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マンションの犬の鳴き声問題、どこに相談すればいい?【賃貸アドバイザーが解説】

#騒音トラブル
 

マンションで犬の鳴き声が聞こえるけれど、ペット禁止のはず…。そんな悩みを抱えていませんか? 誰に相談すればいいのか分からず、困っている方もいるかもしれません。今回は、そんな状況を解決するための具体的な相談先と、問題解決に向けたステップを解説します。

まずは結論から。分譲賃貸マンションで大家さんが不明な場合、まずはマンションの管理会社に相談するのがおすすめです。管理会社は、マンションの管理・運営に関する業務を行っており、住民からの苦情を受け付ける窓口となっています。

マンションに住んでいるのですが、どこに住んでいる人かわからないんですが結構犬の鳴き声がします。ペット禁止のはずなのですが。分譲賃貸マンションに住んでいて大家さんもわからないんですがこういう場合誰に問い合わせすればいいんでしょうか?

STEP1:状況の整理と証拠集め

まず、冷静に状況を整理しましょう。
鳴き声が聞こえる頻度と時間帯: 毎日なのか、特定の時間帯だけなのかを記録しましょう。
鳴き声の種類: 吠え声なのか、遠吠えなのかなど、具体的に記録しましょう。
鳴き声が聞こえるおおよその場所: どの方向から聞こえるのかを特定しましょう。
ペット禁止の規約: 賃貸契約書やマンションの管理規約を確認し、ペット禁止の条項があることを確認しましょう。

これらの情報を整理することで、相談する際に状況を正確に伝えることができます。また、可能であれば、鳴き声を録音しておくことも有効です。

STEP2:マンションの管理会社に相談

状況を整理したら、まずはマンションの管理会社に相談しましょう。管理会社は、マンションの共用部分の管理や、住民からの苦情対応などを行っています。
相談方法: 電話、メール、または直接訪問など、管理会社の連絡方法を確認しましょう。
相談内容:
ペット禁止の規約があるにも関わらず、犬の鳴き声が聞こえること。
鳴き声が聞こえる頻度、時間帯、おおよその場所。
迷惑を受けている状況。
改善を求める要望。
伝える際のポイント:
感情的にならず、冷静に状況を説明しましょう。
具体的な情報を提供し、状況を正確に伝えましょう。
改善を求める意思を明確に伝えましょう。

管理会社は、状況に応じて、犬を飼っていると思われる住人に注意喚起を行ったり、事実確認を行ったりします。

STEP3:管理会社が対応してくれない場合

管理会社に相談しても、状況が改善されない場合は、以下の方法を検討しましょう。

1. マンションの管理組合に相談: 管理組合は、マンションの区分所有者で構成される組織で、マンションの管理・運営に関する意思決定を行います。管理組合に相談することで、問題解決に向けた具体的な対策を講じてもらえる可能性があります。
2. 弁護士に相談: 法的な視点からアドバイスを受けたい場合は、弁護士に相談することも有効です。弁護士は、内容証明郵便の作成や、訴訟の提起など、法的な手段を通じて問題解決をサポートしてくれます。
3. 内容証明郵便を送付: 犬を飼っていると思われる住人に対し、内容証明郵便を送付することで、問題解決に向けた意思表示をすることができます。内容証明郵便は、送付した内容と日付を証明するもので、法的な証拠となります。
4. 調停を申し立てる: 裁判所を通じて、犬を飼っていると思われる住人と話し合いを行う調停を申し立てることもできます。調停は、裁判官や調停委員が間に入って、当事者間の合意を目指す手続きです。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさんは、分譲賃貸マンションに一人暮らしの女性です。数ヶ月前から、隣の部屋から犬の鳴き声が頻繁に聞こえるようになり、困っていました。Aさんのマンションはペット禁止だったため、管理会社に相談しましたが、なかなか状況は改善されませんでした。

そこでAさんは、弁護士に相談し、内容証明郵便を送付することにしました。内容証明郵便には、ペット禁止の規約があるにも関わらず、犬を飼育していること、鳴き声によって迷惑を受けていること、改善を求めることを記載しました。

内容証明郵便を送付した結果、隣の住人は犬を手放すことになり、Aさんの悩みは解決しました。

専門家からのアドバイス:騒音問題の解決策

騒音問題に詳しいB弁護士は、次のようにアドバイスしています。

「騒音問題は、当事者間の感情的な対立を引き起こしやすい問題です。まずは冷静に状況を整理し、証拠を集めることが重要です。また、管理会社や管理組合など、第三者を介して問題解決を図ることも有効です。法的な手段を検討する場合は、弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。」

犬との共生のために:犬を飼う側のマナー

犬を飼う場合は、周囲への配慮が欠かせません。
無駄吠え対策: 犬の無駄吠えは、近隣住民にとって大きな迷惑となります。無駄吠えの原因を特定し、適切な対策を講じましょう。
しつけ: 犬のしつけは、無駄吠え対策の基本です。専門家(ドッグトレーナーなど)の指導を受け、根気強くしつけを行いましょう。
運動: 運動不足は、犬のストレスの原因となり、無駄吠えにつながることがあります。毎日十分な運動をさせましょう。
環境: 犬が安心して過ごせる環境を整えましょう。騒音や刺激の少ない場所に犬の居場所を作ったり、快適な温度を保ったりすることが大切です。
排泄物の処理: 犬の散歩中に排泄物をした場合、必ず飼い主が処理しましょう。
共用部分の利用: マンションの共用部分を利用する際は、他の住民に迷惑をかけないように注意しましょう。

まとめ:諦めずに解決を目指しましょう

マンションでの犬の鳴き声問題は、解決までに時間がかかることもありますが、諦めずに適切な対応を取ることが重要です。まずは管理会社に相談し、状況に応じて、管理組合や弁護士など、専門家の力を借りながら、問題解決を目指しましょう。

この記事のポイント
分譲賃貸マンションで大家さんが不明な場合、まずはマンションの管理会社に相談する。
状況を整理し、証拠を集めることが重要。
管理会社が対応してくれない場合は、管理組合や弁護士に相談することも検討する。
犬を飼う場合は、周囲への配慮が欠かせない。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、法的助言ではありません。個別のケースについては、専門家にご相談ください。

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