愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

保護犬の譲渡条件はなぜ厳しい?万が一の預かりにも収入証明が必要な理由

#保護犬
 

保護犬の譲渡を希望される方が、ブリーダーやペットショップとの違いに戸惑うケースは少なくありません。特に、万が一の預かり先に関する条件や、収入証明の提出を求められることに疑問を感じる方は多いでしょう。

この記事では、保護犬の譲渡条件が厳しい理由と、その背景にある保護団体の想いを解説します。具体的な事例を交えながら、保護犬との出会いを実現するために理解しておくべきポイントをまとめました。

保護犬を譲渡して頂きたくその施設に電話をしたら、万が一の時の預かり場所と聞かれ、隣が実家だ。と伝えたら60歳以上はダメ。娘が一人暮らししている。と伝えたら娘さんの収入証明と賃貸ならペット可の証明が必要。そして持ち家であっても本人の収入証明が必要。と言われました。父の収入証明を提出して、自宅の隣に住んでる弟の収入証明を出したら譲渡してもらえるのでしょうか?ブリーダーやペットショップから来てもらう時はこんなにも細かく聞かれないのに、なぜ保護犬はこんな厳しいものなのでしょうか?万が一の時の預かりですら収入証明などがいる理由がわからないです。

なぜ保護犬の譲渡条件は厳しいのか?

保護犬の譲渡条件が厳しい背景には、保護団体が犬たちの幸せを第一に考えているという根本的な理由があります。一度は飼育放棄されたり、様々な理由で保護された犬たちは、心に傷を抱えている場合も少なくありません。そのため、新たな飼い主には、犬が安心して暮らせる環境を提供できるかどうかを慎重に見極める必要があるのです。

具体的には、以下の点が重視されます。
経済力: 犬を飼育するには、食費、医療費、トリミング代など、様々な費用がかかります。安定した収入があることは、犬が健康で幸せに暮らすための最低条件と言えるでしょう。
住居環境: 犬種や性格によっては、十分な運動スペースが必要です。また、集合住宅の場合は、犬の鳴き声などが近隣住民に迷惑をかけないように配慮する必要があります。
飼育経験: 犬の飼育経験があることは、犬の気持ちを理解し、適切な世話をする上で大きなアドバンテージとなります。
家族構成: 家族全員が犬を迎え入れることに賛成しているか、アレルギーを持つ人がいないかなども重要な確認事項です。
預かり先の確保: 飼い主が入院したり、旅行に出かける際に、犬を安心して預けられる場所があることは、万が一の事態に備える上で重要です。

万が一の預かり先にも収入証明が必要な理由

保護団体が、万が一の預かり先にも収入証明を求めるのは、預かり先にも犬が安心して暮らせる経済力があるかどうかを確認するためです。預かり期間が長引く可能性も考慮し、犬の食費や医療費などを負担できるかどうかを判断する必要があります。

また、預かり先が60歳以上の場合、体力的な問題や、万が一の際に犬の世話ができなくなる可能性も考慮されます。そのため、60歳未満の親族の協力が必要となる場合があるのです。

【ケーススタディ】譲渡条件の解釈と柔軟な対応

Aさんのケースを例に、具体的な対応策を考えてみましょう。

Aさんは、40代の夫婦2人暮らしで、過去に同犬種を飼育した経験があります。自宅の隣には実家があり、母親とその息子が暮らしています。また、同じ都道府県内に、ペット可マンションで一人暮らしをしている娘がいます。

保護団体から、万が一の預かり先として実家を挙げたところ、母親が60歳以上であることを理由に断られてしまいました。また、娘の収入証明とペット可証明の提出も求められています。

この場合、Aさんは以下の対応を検討することができます。

1. 父親の収入証明を提出する: まずは、Aさんの父親の収入証明を提出してみましょう。父親が安定した収入を得ていることを証明できれば、預かり先としての信頼性が高まります。
2. 隣に住む弟の収入証明を提出する: 父親の収入証明に加えて、隣に住む弟の収入証明も提出してみましょう。弟が犬の世話を手伝ってくれることをアピールすることで、保護団体の安心感につながります。
3. 娘の協力を得る: 娘に、万が一の際には犬の預かりを全面的に協力することを約束してもらいましょう。娘の収入証明とペット可証明を提出することで、預かり先としての選択肢が広がります。
4. 他の預かり先を探す: 親族以外にも、信頼できる友人や知人に預かりを依頼することも検討してみましょう。ペットシッターやペットホテルなども選択肢に入れることができます。
5. 保護団体とよく話し合う: 保護団体の担当者に、Aさんの家族構成や飼育経験、犬に対する愛情などを丁寧に伝えましょう。保護団体も、可能な限り柔軟に対応してくれるはずです。

保護犬との出会いを実現するために

保護犬の譲渡条件は厳しいものですが、決して乗り越えられない壁ではありません。保護団体の意図を理解し、誠意をもって対応することで、きっと素敵な出会いが待っているはずです。

最後に、保護犬との出会いを実現するために、以下のポイントを心に留めておきましょう。
譲渡条件をよく確認する: 各保護団体によって、譲渡条件は異なります。事前にしっかりと確認し、不明な点は遠慮なく質問しましょう。
自己PRをしっかりと行う: 自分の家族構成、住居環境、飼育経験などを具体的に伝え、犬を幸せにできることをアピールしましょう。
譲渡会やイベントに参加する: 実際に保護犬と触れ合うことで、相性の良い犬を見つけやすくなります。
ボランティア活動に参加する: 保護団体の活動を支援することで、犬との距離が縮まり、譲渡の可能性も高まります。
根気強く探す: 理想の犬に出会うまでには、時間がかかることもあります。諦めずに、根気強く探しましょう。

まとめ:保護犬との出会いは、新たな幸せの始まり

保護犬を迎え入れることは、犬にとっても、飼い主にとっても、新たな幸せの始まりです。譲渡条件をクリアし、愛情をもって犬を育てることで、かけがえのない家族の一員となるでしょう。

この記事が、保護犬との出会いを希望するすべての方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事