実家の愛犬との別れ、そして新しい家族を迎えたいという気持ち、よく分かります。大切なのは、犬との幸せな暮らしを始めるための準備をしっかりすることです。保健所とブリーダー、それぞれ譲渡のシステムは異なりますが、どちらも「犬の幸せ」を第一に考えています。この記事では、ブリーダーから犬を迎える際の具体的な手順や、気になる審査について、詳しく解説していきます。

ブリーダーから犬を迎える手順

ブリーダーから犬を迎える手順は、大きく分けて以下のステップになります。

• ブリーダー探し：信頼できるブリーダーを見つけることが何よりも大切です。犬種専門サイトやブリーダー紹介サイトなどを活用し、仔犬の健康状態や親犬の飼育環境、ブリーダーの飼育理念などをしっかり確認しましょう。見学に行くこともおすすめです。
• 見学と面会：気になるブリーダーが見つかったら、事前に連絡を取り、見学と仔犬との面会を申し込みましょう。仔犬の状態はもちろん、飼育環境やブリーダーの人柄なども確認します。この段階で質問をたくさんするのも良いでしょう。疑問点を解消し、安心できるブリーダーかどうかを見極めましょう。
• 仔犬の選定：仔犬と触れ合い、性格や健康状態などを確認して、あなたにぴったりの仔犬を選びましょう。ブリーダーのアドバイスも参考にしながら、慎重に選んでください。
• 契約と購入：仔犬が決まったら、ブリーダーと売買契約を結び、代金を支払います。契約書には、仔犬の健康状態や保証内容などが明記されていることを確認しましょう。契約書は必ず保管しておきましょう。
• 仔犬のお迎え：契約が完了したら、いよいよ仔犬をお迎えです。初めての飼い主さんは、不安も多いと思いますので、ブリーダーに飼育方法や注意点などを丁寧に教えてもらいましょう。

ブリーダーによる審査の内容

ブリーダーによる審査は、保健所のような厳格なものではありませんが、責任ある飼育ができるかどうかの確認は必ず行われます。 ブリーダーによって審査内容は異なりますが、一般的には以下の項目について確認されることが多いです。

• 飼育環境：住居の広さや環境だけでなく、犬を飼育するにあたって必要なスペースや設備（トイレ、寝床など）の有無を確認されます。ワンルームでも、犬が快適に過ごせる工夫があれば問題ないケースも多いです。例えば、ケージやサークルなどを活用して生活空間を確保するなどです。
• 生活スタイル：仕事の内容や生活時間、犬と過ごす時間などを聞かれることがあります。毎日十分な時間を割いて世話ができるか、適切なケアができるかを判断する材料となります。水商売のお仕事でも、きちんと時間を確保できる計画があれば問題ない場合もあります。ブリーダーに正直に相談してみましょう。
• 飼育経験：過去に犬を飼っていた経験の有無、その時の飼育状況などを聞かれることもあります。経験があれば、飼育に関する知識やスキルがあるかどうかを判断する材料になります。初めてでも、しっかりとした知識と準備があれば問題ありません。
• 経済状況：飼育費用（食費、医療費、その他諸費用）を負担できる経済力があるかどうかを確認されます。具体的な金額を聞かれることは少ないですが、飼育費用を十分に理解していることを示すことが重要です。

購入後のサポート

信頼できるブリーダーであれば、購入後も継続してサポートしてくれることが多いです。健康状態の相談や飼育方法のアドバイスなど、困ったことがあれば相談できる体制があるのは心強いですね。定期的な連絡や、健康状態の報告を求められることもあります。これは、ブリーダーが仔犬のその後を気にかけている証であり、あなたにとっても、適切な飼育を続けるためのサポートとなります。

ワンルームでの犬との生活

12畳のワンルームでも、工夫次第で犬と快適に暮らすことは可能です。小型犬を選ぶことや、ケージやサークルなどを活用して生活空間を確保することで、犬がストレスを感じることなく暮らせるように配慮しましょう。また、定期的な散歩や、室内での遊びを通して、犬の運動不足を解消することも大切です。近隣の住民への配慮も忘れず、マナーを守って生活しましょう。

まとめ：大切なのは「責任ある飼育」

ブリーダーから犬を迎えることは、大きな責任を伴います。審査が厳しくないからといって、安易に考えるのではなく、犬の生涯にわたる幸せを責任を持って担う覚悟が必要です。 あなたの状況を正直にブリーダーに伝え、相談することで、適切なアドバイスを受けられるはずです。 準備をしっかり整え、犬との幸せな生活をスタートさせましょう。

この記事が、新しい家族との出会いを後押しできれば幸いです。DOG-FRIENDLYでは、犬と暮らすための様々な情報を提供していますので、ぜひ他の記事もご覧ください。