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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可賃貸の落とし穴? 敷金トラブルと大家さんの言い分、どうすればいい?

#契約トラブル
 
現在アパートに住んでいるのですが、そこの大家さんから敷金などの請求を受けています。初めの入居時内見の時などには敷金礼金初期費用などがない、かからないとの事で現在のアパートに決めました。ですがつい先程大家さんが来て、敷金が未納なんだけどいつ払うのか?との事。アパート自体も非常にボロく、内見時に大家さんから2、3日で決めて貰えて部屋がまだ片付いてないから片付けとかも手伝ってくれるなら今月分の家賃はいらないからね!と言われていました。ですが話が全く違う感じになってきており、契約書の方にも勝手に敷金の請求金額などが記載されています。納得がいかないためサインはしていません。このアパートはペット可多頭飼育可の物件で、私の方が犬を3頭飼っておりそのうちの一匹が超大型犬になるため、内見時に一緒に連れていきその大きさでも入居させてもらえるかもきちんと判断して頂きました。内見中にも何度もほんとに大丈夫なのか室内犬だから家の中で飼うことなど何度も何度もお話しました。大家さんからは全然いいよ!僕もワンちゃん飼ってたし今でも買いたいと思ってるから!との返事があったのにも関わらず、今日の話だと家の中で飼うなんて想定外の話だと言われました。無駄吠えなどもしないように躾てあり家の中で吠えることなど引越し後から1度もありません。私の気持ちとしては、賃貸で外で買うならペット可なんて聞いたことも見たこともないんだけど……と思っています。どう対応したら良いのかわからず困っています。何か助言して頂けたらありがたいです。

【結論】まずは契約書を確認! 不安なら専門家への相談も検討を

今回のケース、本当に大変な状況ですね。入居時の話と契約内容が異なり、さらにペット(犬)の飼育に関する認識のずれまで生じているとなると、どう対応すべきか頭を悩ませていることと思います。

まず、最も重要なことは、契約書の内容を再度確認することです。未サインとのことですが、もし控えをお持ちであれば、記載されている敷金の条項やペットに関する条項を隅々までチェックしましょう。もし契約書自体が存在しない、または内容が曖昧な場合は、法的な専門家への相談も視野に入れるべきです。

今回は、犬との暮らしにおける賃貸トラブルを解決するために、以下の3つのステップで具体的なアドバイスをさせていただきます。

1. 契約内容と証拠の確認:契約書、メール、会話記録など
2. 大家さんとの交渉:書面でのやり取りと記録
3. 専門家への相談:弁護士、不動産相談窓口

ケーススタディ

ある犬好き女性の苦悩:ペット可賃貸の落とし穴

都心から少し離れた場所にある、築年数は経っているものの、ペット可で多頭飼育もOKというアパートに引っ越してきたAさん。3匹の愛犬(うち1匹は超大型犬)との暮らしを夢見て、大家さんの言葉を信じて契約しました。

内見の際、Aさんは3匹の愛犬を連れて行き、大家さんに「この子たちは室内犬で、家の中で飼うことになるのですが、本当に大丈夫ですか?」と何度も確認しました。大家さんは笑顔で「全然いいよ! 僕も昔犬を飼っていたし、今でも飼いたいと思っているくらいだから!」と答えました。さらに、初期費用がかからないという説明もあり、Aさんは安心して契約を決めたのです。

しかし、引っ越し後のある日、大家さんが突然訪ねてきて「敷金が未納だけど、いつ払ってくれるんだ?」と言い出したのです。Aさんは驚きました。なぜなら、入居時に敷金礼金は不要だと聞いていたからです。さらに、契約書にはAさんの知らない間に敷金の請求金額が記載されていたのです。

それだけではありません。大家さんは「犬を家の中で飼うなんて聞いていない!」と言い出したのです。Aさんは唖然としました。内見の際に何度も確認し、大家さんも承諾していたはずです。Aさんは、まるで騙されたような気持ちになりました。

途方に暮れたAさんは、インターネットでペット可賃貸のトラブルについて調べ、当サイトに相談を寄せました。

契約内容の確認と証拠集め

Aさんのケースでまず重要なのは、契約時の状況を客観的に証明できる証拠を集めることです。具体的には、以下のものが考えられます。
契約書:未サインとのことですが、もし控えがあれば、敷金やペットに関する条項をチェック。
メールやLINEのやり取り:大家さんとの間で交わしたメールやLINEのメッセージ。
内見時の会話の記録:可能であれば、当時の状況を詳細に記録したメモを作成。
第三者の証言:内見に同行した人がいれば、その人に証言を依頼。

これらの証拠を集めることで、Aさんの主張の正当性を裏付けることができます。

大家さんとの交渉:冷静かつ丁寧に

証拠が集まったら、次は大家さんとの交渉です。しかし、感情的に話すのではなく、冷静かつ丁寧に、事実に基づいて話し合いましょう

まずは、契約時の状況を説明し、敷金礼金が不要であること、ペットの飼育についても事前に承諾を得ていたことを伝えましょう。その上で、契約書にサインしていないこと、契約内容が一方的に変更されていることなどを指摘し、納得のいく解決策を提案しましょう。

例えば、以下のような提案が考えられます。
敷金の支払いを拒否する:契約書にサインしていない以上、敷金の支払い義務はないと主張する。
ペットの飼育に関する条項の変更を求める:ペットの飼育を認める条項を契約書に明記してもらう。
家賃の減額を交渉する:契約内容の変更に伴い、家賃の減額を交渉する。

交渉の際は、必ず書面でやり取りを行い、記録を残しましょう。口頭での約束は後々証拠として残りにくいため、注意が必要です。

専門家への相談:最終手段として

大家さんとの交渉がうまくいかない場合は、専門家への相談を検討しましょう。弁護士や不動産相談窓口などに相談することで、法的なアドバイスや具体的な解決策を得ることができます。

専門家に相談する際は、集めた証拠をすべて提示し、状況を詳しく説明しましょう。専門家は、Aさんの状況を分析し、最適な解決策を提案してくれます。

今回のケースでは、以下のような専門家が頼りになります。
弁護士:契約に関する法的トラブルの専門家。
不動産相談窓口:不動産取引に関するトラブルの相談窓口。
消費者センター:消費者問題に関する相談窓口。

専門家への相談は費用がかかる場合がありますが、問題を解決するための必要経費と考えましょう。

今回のケースから学べる教訓

今回のAさんのケースは、ペット可賃貸におけるトラブルの典型的な例と言えます。このようなトラブルを避けるためには、以下の点に注意することが重要です。
契約前に契約内容をよく確認する:契約書だけでなく、重要事項説明書も必ず確認しましょう。
口頭での約束は信用しない:口頭での約束は必ず書面に残してもらいましょう。
不安な場合は専門家に相談する:契約内容や手続きに不安がある場合は、専門家に相談しましょう。

ペットとの暮らしは、私たちに癒しと喜びを与えてくれます。しかし、そのためには、契約に関する知識を身につけ、トラブルを未然に防ぐことが大切です。

犬との賃貸生活、トラブル回避のために

今回のケースは、ペット可賃貸におけるトラブルの氷山の一角かもしれません。しかし、正しい知識と対策を持つことで、多くのトラブルは回避できます。

この情報が、あなたと愛犬との快適な賃貸生活の一助となれば幸いです。

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