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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可賃貸での犬の鳴き声問題:苦情への対処法と引っ越しを検討する際の注意点

#犬との暮らし
 
2011年11月にペット可の賃貸契約をし、実際に犬と住み始めたのが2012年1月より。2月に隣の住人より、管理会社に犬を二匹飼育しているのでは?と連絡がありました。実際には契約書通り一匹のみである旨を伝えましたが、4月またも管理会社より連絡があり、隣の住人は夜の仕事のため昼間寝ている為、犬の鳴き声がうるさく眠れないとの苦情が入ったとのことでした。実際に管理会社がマンションの下で30分以上鳴いていました。とも言われましたが、30分以上も鳴く事は考えにくく、もし鳴いている場合には、何かしらの原因があるはずだと思っています。築年数がかなりあり、ドアも人間が驚く位の音がして締まる状態です。実際に仕事で留守中の間、ボイスレコーダで録音をしてみましたが、睡眠妨害する鳴き声も30分以上鳴いてもいませんでした。入居してまだ数ヶ月の為、もう引っ越しをするのが良いと思い始めています。契約上ではペット可でありながら、隣が昼間寝ているからと一方的な管理会社からの苦情に対して、契約不履行などで敷金など、または引っ越しの資金を出してもらう事など、良い安はありませんでしょうか?補足として、近所には犬を飼っている家が多く、その鳴き声の方がうるさいこと、また、この賃貸物件でペットを飼っているのは当方のみであること、今の部屋は3年空室であったため、隣人も過敏になっている可能性があることを付け加えます。明日は、ビデオ撮影をする予定です。

【結論】まずは原因究明と対策を!それでも解決しない場合は引っ越しも視野に

ペット可賃貸で愛犬との生活を始めたものの、隣人からの鳴き声に関する苦情に悩まされているのですね。お気持ちお察しいたします。契約上はペット可であるにも関わらず、管理会社からの度重なる苦情、そして引っ越しまで検討されている状況とのこと、これは早急に解決すべき問題です。

しかし、焦って引っ越しを決断する前に、まずは冷静に状況を分析し、できる限りの対策を講じることをお勧めします。今回は、犬の鳴き声問題への具体的な対処法から、万が一引っ越しを検討する際の注意点まで、詳しく解説していきます。

メリットとデメリット

1. 鳴き声問題への対処法:現状分析と具体的な対策

まずは、なぜ隣人から苦情が出ているのか、その原因を特定することが重要です。

1-1. 鳴き声の原因を特定する
留守中の録音データの再確認:ボイスレコーダーだけでなく、ビデオ撮影も行うことで、鳴き声の状況をより詳細に把握できます。鳴いている時間帯、頻度、鳴き方(吠える、唸る、遠吠えなど)を記録しましょう。
犬の行動観察:在宅中に犬がどのような状況で鳴くのかを観察します。インターホン、ドアの開閉音、外の音などに反応している場合は、それらに対する対策を講じることができます。
獣医への相談:分離不安やストレスが原因で鳴いている可能性も考えられます。獣医に相談し、適切なアドバイスや治療を受けてみましょう。
トレーナーへの相談:専門のドッグトレーナーに相談することで、鳴き癖を改善するためのトレーニング方法を学ぶことができます。

1-2. 具体的な対策

原因が特定できたら、具体的な対策を講じましょう。
防音対策
窓やドアの隙間を埋める:隙間テープや防音カーテンなどを活用し、音の漏れを防ぎます。
壁に吸音材を設置する:吸音パネルや防音シートなどを設置することで、室内の音の反響を抑え、外への音漏れを軽減します。
厚手のカーペットを敷く:足音や犬の動きによる音を吸収し、階下への騒音を軽減します。
犬への対策
十分な運動:散歩や遊びを通して、犬のエネルギーを発散させ、ストレスを軽減します。
留守番の練習:クレートトレーニングや知育玩具などを活用し、留守番中の不安を軽減します。
環境エンリッチメント:犬が退屈しないように、おもちゃや隠し場所を用意し、刺激的な環境を提供します。
吠え防止グッズ:むやみに使用するのは推奨しませんが、状況によっては、音や振動で吠えを抑制するグッズも検討できます(使用する場合は、犬にストレスを与えないよう注意が必要です)。
隣人への配慮
挨拶と状況説明:隣人に丁寧に挨拶し、犬を飼っていること、そして鳴き声問題に真摯に取り組んでいることを伝えましょう。
対策の説明:具体的な対策内容を説明し、理解と協力を求めましょう。
進捗報告:対策の進捗状況を定期的に報告し、安心感を与えましょう。
手土産:ささやかな手土産を持参することで、より友好的な関係を築けるかもしれません。

