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ペット不可物件での犬の飼育が発覚! 大家さんから連帯保証人への違約金請求は有効?

#トラブル
 
賃貸契約でペット不可のマンションに住んでいましたが、犬を飼っていることが大家さんにバレてしまいました。不動産屋から、犬を追い出すか、犬と一緒に退去するかを迫られ、引っ越すことに。引っ越しには1ヶ月ほどかかったため、大家さんに指摘された日に犬を友人に預け、1ヶ月後に引っ越しを完了しました。

しかし、大家さんはペットを飼っていたことに非常に立腹しており、賃貸契約の連帯保証人である父に「娘さんのしつけをきちんとしてください」と怒鳴り込み、違約金を請求しているそうです。まだ退去の立ち会い日を迎えておらず、契約違反として罰金を払うようには誰からも言われていません。

そこで質問です。違約金が発生する場合、大家さんが不動産屋などを介さずに、勝手に連帯保証人に請求することは可能なのでしょうか? 支払う義務は私にあるのではないでしょうか? もし私が支払えない場合、連帯保証人に請求されるのでしょうか?

この質問、本当に他人事じゃないですよね。ペット可の物件を探すのが大変なのは重々承知していますが、契約違反はやっぱりNG。今回は、そんな状況に陥ってしまった場合の対処法を、犬との暮らしをサポートする賃貸アドバイザーの視点から解説していきます。

結論:まずは契約内容の確認! 連帯保証人への請求は慎重に

結論から言うと、大家さんがいきなり連帯保証人に違約金を請求するのは、法的に見て慎重な対応が必要です。まずは賃貸契約書を隅々まで確認し、ペット不可の条項、違約金に関する条項、そして連帯保証人の責任範囲について確認しましょう。

なぜ契約内容の確認が重要なのか?

賃貸契約は、大家さんと入居者の間の約束事です。契約書には、入居者が守るべきルールや、違反した場合のペナルティが明記されています。
ペット不可の条項: そもそも本当にペット禁止なのか? 小型犬ならOKなどの例外規定はないか?
違約金に関する条項: 違約金の金額はいくらなのか? どのような場合に発生するのか?
連帯保証人の責任範囲: 連帯保証人は、どこまで責任を負うのか? 違約金も含まれるのか?

これらの条項をしっかりと確認することで、今回のケースでどのような対応を取るべきかが見えてきます。

ケーススタディ:契約内容と連帯保証人の責任範囲

ここで、具体的なケーススタディを見てみましょう。

ケース1:契約書にペット禁止の明記があり、違約金の条項もある場合

この場合、契約違反であることは明らかです。大家さんが違約金を請求する権利はありますが、その金額が妥当かどうかは検討する必要があります。また、連帯保証人がどこまで責任を負うかは、契約書の条項によって異なります。

ケース2:契約書にペット禁止の明記はあるが、違約金の条項がない場合

この場合、大家さんは損害賠償を請求することができます。ただし、損害賠償の金額は、実際に発生した損害額に基づいて算出される必要があります。ペットを飼育したことによって、部屋が汚れたり、臭いがついたりした場合、その修繕費用などが損害賠償の対象となる可能性があります。

ケース3:契約書にペットに関する記述がない場合

この場合、ペットを飼育すること自体は契約違反とは言えません。ただし、ペットの飼育によって、他の入居者に迷惑をかけたり、建物を傷つけたりした場合は、損害賠償を請求される可能性があります。

連帯保証人への請求は、原則として「最終手段」

連帯保証人は、入居者が家賃を滞納したり、損害賠償を支払えなくなった場合に、その責任を代わりに負う人です。つまり、大家さんは、まず入居者本人に請求し、それでも支払われない場合に、連帯保証人に請求するのが原則です。

今回のケースでは、まだ退去の立ち会い日を迎えておらず、違約金の金額も確定していません。まずは、大家さんと話し合い、違約金の金額や支払い方法について交渉することが重要です。

具体的な交渉のステップ

1. 冷静な話し合い: まずは感情的にならず、冷静に大家さんと話し合いましょう。ペットを飼育してしまったことを謝罪し、誠意をもって対応する姿勢を見せることが大切です。
2. 違約金の金額交渉: 違約金の金額が妥当かどうかを検討し、減額交渉を試みましょう。例えば、ペットを飼育していた期間が短かったり、部屋に目立った損傷がない場合は、減額の理由として挙げることができます。
3. 支払い方法の交渉: 一括での支払いが難しい場合は、分割払いを交渉してみましょう。
4. 不動産屋への相談: 不動産屋に相談し、仲介に入ってもらうのも有効な手段です。不動産屋は、大家さんと入居者の間に入り、円満な解決をサポートしてくれます。
5. 専門家への相談: どうしても解決しない場合は、弁護士や消費者センターなどの専門家に相談しましょう。

連帯保証人への連絡はストップしてもらう

今回のケースで最も重要なのは、大家さんから連帯保証人であるお父様への連絡を止めてもらうことです。

「今後は私に直接ご連絡ください」とはっきりと伝え、お父様への連絡は控えてもらうように強くお願いしましょう。

犬との暮らしを楽しむために:ペット可物件の選び方

今回の件を教訓に、今後はペット可の物件を選ぶようにしましょう。ペット可物件を選ぶ際には、以下の点に注意することが大切です。
ペットの種類や大きさの制限: 飼育できるペットの種類や大きさに制限がないかを確認しましょう。
ペット飼育に関する追加費用: ペット飼育には、敷金や家賃が上乗せされる場合があります。事前に確認しておきましょう。
ペット共生設備: ドッグランやペット用の足洗い場など、ペット共生設備が整っている物件を選ぶと、犬との暮らしがより快適になります。
周辺環境: 近くに公園や動物病院があるなど、犬との散歩や緊急時に便利な環境を選ぶようにしましょう。

まとめ:冷静な対応と事前の準備が大切

ペット不可物件での犬の飼育は、契約違反にあたります。しかし、今回のケースのように、大家さんから連帯保証人にいきなり違約金を請求されるのは、法的に見て慎重な対応が必要です。

まずは契約内容をしっかりと確認し、大家さんと冷静に話し合いましょう。必要に応じて、不動産屋や専門家に相談することも検討してください。

そして、今後はペット可の物件を選び、犬との快適な暮らしを楽しんでくださいね。

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