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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可賃貸の落とし穴?大家さんとの「言った言わない」トラブル解決法

#契約トラブル
 
賃貸住宅における大家とのペット飼育でのトラブルについて相談です。仲介業者を利用し、ペット飼育可の物件を探し、現在の賃貸住宅に住みだして1年と6ヶ月程たちます。入居時に、ペット(犬)を一匹買うという旨を仲介業者に明確に伝え、その上で家賃全額11.8万円ということだったので、現在の物件で契約しました。もともと、この物件はペット1匹につき3000円分賃料UPだったが、仲介業者に対し、「その額では契約できない、もう少し安く交渉できないか?」と粘ったところ、「大家と交渉し、ペット代3000円分は無料で11.8万円でOKです。」と仲介業者にいわれたので、それならよい、と契約しました。契約の際にも、何度も「犬飼育込みで11.8万円ですよね」と確認しました。ところが、今日になって、犬の散歩中に、大家さんにあった際、大家「犬かってましたっけ?それなら月3000円払ってください。」といわれました。私は突然のことだったので驚き、私「え?ペットは無料にということで入居したのですが・・・。」と反論しましたが、大家「聞いていません。」の一点張りです。仲介業者にこのことを相談したところ、「その時、担当していたものが、すでにやめていて、事実関係がとれません。わたしどもではどうしようもありません。」と雑な対応をされ。困り果てています。おそらく、契約当時、大家さんに仲介業者がきちんと話を通してなかったのだと思われます。しかも、ペット無料の件は仲介業者が大家とのやりとりで決めていたため、私の方にはペット代を無料にすることを証明する書類等はありません。以下、相談内容ですが、(1)こういう場合、大家の言うとおり賃料3000円UPに応じなければならないのでしょうか?(2)このトラブルの責任はどこが持つべきでしょうか?(3)また、仲介業者の落ち度は「不動産会社の重要事項説明違反 または 虚偽説明」にあたりませんか?困っています。助けてください。私はペット飼育を前提に物件を探しており、ペット代が無料にならなかったらそもそもこの物件で契約していません。また、賃貸借契約書には、「ペット1匹につき3000円賃料UP」は明記されていません。

今回のケースは、ペット可賃貸でよくある「言った言わない」のトラブルですね。しかも、仲介業者が間に入っているにも関わらず、その仲介業者も頼りにならない状況…。心中お察しいたします。でも、諦めないでください!一つずつ状況を整理し、解決の糸口を探していきましょう。

まずは結論!3000円UPに安易に応じるのは待って!

結論から言うと、大家さんの言い分にすぐに従う必要はありません。
なぜなら、あなたは入居時に「犬を飼う」ことを伝え、その上で家賃が決定されたからです。契約書に明記されていないからといって、不利になるわけではありません。

ただし、感情的に対立するのではなく、冷静に、そして論理的に対応することが重要です。

今回のトラブル、どこに責任がある?

責任の所在をハッキリさせるために、状況を整理しましょう。今回のトラブルには、以下の3つの要素が絡み合っています。

1. 大家さんの認識不足: 大家さんは、ペット飼育の合意について認識していなかった。
2. 仲介業者の連絡ミス: 仲介業者は、大家さんにペット飼育の条件を正確に伝えていなかった可能性がある。
3. 契約書の不備: 契約書にペットに関する条項が明記されていなかった。

これらの要素を踏まえると、責任の所在は一概には言えませんが、仲介業者の責任は重いと言えるでしょう。なぜなら、仲介業者は契約のプロとして、大家さんと借主の間に入り、円滑な契約を成立させる義務があるからです。

仲介業者の落ち度は「重要事項説明義務違反」にあたる可能性大!

