ご家族の反対、つらいですよね。長年夢見てきたボーダーコリーとの生活、そして大切な猫ちゃんたちへの愛情。どちらも大切にしたい気持ち、すごくよく分かります。今回は、ご家族の誤解を解き、猫ちゃんとボーダーコリー、そしてあなた自身も幸せになれる方法を一緒に考えていきましょう。
Mさんは、長年猫を飼っているご家庭で育ち、自身も猫が大好き。しかし、念願だった犬(柴犬)を飼うことに。当初、ご両親からは「猫がいるのに犬を飼うなんて!」と猛反対されました。しかし、Mさんは諦めずに、犬を迎えるにあたっての具体的な計画をご両親に説明しました。
犬を迎える前に、猫が安全に過ごせるスペースを確保すること
犬と猫が無理なく慣れていけるように、専門家(ドッグトレーナー、獣医)に相談すること
犬の世話は全て自分で行い、猫の世話がおろそかにならないようにすること
Mさんの熱意と具体的な計画が伝わり、ご両親も最終的には犬を飼うことを承諾。現在では、猫と犬は程よい距離感を保ちながら、仲良く暮らしているそうです。
まず、ご家族がなぜ反対しているのか、その理由を深く理解することが大切です。「猫を捨てるのか」という言葉には、
猫への愛情が薄れてしまうのではないか
猫の世話がおろそかになるのではないか
犬を飼うことで、猫の生活環境が悪化するのではないか
といった不安が隠されている可能性があります。これらの不安を解消するために、具体的な対策を提示していくことが重要になります。
ご家族の不安を解消するために、具体的な計画を立てましょう。
ボーダーコリーを飼っても、今まで通り週に一度実家に帰り、猫と触れ合う時間を作ることを約束する。
猫のために、定期的におもちゃや好物をプレゼントすることを伝える。
猫の健康状態を常に気にかけていることをアピールする(動物病院への定期健診など)。
同棲先では、猫が安心して過ごせる専用のスペース(猫用ケージ、高い場所など)を確保する。
ボーダーコリーが猫を追いかけたり、ちょっかいを出したりしないように、しつけを徹底することを約束する。
猫がストレスを感じないように、犬との接触は徐々に慣らしていく。
散歩、食事、トイレの世話、しつけなど、犬に関する全ての世話は自分で行うことを約束する。
猫の世話がおろそかにならないように、時間配分をしっかり行うことを説明する。
もし、どうしても手が回らない場合は、ペットシッターやドッグトレーナーなどの専門家の協力を得ることも検討していることを伝える。
これらの計画を、口頭だけでなく、書面にまとめてご家族に提示すると、より説得力が増します。
ご家族を説得するために、第三者の意見を取り入れるのも有効な手段です。
猫と犬の同居について、獣医さんに相談してみましょう。獣医さんの立場から、猫の健康管理や注意点などをアドバイスしてもらい、その内容をご家族に伝えることで、安心感を与えることができます。
ボーダーコリーのしつけについて、ドッグトレーナーに相談してみましょう。犬種の特徴や、猫との共生に必要なトレーニング方法などを教えてもらい、ご家族に伝えることで、犬の飼育に対する不安を軽減することができます。
ご家族への説得と並行して、猫の気持ちを第一に考えることも大切です。猫は環境の変化に敏感な動物です。新しい犬との生活は、猫にとって大きなストレスになる可能性があります。
食欲不振
過剰なグルーミング
排泄の失敗
隠れる場所から出てこない
これらのサインが見られた場合は、無理に犬と慣れさせようとせず、猫が安心して過ごせる環境を整えることを優先しましょう。
犬を迎えても、猫との触れ合いの時間を減らさないようにしましょう。猫が安心して甘えられる時間を作ることで、ストレスを軽減することができます。
ご家族の理解を得るには、根気強く話し合うことが大切です。一度反対されたからといって諦めずに、時間をかけて丁寧に説明していくことで、徐々に理解を得られる可能性はあります。
ご家族が猫を大切に思ってくれていることに感謝の気持ちを伝えましょう。「猫のことを心配してくれてありがとう」という言葉は、ご家族の心を和らげる効果があります。
犬を飼うことを急かすのではなく、ご家族のペースに合わせてゆっくりと話し合いを進めていきましょう。焦りは禁物です。
ご家族の理解を得られたら、いよいよボーダーコリーとの生活が始まります。しかし、その前に、いくつか準備しておくことがあります。
犬を迎えるための準備:犬用ケージ、トイレ、食器、ベッドなど、必要なものを揃えましょう。
犬の登録:犬を飼い始めたら、市区町村に登録する必要があります。
狂犬病予防注射:狂犬病予防法に基づき、犬には狂犬病予防注射を受けさせることが義務付けられています。
混合ワクチン:犬の健康を守るために、混合ワクチンを接種しましょう。
フィラリア予防:蚊によって媒介されるフィラリア症を予防するために、定期的に予防薬を投与しましょう。
ボーダーコリーとの生活は、きっとあなたの人生を豊かなものにしてくれるでしょう。しかし、そのためには、ご家族の理解と協力が不可欠です。今回ご紹介した方法を参考に、ご家族とよく話し合い、猫ちゃん、ボーダーコリー、そしてあなた自身も、みんなが幸せになれる方法を見つけてくださいね。応援しています!