2. 管理会社との交渉:契約内容と法的な視点

対策を講じても問題が解決しない場合は、管理会社との交渉が必要になります。

2-1. 契約内容の確認

まずは、賃貸契約書の内容を改めて確認しましょう。
ペットに関する条項:ペットの種類、飼育数、飼育に関するルールなどが記載されているはずです。
騒音に関する条項:騒音に関する規定や、違反した場合の措置などが記載されているはずです。

契約内容に違反していない場合、管理会社が一方的に退去を求めることはできません。

2-2. 法的な視点
受忍限度:生活騒音は、受忍限度を超える場合に違法となります。受忍限度とは、社会生活を営む上で一般的に我慢すべきとされる範囲のことです。犬の鳴き声が受忍限度を超えるかどうかは、時間帯、頻度、音量、周囲の環境など、様々な要素を考慮して判断されます。
騒音の証拠:騒音の状況を客観的に証明できる証拠(録音データ、第三者の証言など)を集めておきましょう。
弁護士への相談:法的な知識が必要な場合は、弁護士に相談することをお勧めします。

2-3. 管理会社との交渉

契約内容と法的な視点を踏まえ、管理会社と交渉を行いましょう。
状況説明:鳴き声問題の現状、対策内容、そして契約内容を遵守していることを丁寧に説明します。
改善要求:管理会社に対し、以下の点を要求することができます。
隣人への注意喚起:隣人に対し、過剰な苦情を控えるよう注意喚起してもらう。
防音対策の検討:マンション全体の防音対策を検討してもらう。
仲介:隣人との話し合いの場を設けてもらう。

3. 引っ越しを検討する場合:メリットとデメリット

様々な対策を講じても問題が解決しない場合は、引っ越しも視野に入れる必要があります。しかし、引っ越しにはメリットとデメリットがあります。

3-1. 引っ越しのメリット
精神的な負担の軽減:騒音問題から解放され、精神的なストレスから解放されます。
犬との快適な生活:より犬が暮らしやすい環境(広いスペース、ドッグラン併設など)に移ることができます。
近隣トラブルの回避:近隣住民との関係を気にすることなく、安心して生活できます。

3-2. 引っ越しのデメリット
費用:引っ越し費用、敷金、礼金など、多額の費用がかかります。
時間と労力:物件探し、引っ越し作業など、時間と労力がかかります。
犬への負担:環境の変化は、犬にストレスを与える可能性があります。

3-3. 引っ越しを検討する際の注意点
ペット可物件の条件:ペットの種類、飼育数、飼育に関するルールなどを確認しましょう。
周辺環境:犬の散歩コース、動物病院、ペットショップなどの有無を確認しましょう。
防音性:壁の厚さ、窓の構造などを確認し、防音性の高い物件を選びましょう。
初期費用の確認:敷金、礼金、仲介手数料など、初期費用を事前に確認しましょう。
契約内容の確認:契約期間、更新料、解約に関する条項などを確認しましょう。

4. 敷金返還と引っ越し費用の請求:可能性と注意点

契約期間中に引っ越しを余儀なくされた場合、敷金返還や引っ越し費用の請求は可能なのでしょうか?

4-1. 契約不履行

賃貸契約は、貸主(管理会社)と借主の間で結ばれる契約です。貸主は、借主が平穏に生活できる環境を提供する義務があります。もし、管理会社が騒音問題に対して適切な対応を怠り、借主が平穏に生活できる環境を提供できなかった場合、契約不履行となる可能性があります。

4-2. 敷金返還

契約不履行が認められた場合、敷金の一部または全部が返還される可能性があります。

4-3. 引っ越し費用の請求

契約不履行が認められた場合、引っ越し費用の一部または全部が請求できる可能性があります。

4-4. 注意点
証拠の収集:騒音の状況、管理会社の対応などを記録した証拠を集めておくことが重要です。
弁護士への相談:法的な知識が必要な場合は、弁護士に相談することをお勧めします。
交渉:まずは管理会社と交渉し、話し合いで解決を目指しましょう。

まとめ:愛犬との幸せな生活のために

今回は、ペット可賃貸での犬の鳴き声問題について、その原因と対策、管理会社との交渉、そして引っ越しを検討する際の注意点について解説しました。

愛犬との生活は、私たちに多くの喜びを与えてくれます。しかし、そのためには、周囲への配慮も欠かせません。今回の記事が、あなたと愛犬が、そして近隣住民の方々が、互いに快適に暮らせるための一助となれば幸いです。

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