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ペット可賃貸の退去時トラブル!床の修理費用は本当に必要?【犬との暮らし】

#トラブル
 
賃貸契約している家を売りに出され、見学者にうちの家を内覧させろとオーナーに言われました。3年更新、最長10年ぐらい可能と言われた賃貸物件に住んでいますが、オーナーさんがお金が必要になったらしく、3年で家を出て行くか買い取れと言われました。もちろん変な話で不動産の管理者とオーナーさんと話合いましたが、うちが買わないなら売る!と言い出し、売り物件にされてしまいました。家を見たいという人に、家の中を案内しろとまで。プライバシーの問題もあるし、見たい人が来るたびに賃貸契約のうちが案内するのもおかしいので家を出ると言うと、賃貸料が入らなくなるとローンが払えなくなるから、売れるまで家に居てくれと。うんざりなので、家を出ることにしたら、今度は、犬を飼ってたので床を修理しろ!と。そもそも、ペット可の家でもともとオーナーも犬を飼ってました。それでも床の修理はすべきでしょうか。

この質問、本当に大変な状況ですね!
まず、オーナーさんの都合で住居を売却されるだけでもストレスなのに、内覧の対応や退去時の床の修理費用まで請求されるなんて、精神的に疲弊してしまいますよね。
でも、ご安心ください。
一つずつ状況を整理して、冷静に対処していきましょう。

この記事では、
ペット可賃貸の原状回復義務
内覧義務の範囲
今回のケースであなたが取るべき具体的な行動

について、詳しく解説していきます。
これを読めば、あなたが今何をすべきか、どうすれば有利に事を進められるかが明確になるはずです。

1. ペット可賃貸の原状回復義務:どこまで負担するべき?

まず、退去時の原状回復についてですが、これは国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」が基準となります。
重要なポイントは、「通常の使用による損耗」は、家賃に含まれていると考えられるという点です。

つまり、今回のケースでは、
ペット可の物件であること
オーナー自身も以前に犬を飼っていたこと

この2点から、犬による通常の生活範囲での床の傷や汚れは、「通常の使用による損耗」とみなされる可能性が高いです。

しかし、注意が必要なのは、「通常の使用を超える損耗」です。
例えば、犬が故意に壁を破壊したり、粗相を放置して床に染みができてしまったりした場合、その修理費用は借主が負担するべきと判断されることがあります。

今回のケースで確認すべきポイント
賃貸契約書の内容: 原状回復に関する特約条項が記載されているか確認しましょう。特に、「ペットによる損耗は全て借主負担」といった内容がないか注意が必要です。ただし、そのような特約があったとしても、消費者契約法によって無効になるケースもあります。
入居時の状況: 入居時に床の状態を写真や動画で記録していれば、退去時の状態と比較できます。また、入居前からあった傷や汚れについて、オーナーに伝えていたかどうかも重要です。
損耗の程度: 床の傷や汚れが、通常の使用によるものか、それとも犬の故意や過失によるものかを判断します。複数の専門業者に見積もりを依頼し、客観的な意見を聞くのも有効です。

2. 事例紹介:ペット可賃貸の原状回復費用を巡るトラブル解決例

実際にあった事例をいくつかご紹介します。
事例1:小型犬によるフローリングの傷
小型犬を飼っていたAさんは、退去時にフローリングの傷を理由に高額な修理費用を請求されました。しかし、入居時の写真と専門業者の鑑定結果から、傷は通常の使用によるものと判断され、最終的にAさんは修理費用を支払わずに済みました。
事例2:猫による壁の引っ掻き傷
猫を飼っていたBさんは、退去時に壁の引っ掻き傷を理由に修理費用を請求されました。Bさんは、ペット可物件であること、自身で壁の保護シートを貼っていたことを主張し、オーナーとの交渉の結果、修理費用の半額を負担することで合意しました。

これらの事例からわかるように、ペット可賃貸の原状回復費用は、個々の状況によって判断が異なります。
重要なのは、証拠を集め、専門家の意見を聞き、冷静に交渉することです。

3. オーナーに内覧を強要された場合の対処法

今回のケースでは、オーナーから内覧を強要されていることも問題です。
賃貸借契約において、借主は「平穏に物件を使用する権利」を有しています。
オーナーが一方的に内覧を強要することは、この権利を侵害する行為にあたる可能性があります。

内覧を拒否できるケース
事前に十分な説明や合意がない場合: オーナーは、内覧の目的や日時、時間などを事前に説明し、あなたの同意を得る必要があります。
あなたの都合を無視した内覧: あなたの仕事やプライベートの時間を考慮せず、一方的に内覧日時を指定することはできません。
頻繁な内覧: あまりにも頻繁な内覧は、あなたの生活を著しく妨げる可能性があります。

内覧を拒否する場合の伝え方

内覧を拒否する場合は、以下の点を踏まえて、丁寧に伝えましょう。
感謝の気持ちを示す: 「いつもお世話になっております」など、感謝の気持ちを伝えることで、相手の感情を害することを避けられます。
拒否理由を明確に伝える: 「仕事で忙しく、内覧に対応する時間がない」「プライバシーを守りたい」など、具体的な理由を伝えることで、相手に理解してもらいやすくなります。
代替案を提案する: 「内覧は難しいですが、写真や動画を提供する」「週末の特定の時間帯であれば対応できる」など、代替案を提案することで、交渉の余地を残せます。

4. 今すぐあなたが取るべき具体的な行動

今回のケースで、あなたが今すぐ取るべき行動は以下の通りです。

1. 賃貸契約書を確認する: 原状回復に関する特約条項、ペットに関する条項、解約に関する条項などを確認しましょう。
2. 入居時の状況を記録した写真や動画を探す: 床の状態、壁の状態、設備の状態などを記録した写真や動画があれば、退去時の状態と比較できます。
3. オーナーとのやり取りを記録する: 電話、メール、手紙など、オーナーとのやり取りは全て記録しておきましょう。
4. 専門機関に相談する: 弁護士、不動産鑑定士、消費者センターなど、専門機関に相談し、アドバイスを求めましょう。
5. 内容証明郵便を送付する: オーナーに対し、内覧の強要や不当な原状回復費用の請求を止めるよう、内容証明郵便で通知しましょう。

5. 専門家からのアドバイス

不動産問題に詳しい弁護士のY先生は、今回のケースについて以下のように述べています。

「今回のケースは、オーナーの都合による売却であり、借主は大きな精神的負担を強いられています。
まずは、専門機関に相談し、法的アドバイスを受けることをお勧めします。
また、オーナーとの交渉は慎重に進め、必ず書面で記録を残しましょう。
場合によっては、弁護士に交渉を依頼することも検討してください。」

6. まとめ:泣き寝入りせずに、専門家の力を借りましょう

今回のケースは、非常に複雑で、法的な知識も必要となります。
一人で悩まず、専門家の力を借りながら、冷静に対処していくことが重要です。
泣き寝入りせずに、あなたの権利を守りましょう。

今回の記事が、あなたの問題解決の一助となれば幸いです。
もし、この記事を読んでも不安な場合は、専門家への相談を検討してください。
あなたの状況に合った、より具体的なアドバイスを受けることができるはずです。

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