宅地建物取引業法では、仲介業者は契約前に、物件に関する重要な事項を説明する義務があります。今回のケースでは、ペットに関する費用は重要な事項にあたるため、仲介業者が説明を怠った場合、重要事項説明義務違反に該当する可能性があります。
また、もし仲介業者が「ペット代は無料」と虚偽の説明をしていた場合、不実告知として、より重い責任を問われる可能性もあります。

どうすればいい?具体的な解決ステップ

さて、ここからが本番です。具体的な解決策をステップごとに解説していきます。

ステップ1:証拠集め – 交渉の土台を固める

まずは、交渉の際に有利になる証拠を集めましょう。
仲介業者とのやり取りの記録:
メールやLINEなどの記録を探し、ペットの件でやり取りした内容を保存しておきましょう。特に、「ペット代は無料」という文言が残っていれば、非常に有利になります。
当時の担当者の名前:
仲介業者の担当者の名前を調べてください。すでに退職しているとのことですが、在籍時の連絡先やSNSアカウントが見つかるかもしれません。
入居時の状況を覚えている人の証言:
もし、入居時に一緒に物件を見に行った友人や家族がいれば、証言をお願いしてみましょう。第三者の証言は、大家さんや仲介業者に対する説得力が増します。
類似事例の調査:
インターネットで、ペット可賃貸のトラブルに関する相談事例を調べてみましょう。同じようなケースが見つかれば、交渉の際に参考にできます。

ステップ2:内容証明郵便を送付 – 仲介業者にプレッシャーをかける

集めた証拠をもとに、仲介業者に対して内容証明郵便を送付しましょう。内容証明郵便とは、「いつ、誰が、誰に、どんな内容の手紙を送ったか」を証明する郵便です。

内容証明郵便には、以下の内容を記載します。
契約時の状況:
ペット飼育を前提に契約したこと、仲介業者から「ペット代は無料」と説明を受けたことなどを具体的に記載します。
仲介業者の責任:
重要事項説明義務違反、または不実告知にあたる可能性があることを指摘し、責任を追及する姿勢を示します。
損害賠償請求:
もし、今回のトラブルによって精神的な苦痛を受けた場合、損害賠償を請求することも可能です。弁護士に相談し、適切な金額を算定してもらいましょう。
回答期限:
仲介業者に対し、回答期限を設けます。「〇月〇日までに回答がない場合、法的措置を検討する」など、具体的な期限を明記しましょう。

内容証明郵便を送ることで、仲介業者に対して「本気で解決するつもりだ」という強いメッセージを送ることができます。

ステップ3:大家さんとの交渉 – 冷静かつ丁寧に

内容証明郵便を送付後、大家さんと直接交渉してみましょう。
ただし、感情的に対立するのではなく、冷静かつ丁寧に話を進めることが重要です。
契約時の状況を説明:
ペット飼育を前提に契約したこと、仲介業者から「ペット代は無料」と説明を受けたことを改めて説明します。
証拠を提示:
仲介業者とのやり取りの記録や、第三者の証言などを提示し、あなたの主張を裏付けましょう。
理解を求める:
「ペットを飼うことは、あなたにとっても大切なことである」という気持ちを伝え、理解を求めましょう。
代替案を提案:
もし、大家さんがどうしてもペット代を請求したい場合、代替案を提案してみましょう。例えば、「ペット保険に加入する」「退去時に通常より多めに清掃費用を支払う」など、お互いに納得できる落としどころを探ることが大切です。

ステップ4:弁護士への相談 – 法的措置も視野に

仲介業者や大家さんとの交渉がうまくいかない場合、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、法律の専門家として、あなたの権利を守り、適切な解決策を提案してくれます。

弁護士に相談する際には、以下の資料を持参しましょう。
賃貸借契約書
仲介業者とのやり取りの記録
内容証明郵便の控え
その他、今回のトラブルに関する資料

弁護士に依頼する場合、費用がかかりますが、法的知識がない素人が交渉するよりも、有利な条件で解決できる可能性が高まります。

交渉を有利に進めるための3つの秘訣

最後に、交渉を有利に進めるための秘訣を3つご紹介します。

1. 記録を残す:
交渉の内容は、必ず記録に残しましょう。日付、時間、場所、相手の名前、話した内容などを詳細に記録しておくと、後々証拠として役立ちます。
2. 第三者の意見を聞く:
友人や家族、専門家など、信頼できる第三者に相談し、客観的な意見を聞きましょう。自分では気づかなかった解決策が見つかるかもしれません。
3. 諦めない気持ちを持つ:
トラブル解決には時間がかかることもありますが、諦めずに根気強く交渉することが大切です。

今回のトラブルは、決してあなただけの問題ではありません。ペット可賃貸のトラブルは、多くの人が経験する可能性があります。今回の経験を活かし、今後の賃貸契約に役立ててください。

応援しています!

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