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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可マンションの犬の臭い問題!退去を迫られた時の対処法

#犬の臭い対策
 
ペット可のマンションに住んでいるのですが、先日下の階の方が水漏れを起こしたようで、うちでは何も変化ないか、床を開けさせてくれ・・との事で床に穴をあけ配管チェックをしました。その後、犬を飼っていることが原因で、今月の10日までに綺麗に(匂い等も)掃除しなければ出て行ってもらうという制約書を交わされました。これは、もう出ていくしかないのでしょうか?出て行かせるための口実にしか見えないのですが・・・。掃除はそこそこマメにしている方です・・・。

ペット可のマンションで愛犬との暮らしを楽しんでいるあなた。しかし、突然の「臭い」に関するクレーム、そして退去勧告とも取れる制約書に、途方に暮れていませんか?

「なぜ?うちはちゃんと掃除しているのに…」
「本当に臭いが原因なの?他に理由があるのでは…」
「ペット可なのに、どうしてこんなことに…」

そんな不安や疑問を抱えていることでしょう。今回の記事では、ペット可マンションでの犬の臭い問題に直面し、退去を迫られた場合の対処法を、具体的なステップと共にご紹介します。

この記事を読めば、
臭いの原因を特定し、効果的な対策を講じることができます。
マンションの管理会社や他の住民との建設的な話し合いを進めることができます。
万が一、退去勧告が出された場合の法的知識を身につけ、適切な対応を取ることができます。
愛犬との快適な暮らしを守るための具体的な行動計画を立てることができます。

愛犬との大切な日々を守るために、ぜひ最後までお読みください。

ケーススタディ:Mさんの場合

Mさんは、都内のペット可マンションでトイプードルの「ココ」と暮らしていました。Mさんは、ココとの生活を何よりも大切にしており、毎日の散歩はもちろん、こまめなブラッシングや定期的なトリミングも欠かしませんでした。

しかし、ある日、マンションの管理会社から「下の階の住人から犬の臭いに関する苦情が寄せられている」という連絡を受けたのです。Mさんは、すぐに室内全体の掃除を行い、消臭剤なども試しましたが、数日後、再び管理会社から連絡があり、「臭いが改善されないため、退去も検討してほしい」と言われてしまいました。

途方に暮れたMさんは、インターネットで様々な情報を調べ、専門家にも相談しました。そして、以下の対策を講じることにしたのです。

1. 臭いの原因特定:専門業者に依頼し、臭いの原因を特定しました。
2. 徹底的な消臭対策:プロの技術による消臭クリーニングを実施しました。
3. 管理会社との交渉:消臭対策の結果を報告し、改善策を提案しました。
4. 他の住民への配慮:共用部分でのマナーを徹底し、他の住民とのコミュニケーションを積極的に行いました。

これらの対策の結果、Mさんは無事に退去勧告を回避し、現在もココと共に快適なマンション生活を送っています。

Mさんのケースは、決して特別な例ではありません。ペット可マンションでの臭い問題は、適切な対策とコミュニケーションによって解決できるケースが多いのです。

STEP 1:臭いの原因を徹底的に特定する

まず、臭いの根本原因を特定することが重要です。原因を特定せずに、闇雲に掃除や消臭剤を使用しても、効果は期待できません。

以下のポイントを参考に、臭いの原因を特定してみましょう。
愛犬の臭い
犬種による体臭の違い
皮膚病や外耳炎などの病気
肛門腺の分泌物
よだれや涙
室内の臭い
カーペットやラグ
ソファやクッション
ペット用トイレ
ケージやベッド
フローリングや畳
換気不足による湿気
その他
排水口や排水管
エアコン
壁や天井

特に注意すべきは、以下の点です。
カーペットやラグ:臭いが染み込みやすく、落としにくい
ペット用トイレ:こまめな掃除と消臭が必須
フローリング:犬の足跡や尿が染み込む可能性がある

原因を特定するためには、以下の方法が有効です。
臭いを嗅ぎ分ける:部屋の様々な場所の臭いを注意深く嗅ぎ分け、臭いの強い場所を特定する。
専門業者に依頼する:専門の業者に依頼して、臭いの原因を特定してもらう。
犬の健康状態をチェックする:獣医に相談し、犬の健康状態に問題がないか確認する。

原因を特定したら、次はその原因に合わせた対策を講じましょう。

STEP 2:原因別の消臭対策を徹底的に行う

臭いの原因を特定したら、それぞれの原因に合わせた消臭対策を行いましょう。

ここでは、代表的な原因別に、具体的な消臭対策をご紹介します。

愛犬の臭い対策

シャンプー:犬種や皮膚の状態に合わせたシャンプーを選び、適切な頻度でシャンプーする。
短毛種:月に1~2回程度
長毛種:2週間に1回程度
皮膚が弱い犬:獣医に相談して、低刺激のシャンプーを選ぶ
ブラッシング:毎日ブラッシングを行い、抜け毛を取り除く。
抜け毛は臭いの原因となるため、こまめなブラッシングが重要
耳掃除:定期的に耳掃除を行い、外耳炎を予防する。
犬用のイヤーローションを使用し、優しく拭き取る
肛門腺絞り:月に1~2回程度、肛門腺を絞る。
肛門腺の分泌物は臭いの原因となるため、定期的なケアが必要
歯磨き:毎日歯磨きを行い、口臭を予防する。
犬用の歯ブラシと歯磨き粉を使用し、優しく磨く
食事:高品質なドッグフードを選び、消化の良い食事を与える。
消化不良は体臭の原因となるため、食事にも注意が必要

