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ペット不可賃貸での犬の鳴き声、駐車場問題、騒音被害…どうすればいい?【賃貸アドバイザーが解説】

#トラブル
 

この記事では、賃貸マンションでのトラブル、特にペット不可物件での犬の鳴き声、駐車場問題、騒音被害、不当な家賃の値上げといった問題に直面した場合の対処法について解説します。

結論として、証拠収集と専門家への相談が重要です。泣き寝入りせず、適切な対応を取りましょう。

賃貸マンションをペット不可の契約で入居したのですが、途中から周りの部屋が分譲に変わり、今は隣の部屋で犬の鳴き声がうるさいのですが、これは管理会社を訴えられないのでしょうか?
また契約書までは交わしてないのですが、育児の計画もあり駐車場が空き次第借りれるという条件で入居したのですが、空いたので申し込んだところ分譲に売るからと、長く住む私は軽くあしらわれてしまい、今は幼児二人かかえ7分先の駐車場まで往復する日々を過ごしています。これも契約書がない以上文句は言えないのでしょうか?
管理会社には謝る気さえありません。
更に、工事を急いだせいか、夜中の1時に隣と私の部屋の壁にドリルで穴を空けられた事があり、それもまともに謝罪を受けていません。
その上、勝手に家賃まで値上げされて家族で弱い立場に立たされています。
勝手な家賃の値上げはやむを得ないのでしょうか。
私の退去後は分譲になるのはまず明白なので、最悪敷金だけ返金させたいのですが、賃貸の可能性があるとか適当にあしらわれて、返すつもりもない姿勢です。
最悪、マンションの住人にこの事実だけは告げて、管理会社の非行に気を付けるようにチラシをポストに投函でもして退去しようとしていますが、事実を告知するなら営業妨害で訴えられる事はないでしょうか?
どこか付け入るすきはあるのでしょうか。

ケーススタディ:Aさんの苦悩と解決への道

Aさんは、静かな生活を求めてペット不可の賃貸マンションに入居しました。しかし、入居後にマンションの状況は一変。

分譲マンションが増え、隣室の住人が犬を飼い始めたことで、鳴き声に悩まされるようになったのです。

さらに、駐車場問題、深夜の騒音、不当な家賃の値上げ、敷金の返還拒否など、次々と問題が噴出。

Aさんは、幼い子どもを抱えながら、これらの問題に一人で立ち向かうことになりました。

1. ペット不可物件での犬の鳴き声問題

Aさんが最も困っているのは、ペット不可の契約であるにも関わらず、隣室で飼われている犬の鳴き声です。

これは、契約違反にあたる可能性があります。

解決策
証拠収集:犬の鳴き声が聞こえる時間帯、頻度、音量を記録する。可能であれば、録音も行う。
管理会社への通知:まずは管理会社に、犬の鳴き声が迷惑であることを伝え、対応を求める。書面で通知することで、記録を残すことが重要。
内容証明郵便の送付:管理会社が対応しない場合、内容証明郵便で改善を要求する。
法的措置の検討:弁護士に相談し、法的措置を検討する。

2. 駐車場問題:口約束は有効か?

Aさんは、入居時に「駐車場が空き次第借りられる」という口約束を管理会社と交わしていました。

しかし、実際に駐車場が空いたにも関わらず、分譲マンションとして売却するために、Aさんは駐車場を借りることができません。

解決策
証拠収集:口約束を証明できるもの(メール、手紙、録音など)を探す。
管理会社との交渉:再度、管理会社と交渉し、口約束の履行を求める。
法的措置の検討:弁護士に相談し、法的措置を検討する。

専門家のアドバイス

「口約束でも、当事者間の合意があれば契約として成立する可能性があります。しかし、口約束は証拠が残りにくいため、立証が難しい場合があります。できる限り、書面で契約を交わすことが重要です。」(弁護士B氏)

3. 深夜の騒音問題:我慢するしかない?

深夜1時に壁に穴を開けられるという騒音被害に遭ったAさん。

しかし、管理会社からはまともな謝罪もありませんでした。

解決策
証拠収集:騒音が発生した日時、状況、音量を記録する。
管理会社への通知:管理会社に、騒音被害があったことを伝え、再発防止を求める。
警察への相談:騒音が酷い場合は、警察に相談することも検討する。
損害賠償請求:騒音によって精神的な苦痛を受けた場合、損害賠償を請求することも可能。

4. 不当な家賃の値上げ:拒否できる?

Aさんは、一方的に家賃を値上げされました。

これは、正当な理由がない限り、拒否することができます。

解決策
家賃相場の確認:周辺の家賃相場を調べ、値上げ幅が妥当かどうかを確認する。
管理会社との交渉:管理会社に、値上げの理由を説明するよう求め、交渉する。
家賃増額請求の無効を主張:正当な理由がない場合、家賃増額請求は無効であると主張する。
法的措置の検討:弁護士に相談し、法的措置を検討する。

家賃の値上げに関する注意点
家賃の値上げは、借地借家法に基づいて行われる必要があります。
家賃を値上げするには、正当な理由が必要です(固定資産税の上昇、周辺の家賃相場の上昇など)。
家賃の値上げ幅は、社会情勢や経済状況などを考慮して、相当な範囲内である必要があります。

5. 敷金の返還:諦めるしかない?

Aさんは、退去後に敷金が返還されるかどうか不安に思っています。

解決策
契約書の確認:契約書に、敷金の返還に関する条項が記載されているか確認する。
退去時の立ち会い:退去時には、管理会社と一緒に部屋の状態を確認し、写真や動画を撮影する。
原状回復義務の範囲:通常の使用による損耗は、原状回復義務の対象外となる。
敷金返還請求:不当に敷金が返還されない場合は、内容証明郵便で返還を請求する。
法的措置の検討:弁護士に相談し、法的措置を検討する。

6. 事実の告知:名誉毀損にならない?

Aさんは、マンションの住人に管理会社の非行を伝えることを考えています。

しかし、名誉毀損で訴えられるのではないかと心配しています。

解決策
事実のみを伝える:感情的な表現や憶測を避け、事実のみを伝える。
公益性:情報が、マンションの住人の利益になることを説明する。
弁護士への相談:事前に弁護士に相談し、法的リスクを確認する。

名誉毀損に関する注意点
名誉毀損とは、不特定多数の人が認識できる状態で、人の名誉を傷つける行為です。
事実を伝えた場合でも、名誉毀損に該当する可能性があります。
公益性がある場合や、真実を証明できる場合は、名誉毀損が成立しないことがあります。

まとめ:泣き寝入りしないために

Aさんのように、賃貸マンションでのトラブルに巻き込まれた場合、泣き寝入りせずに、適切な対応を取ることが重要です。

まずは、証拠を収集し、管理会社と交渉しましょう。

それでも解決しない場合は、弁護士や専門機関に相談し、法的措置を検討することも視野に入れましょう。

Aさんの問題が一日も早く解決し、安心して生活できる日が来ることを願っています。

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