかもしれません。

ポイント:譲渡団体の担当者と良好なコミュニケーションを取り、誠意をもって話し合うことが大切です。

ステップ2:他の譲渡団体の検討

譲渡条件は団体によって大きく異なります。一つの団体にこだわらず、複数の団体を比較検討することで、より自分に合った条件の団体を見つけることができるでしょう。インターネット検索やSNSなどを活用して、地域の保護団体やNPO法人を探してみましょう。

ポイント:譲渡団体のウェブサイトやSNSをチェックし、譲渡条件や活動内容を確認しましょう。

ステップ3:里親になるための準備

保護犬を迎えるためには、事前の準備が不可欠です。犬の飼育に必要な知識やスキルを習得し、住環境を整えましょう。
犬の飼育に関する書籍やウェブサイトを読む: 犬種ごとの特性、しつけ方、健康管理など、基本的な知識を身につけましょう。
ペット可の物件を探す: 賃貸物件の場合は、ペット飼育に関する規約を必ず確認しましょう。
犬の飼育に必要なグッズを揃える: ケージ、ベッド、食器、首輪、リード、おもちゃなど、必要なものを事前に準備しましょう。

ポイント:獣医さんやドッグトレーナーに相談し、アドバイスをもらうのも良いでしょう。

ステップ4:譲渡会やイベントへの参加

譲渡会やイベントに参加することで、実際に保護犬と触れ合うことができます。犬の性格や相性を確認するだけでなく、譲渡団体の担当者と直接話す機会にもなります。

ポイント:譲渡会やイベントでは、積極的に犬に触れ合い、担当者に質問してみましょう。

ステップ5:里親希望者向けの講習会やセミナーへの参加

一部の譲渡団体では、里親希望者向けの講習会やセミナーを開催しています。これらの講習会やセミナーに参加することで、保護犬に関する知識を深め、里親になるための心構えを学ぶことができます。

ポイント:講習会やセミナーでは、積極的に質問し、疑問点を解消しましょう。

専門家からのアドバイス:譲渡を成功させるための3つの秘訣

最後に、保護犬譲渡の専門家であるドッグトレーナーの山田さんに、譲渡を成功させるための秘訣を伺いました。
秘訣1:犬との相性を最優先に考える

「犬種や年齢、外見にとらわれず、犬との相性を最優先に考えましょう。譲渡会やイベントで実際に触れ合い、犬の性格や行動をよく観察することが大切です。相性の良い犬は、初めて会った時から何か感じるものがあるはずです。」
秘訣2:譲渡後のサポート体制を確認する

「譲渡後のサポート体制が整っている団体を選びましょう。譲渡後の相談窓口や、しつけに関するアドバイスなど、困った時に頼れる存在がいることは、非常に心強いです。譲渡後も継続的にコミュニケーションを取り、良好な関係を築きましょう。」
秘訣3:愛情と責任をもって犬を育てる覚悟をもつ

「保護犬は、過去に辛い経験をしていることが多いため、愛情と責任をもって育てる覚悟が必要です。犬のペースに合わせてゆっくりと信頼関係を築き、根気強く向き合うことが大切です。犬との生活は、喜びと感動に満ち溢れたものになるはずです。」

まとめ:諦めずに、あなたにぴったりの犬を見つけよう

保護犬譲渡の条件は厳しい場合がありますが、諦めずに探せば、きっとあなたにぴったりの犬が見つかるはずです。今回ご紹介したステップを参考に、積極的に行動し、保護犬との素敵な出会いを実現してください。応援しています!

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