愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
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ペット可賃貸の騒音トラブル!犬の鳴き声に悩まされた時の解決策

#騒音トラブル
 
現在、毎朝犬の声で起こされています。マンションのベランダに出しているようで、そこから鳴かれているのが聞こえます。コンクリート作りで外の話し声などは聞こえないのですが、リビングからでも携帯で録音できるレベルです。犬が出されるベランダが寝室のある部屋に面しています。

引っ越した当初は夜中にも犬をベランダに出していて(ベランダでおしっこをさせているのか、自分たちがうるさいからなのか?)、半年耐えましたが、少しノイローゼ気味と不眠症になり、犬がベランダで鳴くたびに起きてしまうようになりました。

一度、保健所に匿名の相談という形で連絡してもらったところ、昼夜問わず夜中やベランダに出してずっと鳴いていることはなくなったのですが、日中や夜10時くらいまでは我慢できるものの、朝方4時から7時の間にベランダに出され、鳴くと慌てて家に入れる(騒音を自覚している?)、おしっこをした時はバケツで水を流す音まで聞こえます。隣のベランダを見ると茶色く変色している部分があり、いつもおしっこをさせているのかなと思っています。あまりにも小虫と、たまに朝洗濯物を干すと変な匂いがするので、駄目だと分かっていても覗いてしまいました。

ペット可能賃貸物件でお互い様というのは分かっているのですが、どこまで言っていいやらで困っています。

1. どこまでが苦情の範囲か?
2. 管理会社がないので、苦情を入れるとしたらミニミニ?大家さんか?
3. 本人宅と直接した方がいいのか?
4. おしっこしている疑惑とはいえ、覗いてしまっているのでどこまで説明できるのか?

ペット可賃貸にお住まいのあなた。愛犬との暮らしは楽しいけれど、時として騒音問題に直面することもありますよね。特に、朝の犬の鳴き声で悩まされているとのこと、心中お察しいたします。今回は、そんな状況を打開するための具体的なアドバイスを、4つのステップに分けてご紹介します。騒音問題はデリケートな問題ですが、適切な対処法を知っていれば、解決の糸口が見つかるはずです。ぜひ、この記事を参考に、快適なペットライフを取り戻してください。

STEP1:現状の把握と証拠集め

まずは、騒音の状況を客観的に把握することから始めましょう。
騒音レベルの記録: 犬の鳴き声がどれくらいの大きさで、いつ、どのくらいの時間続くのかを記録します。騒音計アプリなどを活用するのも有効です。
録音・録画: 可能であれば、犬の鳴き声を録音・録画しておきましょう。日付や時間も記録しておくと、より証拠としての信憑性が高まります。
日記: 騒音によってどのような影響を受けているのか、具体的に記録します。例えば、「朝4時に犬の鳴き声で目が覚めて、その後眠れなくなった」「日中も犬の鳴き声が気になり、集中できない」など、詳細に記録することで、苦痛の度合いを伝えることができます。

これらの記録は、後々、管理会社や大家さんに相談する際に、状況を具体的に伝えるための重要な資料となります。また、第三者に相談する際にも、客観的な情報として役立ちます。

STEP2:管理会社または大家さんへの相談

騒音問題を解決するために、まずは管理会社または大家さんに相談してみましょう。
相談方法: 電話やメールで相談するのも良いですが、書面で相談する方が、記録に残るためおすすめです。
相談内容:
騒音の具体的な状況(いつ、どのくらいの時間、どのような鳴き声がするか)
騒音によってどのような影響を受けているか(睡眠不足、精神的な苦痛など)
改善してほしいこと(犬の鳴き声が聞こえないように対策してほしいなど)
伝える際の注意点:
感情的にならず、冷静に状況を説明する
具体的な証拠(録音データなど)を提示する
改善策を提案する(例:防音対策、犬の訓練など)

管理会社や大家さんは、入居者間のトラブルを解決する義務があります。相談することで、注意喚起や指導など、何らかの対応をしてくれる可能性があります。

騒音トラブル、管理会社はどこまで対応してくれる?

