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ペット不可物件で猫を飼いたい!大家さんとの交渉は可能?【賃貸アドバイザー解説】

#ペット
 
今月末に引っ越しを予定しているのですが、賃貸サイトにはペット相談可と記載されていたことと、立地の良さでその物件に決めました。「ゆくゆくは猫を飼いたい」と仲介業者に話したところ、「猫くらいならバレずに飼っている人もいますしね」と言われ、それが引っかかっています。後日、別の仲介業者が掲載している同じ物件を見たら、そこにはペット相談可とは書いてありませんでした。今回契約した仲介業者は、5月末までの契約なら仲介手数料が〇円と記載していましたが、契約時に60,000円ほど請求されました。サイトの記載について問い合わせると、「すべての物件に〇円と記載しているため、適用されない物件もある」と言われました。この対応から、実はペット不可物件なのではないかと不安になっています。おそらく、住むマンションの上に大家さんが住んでいるような雰囲気です。猫はまだ先になるのですが、引き取る約束もしてしまっているので、きちんと飼うタイミングで許可をもらいたいです。どうせゴミなどでバレると思うので…。この場合、大家さんに交渉して、臭いや壁などの対策をする約束や、家賃や礼金の値上げなどに応じることを伝えたら、許可してもらえるのでしょうか?契約書はまだ郵送されてくる段階で手元にありません。重要事項説明書の用途その他の利用制限というところに、ペットの飼育という項目がありました。入居前に大家さんに猫を引き取ろうと考えていることを伝えたいのですが、契約書にまだサインをして郵送していない段階なので、現段階では管理会社ではなく仲介会社に連絡すべきでしょうか?

猫との生活を夢見て物件を決めたものの、仲介業者の対応に不安を感じているのですね。契約書がまだ手元にない状況で、どのように行動すべきか悩ましいことと思います。今回は、ペット不可物件で猫を飼うための交渉について、以下のステップで詳しく解説します。

1. 契約書と重要事項説明書の確認:ペットに関する条項を徹底的にチェック
2. 仲介業者への確認:契約内容と異なる点の明確化
3. 大家さんへの交渉準備:許可を得るための戦略
4. 交渉のポイント:具体的な対策案と条件提示
5. 交渉後の注意点:書面での合意と近隣への配慮

この記事を読めば、あなたが安心して猫との暮らしを始めるための具体的な道筋が見えてくるはずです。ぜひ最後までお読みください。

1. 契約書と重要事項説明書の確認:ペットに関する条項を徹底的にチェック

まず、契約書と重要事項説明書が手元に届いたら、ペットに関する条項を隅々まで確認しましょう。特に以下の点に注目してください。
ペット飼育の可否:明確に禁止されているか、許可が必要か
ペットの種類や大きさの制限:猫の種類や大きさに制限はないか
ペット飼育に関する特約:追加の費用や義務はないか

重要事項説明書に「ペットの飼育」に関する項目があるとのことですので、まずはその内容をしっかりと把握することが大切です。もし「不可」と明記されていれば、残念ながら原則としてペットを飼うことはできません。しかし、「相談可」や「許可を得れば可」となっている場合は、交渉の余地があります。

契約書と重要事項説明書は、あなたの権利と義務を定めた重要な書類です。不明な点があれば、必ず仲介業者に確認しましょう。

2. 仲介業者への確認:契約内容と異なる点の明確化

契約書の内容を確認したら、次は仲介業者に連絡を取り、以下の点について確認しましょう。
ペット飼育の可否:改めて確認し、認識の相違がないか確認
仲介手数料:契約時に説明された内容と異なる理由の説明を求める
他の仲介業者の情報:ペット相談可の記載がない理由を確認

今回のケースでは、仲介業者の説明に不信感があるとのことですので、曖昧な点は徹底的に質問し、納得のいく回答を得るようにしましょう。

例えば、以下のような質問をすると良いでしょう。
「契約書にはペット飼育についてどのように記載されていますか?」
「なぜ、他の仲介業者ではペット相談可と記載されていないのでしょうか?」
「仲介手数料が事前に説明された金額と異なる理由を教えてください。」

仲介業者の回答は、交渉の進め方を左右する重要な情報となります。しっかりと記録しておきましょう。

3. 大家さんへの交渉準備:許可を得るための戦略

仲介業者への確認が終わったら、いよいよ大家さんへの交渉準備です。大家さんに許可を得るためには、猫を飼うことによるメリットとデメリットを理解し、具体的な対策案を提示することが重要です。

まずは、大家さんがペット飼育を禁止する理由を考えてみましょう。一般的には、以下のような理由が考えられます。
騒音:猫の鳴き声や足音による近隣への迷惑
臭い:猫の排泄物や体臭による悪臭
建物の損傷:猫の爪とぎやいたずらによる壁や床の傷
アレルギー:他の入居者のアレルギー反応

これらの理由を踏まえ、具体的な対策案を考えましょう。例えば、以下のような対策が考えられます。
防音対策:防音マットの設置や、猫が走り回らないようにする
消臭対策:空気清浄機の設置や、こまめな掃除
傷対策:爪とぎ器の設置や、壁の保護シートの使用
アレルギー対策:定期的な換気や、アレルギー対応の猫砂の使用

これらの対策案を具体的に提示することで、大家さんに安心感を与えることができます。

4. 交渉のポイント:具体的な対策案と条件提示

大家さんとの交渉では、誠意をもって、具体的な対策案と条件を提示することが大切です。

まずは、猫を飼いたいという気持ちを正直に伝えましょう。その上で、以下の点を具体的に説明します。
猫の種類や性格:おとなしい性格であることや、完全室内飼いであること
対策案:上記で考えた具体的な対策案
条件:家賃や敷金の上乗せ、退去時の原状回復費用の負担など

例えば、以下のような提案をすると良いでしょう。
「猫は完全室内飼いで、鳴き声もほとんどありません。また、定期的に爪を切るなど、建物を傷つけないように注意します。」
「万が一、壁や床に傷をつけてしまった場合は、退去時に原状回復費用を全額負担します。」
「家賃を月額〇円上乗せしても構いません。」

大家さんの不安を解消し、メリットを感じてもらえるように、誠意をもって交渉しましょう。

また、交渉の際には、以下の点に注意しましょう。
言葉遣い:丁寧な言葉遣いを心がける
態度:誠実な態度で臨む
約束:必ず守れる約束をする

大家さんとの信頼関係を築くことが、交渉成功の鍵となります。

5. 交渉後の注意点:書面での合意と近隣への配慮

大家さんとの交渉が成立したら、必ず書面で合意内容を確認しましょう。口約束だけでは、後々トラブルになる可能性があります。

合意書には、以下の点を明記しましょう。
ペットの種類と数
ペット飼育に関する条件(家賃、敷金、原状回復費用など)
ペットによるトラブルが発生した場合の責任

合意書は、あなたの権利を守るための重要な証拠となります。必ず保管しておきましょう。

また、猫を飼い始めたら、近隣への配慮も忘れずに行いましょう。
騒音:夜間の鳴き声や足音に注意する
臭い:ベランダでの排泄や、ゴミ出しの際に臭いが漏れないようにする
迷惑行為:共用部分での猫の放置や、他の住人への迷惑行為

近隣住民との良好な関係を築くことが、快適な猫との暮らしを送るための秘訣です。

まとめ

ペット不可物件で猫を飼うためには、大家さんとの交渉が不可欠です。そのためには、事前の準備と誠意ある対応が重要になります。今回の記事で解説した内容を参考に、大家さんとの信頼関係を築き、猫との幸せな生活を実現してください。

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