マンションへの引越し、おめでとうございます!10階からの眺めはきっと素晴らしいでしょうね。でも、ワンちゃんたちとの暮らしとなると、散歩の回数や時間など、気になることがたくさん出てくるかと思います。特に、これまで一軒家で1日3回の散歩をしていたとなると、マンションでの生活に合わせた散歩のルーティンをどう作っていくか、悩みますよね。
結論から言うと、マンションでの犬の散歩回数は、犬種、年齢、性格、そしてマンションの立地条件などによって大きく変わってきます。この記事では、様々なケースを参考に、あなたの愛犬にぴったりの散歩プランを見つけるヒントをお届けします。
ケース1:アクティブな柴犬とのマンションライフ(Mさん)
Mさんの愛犬は、元気いっぱいの柴犬のハナちゃん。一軒家から駅近のマンションに引っ越した当初は、ハナちゃんの運動不足が心配でした。
引っ越し前の状況:1日3回、各30分の散歩。ドッグランにも週2回。
引っ越し後の課題:マンション周辺は交通量が多く、安全な散歩コースが少ない。
解決策:
朝夕の散歩は必須:各30分、交通量の少ない時間帯を選んで、公園まで足を延ばす。
昼の散歩は短めに:10分程度の排泄目的の散歩。
室内での遊び:ボール遊びや知育玩具で、運動不足を解消。
週末はドッグランへ:思い切り走り回れる時間を作る。
結果:ハナちゃんは、マンションでの生活にもすぐに慣れ、ストレスなく過ごせるようになりました。
Mさんの成功ポイント:
犬の性格に合わせた散歩プラン:ハナちゃんの運動量を考慮し、散歩と室内での遊びを組み合わせた。
安全な散歩コースの確保:交通量の少ない時間帯や公園を選び、安全に配慮した。
柔軟な対応:天候や体調に合わせて、散歩の回数や時間を調整した。
ケース2:お散歩大好きチワワとシニアマルチーズとのマンションライフ(Yさん)
Yさんの愛犬は、チワワのチョコちゃんと、シニアのマルチーズのミルクちゃん。チョコちゃんはお散歩が大好きですが、ミルクちゃんは年齢のこともあり、長時間の散歩は難しい状況です。
引っ越し前の状況:1日2回、各20分の散歩。
引っ越し後の課題:マンション周辺に緑が少なく、チョコちゃんのストレスが心配。ミルクちゃんの体力低下も気になる。
解決策:
チョコちゃん:朝夕の散歩は必須。近所の公園や緑地を積極的に利用し、気分転換を図る。
ミルクちゃん:無理のない範囲で、1日2回、5分程度の短い散歩。
カートの活用:ミルクちゃんの体力が落ちてきた時は、カートに乗せて散歩。
室内でのマッサージ:血行促進のため、優しくマッサージ。
結果:チョコちゃんは、新しい環境でも元気いっぱいに過ごし、ミルクちゃんも無理なく散歩を楽しめるようになりました。
Yさんの成功ポイント:
犬種と年齢に合わせた散歩プラン:チョコちゃんとミルクちゃんの体力や性格を考慮し、別々の散歩プランを立てた。
無理のない範囲での運動:ミルクちゃんの体調に合わせて、散歩の時間を短くしたり、カートを利用したりした。
愛情たっぷりのケア:室内でのマッサージや声かけで、ミルクちゃんの心身をケアした。
一般的に、マンションでの犬の散歩は、1日2回が目安と言われています。しかし、これはあくまで目安であり、愛犬の犬種、年齢、性格、そして健康状態によって、最適な回数と時間は異なります。
小型犬:1日2回、各15~30分程度の散歩が目安です。チワワやマルチーズなどの小型犬は、比較的運動量が少ないため、短い時間の散歩でも十分な運動になります。
中型犬:1日2回、各30~60分程度の散歩が目安です。柴犬などの中型犬は、ある程度の運動量が必要なため、少し長めの散歩を心がけましょう。
大型犬:1日2回、各60分以上の散歩が目安です。大型犬は、十分な運動量が必要なため、長めの散歩に加え、ドッグランなどで自由に走り回れる時間を作ってあげましょう。
散歩時間のポイント:
時間帯:早朝や夕方など、涼しい時間帯を選びましょう。夏場は、アスファルトの温度が上昇するため、犬が火傷をする恐れがあります。
季節:夏場は、熱中症対策として、こまめな水分補給を心がけましょう。冬場は、防寒対策として、犬用の服を着せたり、暖かい時間帯を選んで散歩に出かけましょう。
体調:愛犬の体調に合わせて、散歩の回数や時間を調整しましょう。体調が優れない時は、無理に散歩に出かけず、室内でゆっくり休ませてあげましょう。
マンションでの犬の散歩は、一軒家とは異なる注意点があります。
騒音対策:
無駄吠えをさせない:インターホンや他の住人の生活音に反応して吠えないように、しつけを徹底しましょう。
足音に配慮する:廊下や階段を歩く際は、足音を立てないように、ゆっくり歩きましょう。
排泄物の処理:
必ず持ち帰る:散歩中に排泄した場合は、必ずビニール袋に入れて持ち帰りましょう。
消臭対策:排泄後には、消臭スプレーをかけるなど、臭い対策を徹底しましょう。
共用部分の利用:
清潔に保つ:エントランスやエレベーターなどの共用部分は、常に清潔に保ちましょう。
犬を自由にさせない:共用部分では、必ずリードをつけ、犬を自由にさせないようにしましょう。
近隣住民への配慮:
挨拶をする:マンションの住人には、積極的に挨拶をしましょう。
迷惑をかけない:散歩の時間帯やコースなど、近隣住民に迷惑をかけないように配慮しましょう。
マンションでの犬の散歩、お役立ちグッズ:
消臭・抗菌スプレー:排泄後の臭い対策に。
マナーバッグ:排泄物を持ち帰る際に。
ウェットティッシュ:散歩後の足拭きに。
犬用カート:シニア犬や体力のない犬との散歩に。
犬用服:防寒対策や抜け毛対策に。
マンションでの犬との暮らしは、工夫次第でとても快適なものになります。愛犬の犬種、年齢、性格、そして健康状態を考慮し、最適な散歩プランを見つけてあげてください。そして、マンションのルールを守り、近隣住民への配慮を忘れずに、愛犬との素敵なマンションライフを送ってくださいね!