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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可賃貸で愛犬の鳴き声が原因で契約解除!?弁護士が教える対処法

#犬との暮らし
 
【結論】
愛犬の鳴き声問題、本当に困りますよね。でも、諦めないで!まずは、契約内容をしっかり確認し、弁護士や専門機関に相談してみましょう。冷静に対応することで、愛犬との生活を守れる可能性は十分にあります。
ペット可の賃貸に住んでいます。毎月家賃とは別にペット飼育料を払っています。犬(中型犬)を飼っていて、朝、私が出勤する際に犬が吠えてしまい、苦情が出ました。大家さんも同じアパートに住んでいて、直接電話で「犬がうるさい、どうにかしてほしい」と言われました。いつもどのくらい鳴いているのか聞いたら、「1分前後、長くて4、5分」とのこと。そんな数分吠えたくらいでどうにかしてくれと言われ、挙句の果てに契約解除か犬を手放せと言われました。私が、短期解約は違約金が発生すると契約書に書いてあったので、そのことを伝えると、「多少の減額はする」と言われましたが、これって払う必要はあるのでしょうか?こちらから出ていくなら払うのは筋が通りますが、そちらから出て行けと言われて違約金を払えというのはおかしいと思いませんか?

愛犬との暮らし、本当に癒されますよね。でも、賃貸での犬との生活は、時に難しい問題に直面することも…。今回は、まさにそんな状況に陥ってしまったAさんのケースを基に、解決策を探っていきましょう。

ケーススタディ:Aさんの苦悩

Aさんは、念願のペット可賃貸で愛犬のB(中型犬)との生活をスタートさせました。毎月のペット飼育料もきちんと支払い、Bとの快適な日々を送るはずでした。しかし、現実はそう甘くありませんでした。

朝、Aさんが仕事に出かける際、Bが数分間吠えてしまうことがありました。すると、同じアパートに住む大家さんから、「犬がうるさい」とクレームが。最初は「どうにかしてほしい」という程度でしたが、Aさんが様々な対策を講じてもBの吠え癖が完全に直らないと分かると、大家さんは「契約解除」か「犬を手放す」かの二択を迫ってきたのです。

Aさんは途方に暮れました。Bを手放すことなど考えられません。しかし、契約解除となれば、違約金が発生する可能性も…。Aさんは、一体どうすれば良いのでしょうか?

STEP1:契約内容の再確認

まず、Aさんが最初に行うべきことは、賃貸契約書の内容を隅から隅まで確認することです。特に、以下の点に注目しましょう。
ペット飼育に関する条項:犬種、大きさ、頭数などの制限、ペット飼育料の金額、ペットによるトラブル発生時の責任範囲などが記載されているはずです。
騒音に関する条項:騒音の定義、許容範囲、苦情が発生した場合の対応などが記載されています。
契約解除に関する条項:契約解除の条件、違約金の金額、解約予告期間などが記載されています。

契約書の内容を正確に把握することで、Aさんの立場が明確になります。

STEP2:大家さんとの話し合い

契約内容を確認したら、次は大家さんと冷静に話し合いましょう。感情的に反論するのではなく、以下の点を意識して、丁寧に説明することが大切です。
Bの吠え癖に対する対策:Aさんがこれまで行ってきた対策(しつけ教室、無駄吠え防止グッズの使用など)を具体的に説明します。
改善への努力:今後もBの吠え癖を改善するために努力していく姿勢を示すことが重要です。
鳴き声の時間帯と頻度:実際にBが吠えている時間帯と頻度を正確に伝え、大家さんの誤解を解きましょう。
近隣住民への配慮:近隣住民への配慮として、Aさんが行っていること(挨拶、騒音への注意など)を説明します。

大家さんも、最初から契約解除を望んでいるわけではないかもしれません。Aさんの誠意が伝われば、理解を示してくれる可能性もあります。

STEP3:専門家への相談

大家さんとの話し合いがうまくいかない場合は、専門家に相談することも検討しましょう。
弁護士:契約解除の有効性、違約金の支払い義務など、法律的な観点からアドバイスをもらえます。
不動産会社:ペット可物件の契約に詳しい不動産会社に相談すれば、大家さんとの交渉を代行してくれる場合があります。
愛犬の訓練士や獣医:Bの吠え癖の原因を特定し、専門的なアドバイスや訓練プログラムを提供してくれます。

専門家のアドバイスを受けることで、Aさんはより有利な立場で問題解決に臨むことができます。

STEP4:法的手段の検討

専門家への相談の結果、大家さんの要求が法的に不当であると判断された場合は、法的手段を検討することも視野に入れましょう。
内容証明郵便の送付:大家さんに対し、契約解除の撤回や違約金の請求をしないよう求める内容証明郵便を送付します。
調停:裁判所を介して、大家さんと話し合いによる解決を目指します。
訴訟:調停が不成立だった場合、裁判所に訴えを起こし、法的な判断を仰ぎます。

法的手段は最終的な手段ですが、Aさんの権利を守るためには必要な場合もあります。

Aさんのその後…

Aさんは、まず契約内容を再確認し、弁護士に相談しました。弁護士からは、「数分程度の鳴き声で契約解除を求めるのは、信義則に反する可能性がある」とのアドバイスを受けました。

次に、Aさんは大家さんと再度話し合い、弁護士からのアドバイスを伝えました。また、Bの吠え癖を改善するために、引き続き訓練士の指導を受けること、防音対策を強化することを約束しました。

その結果、大家さんは契約解除の要求を撤回し、AさんはBと一緒に暮らし続けることができました。

犬との賃貸生活で気をつけること

今回のAさんのケースから、犬と賃貸で暮らす上で大切なことを改めて確認しましょう。
物件選びは慎重に
ペット可の物件でも、犬種や大きさの制限、頭数の制限などがある場合があります。契約前に必ず確認しましょう。
契約内容をしっかり確認
ペットに関する条項だけでなく、騒音に関する条項、契約解除に関する条項もよく読んで理解しておきましょう。
近隣住民への配慮を忘れずに
散歩時のマナー、無駄吠え防止など、近隣住民に迷惑をかけないように心がけましょう。
トラブル発生時は冷静に対応
苦情があった場合は、感情的にならず、誠意をもって対応しましょう。
専門家への相談も検討
問題が解決しない場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談しましょう。

犬との生活をより豊かにするために

犬との賃貸生活は、時に困難な問題に直面することもありますが、工夫次第でより豊かなものにすることができます。
犬のストレスを軽減する
十分な運動、遊び、コミュニケーションを取り、犬のストレスを軽減しましょう。
防音対策を徹底する
防音カーテン、防音マット、防音ケージなどを活用し、犬の鳴き声が外に漏れないように対策しましょう。
地域のコミュニティに参加する
ドッグラン、犬のイベント、犬のしつけ教室などに参加し、犬との交流を深めましょう。

犬との生活は、私たちに喜びと癒しを与えてくれます。今回の記事が、愛犬との幸せな賃貸生活を送るための一助となれば幸いです。

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