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ペット可賃貸の退去費用、12年住んだ猫との暮らしの落としどころ

#退去費用
 

猫ちゃんと12年、素敵な賃貸生活を送られたのですね。退去時の原状回復費用、特にペットとの暮らしで気になるニオイやクロスの問題…。ご心配な気持ち、すごくよく分かります。今回は、そんなお悩みを解決するために、具体的な事例や専門家の意見を交えながら、退去費用の相場や交渉のポイントを徹底解説します!

まずは結論から。ニオイの原状回復費用は、程度や範囲によって大きく変動します。クロスの張り替えに関しては、減価償却を考慮した上で、交渉の余地があります。それでは、詳しく見ていきましょう。

12年住んだペット可の賃貸アパートの退去費用について教えてください。アパートを契約する際に敷金として3ヶ月分納めてあります。また、ペットによる汚損等は賃借人負担となっています。猫を3匹飼っていましたので、どれだけ掃除をしても取れない匂いなどはあると思います。①匂いの原状回復はいくらぐらいかかるのでしょうか?②クロスや襖の唐紙などを張り替えるにしても、ガイドラインによれば減価償却は済んでいるものと考えていますが、それでも原状回復費用はかかるのでしょうか。

ケーススタディ:猫ちゃんと暮らした12年、退去費用はいかに?

今回のケースは、まさに「ペット可賃貸の退去費用」というテーマにおける典型的な事例と言えるでしょう。12年という長期にわたる居住、そして猫ちゃん3匹との生活。どうしてもニオイやクロスの汚れが気になりますよね。

ニオイの原状回復費用:相場と対策

まず、ニオイの原状回復費用についてですが、これは本当にケースバイケースです。ニオイの程度、範囲、使用する消臭剤の種類、施工方法などによって大きく変動します。
軽度なニオイの場合:消臭スプレーや簡易的な消臭作業で済む場合、数千円~数万円程度で済むこともあります。
中度なニオイの場合:専門業者による消臭作業が必要になる場合、数万円~数十万円程度かかることがあります。
重度なニオイの場合:壁や床の張り替えが必要になる場合、数十万円以上かかることもあります。

特に猫ちゃんの場合、マーキングによるニオイが染み付いていると、除去が困難な場合があります。しかし、諦めるのはまだ早いです!以下の対策を試してみましょう。

1. 退去前の徹底的な掃除:市販の消臭剤だけでなく、重曹やセスキ炭酸ソーダなど、ペットに安全な natural 洗剤も活用しましょう。
2. 専門業者への相談:複数の業者に見積もりを依頼し、ニオイの原因や除去方法について詳しく説明を受けましょう。
3. 大家さんとの交渉:ニオイの原因が経年劣化によるものではないか、ペット可物件であることを考慮してもらえるかなど、交渉してみましょう。

クロスの張り替え費用:減価償却と負担割合

次に、クロスの張り替え費用についてです。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によれば、クロスの耐用年数は6年とされています。つまり、12年住んでいる場合、クロスの価値はほぼゼロとみなされる可能性が高いです。

しかし、ここで注意したいのが「ペットによる汚損」です。猫ちゃんが壁で爪とぎをしたり、粗相をしてしまった場合、その部分は借主の負担となる可能性があります。

この場合も、諦めずに以下の交渉を試みましょう。

1. 汚損箇所の特定:汚損箇所が一部である場合、その部分のみの張り替えで済むよう交渉しましょう。
2. 負担割合の交渉:減価償却を考慮した上で、借主の負担割合を減らしてもらえるよう交渉しましょう。
3. 証拠の確保:入居時のクロスの状態を写真や動画で記録しておきましょう。退去時の状態と比較することで、交渉を有利に進めることができます。

専門家のアドバイス:交渉を有利に進めるために

ここで、賃貸トラブルに詳しい専門家A先生にアドバイスをいただきました。

A先生:「ペット可物件の場合、ある程度のニオイやクロスの汚れは想定されているはずです。しかし、だからといって、高額な原状回復費用を請求されるのは納得できませんよね。まずは、契約書をよく確認し、特約事項に不利な条項がないかチェックしましょう。次に、国土交通省のガイドラインを参考に、ご自身の主張を整理しましょう。そして、必ず書面で交渉を行い、証拠を残すようにしましょう。もし、交渉が難航する場合は、弁護士や消費者センターなどの専門機関に相談することも検討しましょう。」

成功事例:交渉で費用を大幅に削減!

実際に、交渉によって退去費用を大幅に削減できた事例も存在します。

Bさんのケース:Bさんは、犬と一緒に5年間ペット可賃貸に住んでいました。退去時に、管理会社から30万円の原状回復費用を請求されました。しかし、Bさんは諦めずに交渉。入居時の写真や動画を提示し、犬による汚れは一部であることを主張しました。また、減価償却を考慮し、負担割合の見直しを求めました。その結果、最終的にBさんが支払ったのは、5万円のみでした。

まとめ:賢く交渉して、ペットとの思い出を大切に

ペットとの賃貸生活は、かけがえのない思い出になります。しかし、退去時には、原状回復費用という現実が待ち構えています。今回の記事を参考に、賢く交渉し、納得のいく形で退去手続きを終えましょう。そして、ペットとの素敵な思い出を胸に、新たな生活をスタートさせてください!

退去費用を抑えるためのチェックリスト

退去前に以下の項目をチェックして、できるだけ原状回復費用を抑えましょう。
[ ] 契約書を再確認し、特約事項を確認する。
[ ] 入居時の状態を写真や動画で記録する。
[ ] 退去前に徹底的に掃除をする。
[ ] 複数の業者に見積もりを依頼する。
[ ] 大家さんまたは管理会社と書面で交渉する。
[ ] 国土交通省のガイドラインを参考にする。
[ ] 必要に応じて、専門機関に相談する。

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