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ペット可賃貸の敷金トラブル?契約書と異なる大家さんの主張への対処法

#賃貸トラブル
 

今回は、ペット可賃貸物件の敷金に関するトラブルについて、具体的な解決策を解説します。契約書に「敷金」と明記されているにも関わらず、大家さんが「敷金は受け取っていない」と主張する場合、どのように対応すれば良いのでしょうか?

まずは結論です。契約書に敷金の記載がある以上、あなたは敷金を支払っていると主張できます。しかし、大家さんが高齢であることや、当時の状況を証明できる人がいないなど、いくつかの課題があります。以下に、状況を整理し、具体的な対応策をまとめました。

賃貸物件の敷金について。今週、引っ越しをする事になったんですが、今住んでいるマンションは不動産屋を通さずに大家さんと直接契約しました。(当時、知り合いが管理会社をしていたので、その紹介で大家さん、私、知り合いで入居手続きをしました。)先日、大家さん(高齢)から退去費用の事で連絡があり、敷金礼金は払って貰ってないからと言われました。ですが大家さんと交わした契約書には大家さんの直筆で「家賃〇円共益費〇円敷金毎月〇円とする」と記載してあります。その事を電話で説明しても貰ってない、犬を飼ってるのでペット分の家賃だと解釈してると言われました。ですがペット分はまた別で家賃に+◯円でと言われたので現在、大家さんに支払ってる金額は家賃〇円+共益費〇円+敷金〇円+ペット〇円の合計金額です。大家さんの主張している通りになると払っている敷金〇円分は何の金額なのかわかりません。私が控えで持ってる契約書には記載してあるのですが、大家さんの持ってる契約書には書いてないそうです。(忘れてた?)当時の管理会社の知り合いは私も大家さんも連絡が取れません。私の主張は通らないのでしょうか??敷金は家賃の何ヶ月分とは言われなかったので入居から現在の約6年払い続けています。

契約書に「敷金」と明記されているにも関わらず、大家さんが「敷金礼金は払って貰ってない」と主張されている状況ですね。しかも、大家さんは高齢で、当時の管理会社の知り合いとも連絡が取れないとのこと。これは非常に困りましたね。しかし、諦めるのはまだ早いです。一つずつ状況を整理し、解決策を探っていきましょう。

ケーススタディ:契約書を武器に、愛犬との生活を守り抜いたAさんの物語

Aさんは、愛犬のポメラニアン「モコ」と一緒に暮らせるマンションを探していました。ようやく見つけたペット可の物件は、大家さんとの直接契約。契約書には確かに「敷金:家賃1ヶ月分」と記載されていました。しかし、退去時に大家さんから「敷金は預かっていない」と言われてしまったのです。Aさんは途方に暮れましたが、諦めずに立ち上がりました。

1. 証拠の収集:過去の支払い記録を徹底的に洗い出す

Aさんはまず、過去の家賃の支払い記録を徹底的に洗い出しました。銀行の振込明細や、手渡しの場合は領収書など、あらゆる証拠を集めました。幸い、Aさんは毎月きちんと家賃を振り込んでおり、その記録が残っていました。

2. 内容証明郵便の送付:毅然とした態度で、自分の主張を伝える

次に、Aさんは大家さんに対して内容証明郵便を送付しました。内容証明郵便とは、いつ、誰が、誰に、どのような内容の手紙を送ったかを証明する郵便です。Aさんは内容証明郵便で、契約書に敷金の記載があること、過去の支払い記録があることを明確に伝えました。

3. 専門家への相談:弁護士や不動産会社に相談し、アドバイスを求める

Aさんは、弁護士や不動産会社にも相談しました。専門家からは、契約書が最も重要な証拠になること、内容証明郵便を送ることで相手にプレッシャーを与えられることなどのアドバイスをもらいました。

4. 交渉:冷静に、しかし粘り強く交渉する

Aさんは、大家さんと直接交渉も行いました。感情的にならず、冷静に、しかし粘り強く自分の主張を伝えました。大家さんは最初は「そんな契約は覚えていない」と主張していましたが、Aさんの提示した証拠や専門家からのアドバイスもあり、最終的には敷金を返還することで合意しました。

