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ペット不可物件で犬を飼うのはアリ? 契約違反のリスクと交渉の可能性を徹底解説

#賃貸
 

引越しでペットOKの物件を探しているのですね。いくつか候補がある中で、知り合いから紹介された物件がペット不可だけど、犬の散歩をしている住人を見かけたとのこと。一体どういうことなのか、気になりますよね。親御さんからは「みんな内緒で飼っている」という話も出ているようですが…。

引越しをする際にペットOKの所をさがしています。既にいくつか候補はあるのですが、知り合いの人がここ空いてるよと教えてくれていい部屋があったのですがペット不可と書いてあります。ただそのアパートから出てきた住人は堂々と犬の散歩に出掛けに行きましたがこれはどういう事でしょうか?親に聞いた所みんな内緒で飼っているとか…ペット不可でも相談次第で飼うことも可能になる事はありますか?

結論から言うと、ペット不可物件で内緒で犬を飼うのは絶対にNGです!確かに、相談次第で飼える可能性もゼロではありませんが、安易な考えでいると後々大きなトラブルに発展する可能性があります。

この記事では、ペット不可物件で犬を飼うことのリスク、交渉の可能性、そして実際に交渉する際の注意点などを徹底的に解説します。愛犬との幸せな生活を守るために、ぜひ最後まで読んでくださいね。

なぜペット不可物件で犬を飼ってはいけないのか?

ペット不可物件で犬を飼うことがNGなのは、一言で言うと契約違反だからです。賃貸契約は、大家さんと入居者の間で交わされる約束事。その中に「ペット禁止」という条項が含まれている場合、それを破ることは契約違反にあたります。

契約違反をすると、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
契約解除: 最悪の場合、強制的に退去させられる可能性があります。
損害賠償請求: ペットによる騒音や臭い、建物の損傷などが発生した場合、損害賠償を請求される可能性があります。
近隣住民とのトラブル: 他の入居者から苦情が出たり、人間関係が悪化したりする可能性があります。
更新拒否: 契約更新時に、更新を拒否される可能性があります。

「みんな内緒で飼っているから大丈夫」という考えは非常に危険です。もし他の住人が内緒で飼っているとしても、それはあくまで個人の判断。あなたが同じように内緒で飼って、トラブルに巻き込まれないとは限りません。

なぜペット不可の物件があるのか?

そもそも、なぜペット不可の物件が存在するのでしょうか?その理由はいくつか考えられます。
建物の構造: 防音性が低い建物の場合、犬の鳴き声が近隣に響きやすい。
アレルギー: 他の入居者に動物アレルギーを持つ人がいる可能性がある。
衛生面: ペットの排泄物や臭いなどが、建物全体の衛生環境を悪化させる可能性がある。
過去のトラブル: 過去にペットに関するトラブルが発生したことがある。
大家さんの意向: 大家さんが動物が好きではない、または管理上の手間を避けたいと考えている。

これらの理由から、ペット不可の物件では、犬を飼うこと自体が難しい場合が多いのです。

ペット不可物件でも交渉の余地はある?

絶対に不可能というわけではありません。しかし、交渉は非常にデリケートな問題であり、成功する可能性は決して高くありません。

交渉を試みる場合は、以下の点を踏まえて慎重に進める必要があります。

1. 大家さんの考えを理解する: まずは、大家さんがなぜペット不可にしているのか、その理由を理解することが重要です。理由が分かれば、それに対する対策を提案することができます。
2. 具体的な対策を提示する: 例えば、以下のような対策を提案することができます。
防音対策: 防音マットを敷いたり、犬用の防音ケージを設置したりする。
消臭対策: 空気清浄機を設置したり、こまめに換気をしたりする。
保険加入: ペット保険に加入し、万が一の事故に備える。
飼育に関する誓約書: 飼育ルールを守ることを誓約する書面を作成する。
3. 誠意をもって交渉する: 大家さんに対して、誠意をもって丁寧に交渉することが大切です。高圧的な態度や、ごねるような態度は絶対に避けましょう。
4. 不動産会社に相談する: 不動産会社に相談し、交渉の仲介を依頼するのも一つの方法です。不動産会社は、大家さんとの交渉に慣れているため、スムーズに進めてくれる可能性があります。