室内の臭い対策

換気:こまめに換気を行い、室内の空気を入れ替える。
1日に数回、窓を開けて換気する
換気扇や空気清浄機も活用する
掃除:こまめに掃除を行い、汚れや臭いの元を取り除く。
フローリングは水拭き、カーペットは掃除機をかける
ペット用トイレは毎日掃除し、消臭剤を使用する
消臭剤:消臭剤を使用し、室内の臭いを中和する。
犬に安全な成分の消臭剤を選ぶ
スプレータイプ、置き型タイプ、芳香剤など、様々な種類がある
空気清浄機:空気清浄機を使用し、室内の空気を清潔に保つ。
脱臭機能付きの空気清浄機がおすすめ
洗濯:ペット用のタオルやベッドカバーなどをこまめに洗濯する。
洗濯の際は、犬に安全な洗剤を使用する
専門業者によるクリーニング:専門業者に依頼して、徹底的なクリーニングを行う。
カーペットやソファなど、臭いが染み付いた場所のクリーニングに効果的

その他

排水口の掃除:排水口の汚れを取り除き、悪臭を防止する。
排水口用の洗剤を使用し、定期的に掃除する
エアコンの掃除:エアコンのフィルターを掃除し、カビの発生を抑える。
定期的に専門業者に依頼して、エアコンクリーニングを行う
壁や天井の拭き掃除:壁や天井を拭き掃除し、汚れや臭いを取り除く。
重曹水やアルカリ電解水を使用すると効果的

これらの対策を徹底的に行うことで、臭いを大幅に軽減することができます。

STEP 3:管理会社・大家さん、そして住民とのコミュニケーション

臭い対策と並行して、マンションの管理会社や大家さん、そして他の住民とのコミュニケーションを積極的に行うことが重要です。

管理会社・大家さんへの報告

臭い対策の状況を定期的に報告する。
専門業者による消臭クリーニングの結果を報告する。
改善策を提案し、理解を求める。
誠意をもって対応し、協力的な姿勢を示す。

他の住民への配慮

共用部分でのマナーを徹底する。
散歩時の排泄物の処理
エレベーター内でのマナー
騒音への配慮
他の住民とのコミュニケーションを積極的に行う。
挨拶や声かけ
犬好きの住民との交流
臭いに関する意見交換
菓子折りなどを持参し、謝罪の気持ちを伝える。

話し合いのポイント

感情的にならず、冷静に話し合う。
相手の立場を理解するよう努める。
具体的なデータや証拠を提示する。
消臭クリーニングの証明書
臭い測定の結果
解決策を一緒に探す姿勢を示す。

コミュニケーションを円滑に進めることで、誤解を解消し、良好な関係を築くことができます。

STEP 4:法的知識を身につけておく

万が一、退去勧告が出された場合に備えて、法的知識を身につけておくことも重要です。

ペット可物件の契約内容を確認

契約書にペットに関する条項が記載されているか確認する。
ペットの種類や数、飼育に関するルールなどが明記されているか確認する。
契約違反があった場合の措置について確認する。

正当な理由のない退去勧告は無効

ペット可物件であるにも関わらず、正当な理由なく退去を求められた場合、その退去勧告は無効となる可能性が高い。
ただし、契約内容に違反した場合や、他の住民に著しい迷惑をかけた場合は、退去を求められる可能性がある。

弁護士や専門機関に相談

退去勧告が出された場合、まずは弁護士や専門機関に相談することをおすすめします。
法的アドバイスを受けることで、適切な対応を取ることができます。

内容証明郵便を送付

管理会社や大家さんとのやり取りは、書面で行うことが重要です。
内容証明郵便を送付することで、言った言わないのトラブルを防ぐことができます。

裁判になった場合の備え

裁判になった場合、証拠となるものを集めておくことが重要です。
契約書
管理会社とのやり取りの記録
消臭クリーニングの証明書
臭い測定の結果
他の住民からの苦情
弁護士に依頼し、裁判に備える。

法的知識を身につけておくことで、万が一の事態にも冷静に対応することができます。

まとめ:愛犬との快適な暮らしのために

ペット可マンションでの犬の臭い問題は、決して解決できない問題ではありません。臭いの原因を特定し、適切な対策を講じ、管理会社や他の住民とのコミュニケーションを積極的に行うことで、必ず解決の糸口は見つかります。

今回の記事でご紹介したSTEPを参考に、愛犬との快適な暮らしを守るために、諦めずに取り組んでいきましょう。

最後に、愛犬との暮らしは、私たちにかけがえのない喜びを与えてくれます。今回の問題を通じて、愛犬との絆をさらに深め、より豊かな生活を送ってください。

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