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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット不可賃貸でのペット飼育、退去費用はいくらになる?原状回復義務と費用相場を徹底解説

#退去費用
 
私は今、ペット不可の賃貸に住んでいます。契約書には「近隣に迷惑をかけない観賞用のペットなら可」みたいな感じで書いてあるのは知っていて、その言葉の意味をきちんと理解しないで小動物を飼ってしまいました。ゲージの中で飼うから観賞用だろうと勝手に解釈したのですが、知人から「ゲージから出して遊ばせたりしてる時点で観賞用のペットじゃないのでは?」との指摘を受けました。私自身、詳しく調べてみると観賞用とは一般的に魚やせいぜいハムスターくらいだと言うことを知りました。恥ずかしながら私は家庭の事情で17歳から今の賃貸で一人暮らしをしていて住み始めてから1年半後にペットを飼ってしまいました。部屋自体はだいたい40平米くらいの広さです。敷金礼金はゼロだったのですが、退去時のクリーニング代だけ先に5万円支払っています。ペットがつけてしまった傷は、壁の引っかき傷、クロスの剥がれ、石膏ボードが少々削れている、スライドドアのゴム部分がちぎれた、フローリングの上に敷いてあるクッションフローリング?には細かいキズがあります。ペットとは関係なく私がつけてしまった傷は、クロスのヤニ、引越しの際に冷蔵庫を置いた時に出来てしまったフローリングマットの傷、フローリングマットが1枚剥がれてしまい、割れてしまった、他にも所々フローリングマットに深い傷をつけてしまいました。ペットを飼ってしまった自分が悪いので、ペットがつけてしまった傷と自分がつけた傷の修繕費を支払うつもりなのですが、だいたいどのくらいの金額がかかるでしょうか?ペットの臭いもついているだろうから、消臭費もいるだろうしネットで色々と見た結果100万円あれば大丈夫かな?と思っているのですが、どうでしょうか?あと、私が入居する前からあった傷や穴も「ペットを飼っていたから」と私が負担しなければならない場合もありますか?おおよその金額でもいいので教えてください。実は先日真横のお部屋で人が亡くなっていたそうで、引越しを考えているのですがそうなった時に退去費用が払えませんじゃ話にならないし、私が駄目なことをしているのは百も承知なので大人として、自分のしてしまった事に責任を持たなければと思い、お金を貯めています。なので、最初に書いたとおり大凡の金額や、実際私と同じような状況で退去された方の話などを聞けると有難いです。

今回は、ペット不可の賃貸物件で犬を飼ってしまった場合の退去費用について、詳しく解説していきます。今回の相談者Aさんのように、契約内容を十分に理解せずに犬を飼ってしまい、退去時の費用が心配になっている方は少なくありません。

この記事では、Aさんのケースを参考に、退去費用の相場や、入居前からあった傷の扱い、孤独死があった場合の引っ越しなど、様々な疑問にお答えします。

この記事を読むことで、Aさんのようにペット不可物件で犬を飼ってしまった方が、退去時にどのような費用が発生する可能性があるのか、事前に把握し、適切な対応を取るための知識を得ることができます。ぜひ最後までお読みください。

結論:ペット不可物件での犬の飼育は、高額な原状回復費用が発生する可能性大!

まず、大前提として、ペット不可の賃貸物件で犬を飼育することは、契約違反にあたります。そのため、退去時には通常の原状回復費用に加えて、犬が原因で発生した損害賠償を請求される可能性が非常に高いです。

Aさんの場合、壁の引っかき傷、クロスの剥がれ、石膏ボードの損傷、スライドドアの破損、フローリングの傷など、犬による損害が具体的に発生しています。これらの修繕費用に加え、犬の臭いを除去するための消臭費用も請求される可能性があります。

一般的に、原状回復費用は、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に基づいて算出されます。しかし、ペットによる損害は、通常の損耗とは異なるため、ガイドラインに沿った費用算出が難しい場合があります。そのため、大家さんや管理会社との交渉が重要になります。

ケーススタディ:Aさんの退去費用を徹底シミュレーション!