5. 和解書の作成:合意内容を明確にする

最後に、Aさんは大家さんと和解書を作成しました。和解書には、敷金の返還額や返還期日など、合意した内容を明確に記載しました。これにより、後々のトラブルを防ぐことができます。

Aさんのように、証拠をしっかりと集め、毅然とした態度で交渉することで、敷金を取り戻せる可能性は十分にあります。

具体的な対応策:今、あなたができること

Aさんのケーススタディを踏まえ、あなたが今できることを具体的にまとめました。

1. 契約書の再確認:隅々までチェックし、特約事項も確認する

まずは、契約書を隅々まで再確認しましょう。「敷金」という文言が記載されているか、金額はいくらか、支払い方法はどうなっているかなどを確認します。また、特約事項にも注意が必要です。ペットに関する特約や、退去時の費用負担に関する特約など、重要な情報が記載されている可能性があります。

2. 支払い記録の収集:通帳、振込明細、領収書など、あらゆる記録を探す

次に、過去の家賃の支払い記録を徹底的に探しましょう。銀行の通帳、振込明細、クレジットカードの利用明細、手渡しの場合は領収書など、あらゆる記録が証拠になります。もし、記録が残っていない場合は、銀行に問い合わせて取引履歴を発行してもらうことも可能です。

3. 大家さんとの話し合い:冷静に、丁寧に、状況を説明する

契約書と支払い記録を揃えたら、大家さんと話し合いましょう。感情的にならず、冷静に、丁寧に状況を説明することが大切です。契約書に敷金の記載があること、過去に敷金を支払っていたことを伝え、大家さんの理解を求めましょう。

4. 内容証明郵便の送付:証拠を添えて、自分の主張を明確に伝える

話し合いで解決しない場合は、内容証明郵便を送付することも検討しましょう。内容証明郵便とは、いつ、誰が、誰に、どのような内容の手紙を送ったかを証明する郵便です。契約書のコピーや支払い記録のコピーを同封し、自分の主張を明確に伝えましょう。

5. 専門家への相談:弁護士や不動産会社に相談し、アドバイスを求める

内容証明郵便を送っても解決しない場合は、弁護士や不動産会社に相談しましょう。専門家は、法律や不動産の知識に基づいて、適切なアドバイスをしてくれます。また、交渉の代行や訴訟のサポートも依頼できます。

6. 少額訴訟の検討:費用を抑えて、裁判で解決を目指す

弁護士に依頼すると費用がかかりますが、少額訴訟という方法もあります。少額訴訟とは、60万円以下の金銭トラブルを、通常の裁判よりも簡単な手続きで解決できる制度です。費用も比較的安く、弁護士に依頼しなくても自分で手続きできます。

犬との暮らしを守るために:知っておくべき法律の知識

ペット可賃貸物件の敷金トラブルは、法律が深く関わってきます。ここでは、知っておくべき法律の知識を解説します。

1. 民法の原則:契約は守られるべき

民法には、「契約自由の原則」というものがあります。これは、当事者が自由に契約を結び、その内容も自由に決められるという原則です。したがって、契約書に「敷金」と明記されている以上、大家さんはその契約を守る義務があります。

2. 証拠の重要性:契約書は最強の証拠

裁判では、証拠が非常に重要になります。契約書は、当事者間の合意内容を証明する最も重要な証拠です。したがって、契約書に「敷金」と明記されていれば、あなたは敷金を支払っていると主張できます。

3. 時効:権利を行使できる期間

民法には、時効という制度があります。これは、権利を行使できる期間が過ぎると、その権利が消滅するという制度です。敷金の返還請求権も、時効にかかる可能性があります。一般的には、退去後10年で時効になるとされていますが、専門家に確認することをおすすめします。

まとめ:愛犬との快適な生活のために、諦めずに戦おう!

今回のケースでは、契約書に「敷金」と明記されていることが、あなたにとって大きな武器になります。諦めずに、証拠を集め、冷静に交渉し、必要であれば専門家の力を借りて、敷金を取り戻しましょう。

今回の記事が、あなたと愛犬の快適な生活を守るための一助となれば幸いです。

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