交渉を成功させるための5つの秘訣

ペット不可物件での交渉は難しいものですが、以下の5つの秘訣を意識することで、成功の可能性を高めることができます。

1. 愛犬の情報を詳細に伝える
犬種、年齢、性格、普段の様子などを具体的に伝えましょう。
小型犬であること、無駄吠えが少ないことなど、飼育しやすい点をアピールしましょう。
写真や動画を見せるのも効果的です。
2. 飼育環境を具体的に説明する
室内のレイアウトや、犬が過ごす場所などを具体的に説明しましょう。
清潔な環境を保つための工夫(こまめな掃除、換気など)をアピールしましょう。
散歩の頻度や時間帯など、近隣に迷惑をかけないための配慮を伝えましょう。
3. 近隣住民への配慮を強調する
騒音対策、臭い対策など、近隣住民への配慮を具体的に説明しましょう。
他の入居者と積極的にコミュニケーションを取り、良好な関係を築く意思を伝えましょう。
万が一、苦情が出た場合の対応策も提示しておくと、大家さんの安心感につながります。
4. ペット可物件との比較検討を避ける
「ペット可物件もあるのに、なぜダメなのか」といった主張は避けましょう。
あくまで、その物件に住みたいという気持ちを伝えることが大切です。
ペット可物件の家賃相場などを持ち出すのも逆効果です。
5. 長期的な視点を持つ
短期間で引っ越す予定がないことを伝え、長く住む意思を示すことが大切です。
将来的に、ペット可物件に転換することを提案してみるのも一つの方法です。
家賃の上乗せや、敷金の増額なども検討してみましょう。

交渉がうまくいかなかった場合の選択肢

残念ながら、交渉がうまくいかない場合もあります。その場合は、以下の選択肢を検討しましょう。

1. ペット可物件を探す: 最も確実な方法は、ペット可物件を探すことです。根気強く探せば、きっと愛犬と快適に暮らせる物件が見つかるはずです。
2. ペット共生型賃貸住宅を検討する: 最近では、ペットとの暮らしを前提とした賃貸住宅も増えています。このような物件は、ペットのための設備やサービスが充実しているため、快適に暮らすことができます。
3. 分譲マンションを購入する: 経済的に余裕がある場合は、ペット可の分譲マンションを購入するのも一つの選択肢です。

事例紹介:交渉成功!愛犬との新生活を実現したAさんのケース

Aさん(30代女性)は、愛犬のチワワ(5歳)と一緒に暮らすために引越しを考えていました。いくつか候補の物件を見つけたものの、なかなかペット可の物件が見つからず、途方に暮れていました。

そんな時、Aさんは理想的な立地にある物件を見つけましたが、残念ながらペット不可。諦めきれないAさんは、不動産会社に相談し、大家さんと交渉することにしました。

Aさんは、まず大家さんに手紙を書き、愛犬に対する愛情や、飼育環境に対する配慮などを丁寧に伝えました。また、愛犬の写真を同封し、可愛らしい姿を見てもらうことで、親近感を持ってもらおうとしました。

交渉当日、Aさんは愛犬を連れて行き、大家さんに直接会って話をしました。Aさんは、愛犬が大人しく、無駄吠えをしないこと、室内を清潔に保つこと、近隣住民に迷惑をかけないことなどを具体的に説明しました。

さらに、Aさんは万が一の事態に備えて、ペット保険に加入していることや、近隣住民への挨拶を徹底することなども伝えました。

Aさんの熱意と誠意が伝わり、大家さんは最終的にペット飼育を許可してくれました。Aさんは、念のためペット飼育に関する覚書を作成し、大家さんと署名・捺印しました。

こうしてAさんは、愛犬と一緒に理想の物件で新生活をスタートすることができました。

まとめ:愛犬との幸せな生活のために、正しい選択を

ペット不可物件で犬を飼うことは、様々なリスクを伴います。安易な考えで内緒で飼うことは絶対に避けましょう。

交渉の余地はありますが、成功する可能性は決して高くありません。交渉を試みる場合は、大家さんの考えを理解し、具体的な対策を提示するなど、慎重に進める必要があります。

もし交渉がうまくいかなかった場合は、ペット可物件を探す、ペット共生型賃貸住宅を検討するなどの選択肢を検討しましょう。

愛犬との幸せな生活のために、正しい選択をしてくださいね。

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