Aさんのケースを参考に、具体的な退去費用をシミュレーションしてみましょう。

犬による損害

壁の引っかき傷、クロスの剥がれ:5万円~20万円(範囲や程度による)
石膏ボードの損傷:1万円~5万円(範囲や程度による)
スライドドアのゴム部分の破損:5千円~2万円(部品交換費用)
フローリングの傷:1万円~10万円(範囲や程度による)
消臭費用:2万円~10万円(範囲や臭いの程度による)

Aさんがつけた傷

クロスのヤニ:5千円~2万円(範囲による)
フローリングマットの傷、割れ:5千円~3万円(範囲や程度による)

合計

合計で、10万円~47万円程度になる可能性があります。ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は、大家さんや管理会社との交渉によって変動します。

退去費用を抑えるための5つの対策

退去費用を少しでも抑えるために、以下の対策を検討しましょう。

1. 大家さん・管理会社への正直な申告
まずは、犬を飼っていたことを正直に申告しましょう。隠して退去すると、後々発覚した場合に、より高額な損害賠償を請求される可能性があります。
2. 複数の業者から見積もりを取る
原状回復費用の見積もりは、必ず複数の業者から取りましょう。大家さんや管理会社が提示する業者だけでなく、自分で探した業者にも見積もりを依頼することで、適正な価格を知ることができます。
3. 自分でできる範囲で修繕する
壁の小さな傷やクロスの剥がれなど、自分で修繕できる範囲は、できるだけ修繕しておきましょう。ただし、素人が行うと逆効果になる場合もあるので、自信がない場合は業者に依頼しましょう。
4. 交渉の余地を探る
原状回復費用は、必ずしも大家さんや管理会社の言い値で決まるわけではありません。見積もりの内訳を確認し、不当な請求がないか確認しましょう。また、入居前からあった傷や、経年劣化による損耗については、負担する必要がないことを主張しましょう。
5. 専門家への相談
退去費用の交渉が難航する場合は、弁護士や消費者センターなどの専門家に相談することも検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、法的に有利な立場で交渉を進めることができます。

孤独死があった場合の引っ越しについて

Aさんの場合、隣室で孤独死があったことが引っ越しの理由の一つとなっています。このような場合、契約解除や家賃減額を求めることができるのでしょうか?

一般的に、告知義務違反があった場合や、居住に著しい支障がある場合は、契約解除や家賃減額を求めることができるとされています。しかし、孤独死があったという事実は、必ずしも告知義務違反にあたるとは限りません。

孤独死があった場合の対応は、個別のケースによって異なります。まずは、大家さんや管理会社に状況を説明し、引っ越しの意向を伝えましょう。その上で、契約解除や家賃減額について交渉することになります。

交渉が難航する場合は、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することも検討しましょう。

犬との暮らしを諦めない!犬と暮らせる賃貸物件探しのポイント

今回のAさんのように、ペット不可物件で犬を飼ってしまうと、退去時に高額な費用が発生する可能性があります。しかし、犬との暮らしを諦める必要はありません。

最近では、犬と一緒に暮らせる賃貸物件が増えています。犬と暮らせる賃貸物件を探す際には、以下のポイントに注意しましょう。
ペット可の条件を確認する
ペット可の賃貸物件でも、犬種やサイズに制限がある場合があります。契約前に必ず確認しましょう。
犬のための設備が整っているか確認する
ドッグランやペット専用の足洗い場など、犬のための設備が整っている物件を選ぶと、犬との暮らしがより快適になります。
近隣に動物病院や公園があるか確認する
犬の健康管理や散歩のために、近隣に動物病院や公園があるか確認しましょう。
犬を飼うためのルールを守る
犬と暮らす場合は、必ず大家さんや管理会社のルールを守りましょう。無駄吠えや糞尿の処理など、近隣住民に迷惑をかけないように注意しましょう。

まとめ

今回は、ペット不可の賃貸物件で犬を飼ってしまった場合の退去費用について解説しました。Aさんのように、契約内容を十分に理解せずに犬を飼ってしまうと、退去時に高額な費用が発生する可能性があります。

退去費用を抑えるためには、大家さんや管理会社への正直な申告、複数の業者からの見積もり、自分でできる範囲での修繕、交渉の余地を探ることなどが重要です。

また、孤独死があった場合の引っ越しについては、個別のケースによって対応が異なります。まずは、大家さんや管理会社に状況を説明し、引っ越しの意向を伝えましょう。

犬との暮らしを諦めたくない場合は、犬と暮らせる賃貸物件を探しましょう。ペット可の条件や犬のための設備、近隣の環境などを確認し、犬との暮らしがより快適になる物件を選びましょう。

今回の記事が、Aさんのような悩みを抱える方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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