騒音トラブルが発生した場合、管理会社は以下のような対応をすることが一般的です。

1. 事実確認: まずは、騒音の状況について、当事者双方から話を聞き、事実関係を確認します。
2. 注意喚起: 騒音を出している入居者に対し、騒音に関する注意喚起を行います。口頭注意だけでなく、書面で通知することもあります。
3. 改善指導: 騒音の原因となっている行為の改善を指導します。例えば、ペットの飼育方法、楽器の演奏時間、生活時間帯などについて、具体的な改善策を提案します。
4. 仲介・調整: 当事者間の話し合いを仲介し、解決に向けた調整を行います。
5. 契約解除: 改善が見られない場合、賃貸契約の内容に基づき、契約解除を検討することがあります。ただし、契約解除は最終手段であり、慎重な判断が必要です。

ただし、管理会社によって対応範囲や対応の質は異なります。中には、十分な対応をしてくれない管理会社も存在します。そのため、相談する際には、以下の点に注意しましょう。
契約内容の確認: 賃貸契約書に、騒音に関する条項が記載されているか確認しましょう。
証拠の準備: 騒音の状況を具体的に伝えるために、録音データや騒音レベルの記録など、客観的な証拠を準備しましょう。
書面での記録: 口頭での相談だけでなく、書面で相談内容を記録しておきましょう。後々のトラブルを防ぐために重要です。

管理会社が対応してくれない場合は、弁護士や専門機関に相談することも検討しましょう。

STEP3:犬の専門家やトレーナーへの相談

犬の鳴き声の原因を特定し、改善策を見つけるために、犬の専門家やトレーナーに相談することも有効です。
犬の鳴き声の原因:
要求吠え(何かを要求している)
警戒吠え(不審な物音や人に対して警戒している)
分離不安(飼い主と離れるのが不安)
退屈(刺激が足りない)
専門家への相談:
獣医:健康状態に問題がないか確認
ドッグトレーナー:問題行動の改善方法を指導
動物行動学者:犬の行動心理に基づいたアドバイス

専門家は、犬の行動を観察し、鳴き声の原因を特定してくれます。そして、それぞれの原因に合わせた具体的な改善策を提案してくれます。例えば、要求吠えであれば、無視する、または要求に応える前に指示を出すなどの方法を教えてくれます。分離不安であれば、徐々に留守番の時間を長くする、または安心できる環境を作るなどのアドバイスをしてくれます。

STEP4:法的手段の検討

管理会社や大家さんに相談しても改善が見られない場合、または犬の専門家やトレーナーに相談しても効果がない場合は、最終的な手段として、法的手段を検討することも視野に入れましょう。
内容証明郵便: 騒音の状況、改善を求めていること、改善されない場合は法的手段を検討することを記載した内容証明郵便を送付します。
調停: 裁判所を介して、相手方と話し合いによる解決を目指します。
訴訟: 裁判所に訴えを起こし、損害賠償などを請求します。

ただし、法的手段は時間も費用もかかるため、慎重に検討する必要があります。弁護士に相談し、法的手段をとるべきかどうか、勝訴の見込みなどを確認することをおすすめします。

覗き見行為について

今回のケースで、注意しなければならない点として、相談者様が隣のベランダを覗き見してしまっているという点があります。

他人の住居を覗き見る行為は、軽犯罪法に触れる可能性があります。

軽犯罪法第1条23号には、「正当な理由がなくて人の住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服をつけないでいるような場所をひそかにのぞき見た者」は拘留または科料に処すると規定されています。

今回のケースでは、「あまりにも小虫と、たまに朝洗濯物を干すと変な匂いがするので、駄目だと分かっていても覗いてしまいました」とあります。この理由が「正当な理由」と認められるかどうかは、状況によって判断が異なります。

もし、裁判になった場合、裁判官は、覗き見の動機、目的、態様、回数、時間帯、場所、被害者の状況などを総合的に考慮して判断します。

今回のケースでは、以下の点が考慮される可能性があります。
動機: 小虫や異臭が原因で、生活環境に悪影響が出ていることを確認するためだった
目的: 悪意を持って覗き見したわけではない
態様: 一瞬覗き見ただけで、継続的に監視していたわけではない
回数: 一度だけである
時間帯: 朝の時間帯である
場所: ベランダである
被害者の状況: 覗き見られたことに気づいていない

これらの点を考慮すると、今回のケースでは、軽犯罪法違反に問われる可能性は低いと考えられます。

しかし、万が一、相手から訴えられた場合、裁判で争うことになります。裁判では、上記の点を主張し、正当な理由があったことを説明する必要があります。

そのため、今後は、絶対に覗き見をしないようにしましょう。

どうしても気になる場合は、管理会社や大家さんに相談し、状況を確認してもらうようにしましょう。

まとめ

ペット可賃貸での騒音トラブルは、解決が難しい問題ですが、諦めずに適切な対処をすることで、改善できる可能性があります。今回の記事でご紹介した4つのステップを参考に、騒音問題を解決し、愛犬との快適な生活を取り戻してください。

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