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ペット不可物件での大型犬飼育問題:解決策と損害賠償請求の可能性

#トラブル
 
今、小型ペット可の賃貸マンションに住んでる者です。自分は住んで2年目になる30代の夫婦です。ペットは猫を飼ってます。最近隣の隣に新しく入居してきた20代カップルが、契約違反の大型犬(ゴールデンレトリバーかシェパード系)を飼育し始めました。猫も飼っているようで、室内で猫、ベランダで大型犬を飼育しているみたいです。ベランダにいるので、吠え声がうるさく、排泄物の臭いも気になります。ベランダは洗濯物を干せるスペースしかありません。今まで大丈夫だったうちの猫も、ストレスからか、粗相をするようになりました。両隣が言ったのか、全室に注意勧告のビラが配布されましたが、改善は見られません。こういった場合、不動産会社や管理会社が対処してくれない場合、こちらが引越しした場合の費用請求や、猫のストレスによる家具・家電の損害賠償請求は可能でしょうか?

結論から申し上げますと、契約違反の大型犬飼育が原因で精神的・経済的損害を被った場合、引越し費用の請求や家具・家電の損害賠償請求が認められる可能性はあります。 ただし、そのためには、証拠収集と適切な法的措置が不可欠です。

ここでは、同様のケースに直面した際の具体的な対処法と、損害賠償請求に向けたステップを詳しく解説します。

1. まずは状況の整理と証拠収集を

まず、以下の情報を整理し、証拠として記録に残しましょう。
契約違反の事実:賃貸契約書を確認し、ペットに関する条項を再確認してください。小型ペット可の範囲を超えた大型犬の飼育が明確な契約違反であることを確認します。
騒音・悪臭の記録:騒音計アプリなどで時間帯ごとの騒音レベルを記録する、悪臭を感じた日時や状況を詳細に記録するなどが有効です。可能であれば、動画や写真も証拠として残しましょう。
猫の異変:猫の粗相の頻度、獣医の診断書(ストレスが原因であることの証明)、粗相による家具・家電の損害状況を記録します。写真や見積書なども保管しておきましょう。
管理会社への連絡記録:管理会社に苦情を伝えた日時、担当者、対応内容を記録します。メールや書面でのやり取りは、そのまま証拠として保管できます。
他の居住者の証言:もし可能であれば、他の居住者にも同様の被害を受けているか確認し、証言を得ておきましょう。

2. 管理会社・大家への再度の申し入れ

証拠を揃えた上で、管理会社または大家に改めて書面で申し入れを行いましょう。
内容証明郵便の活用:証拠として残るため、内容証明郵便で送付することをおすすめします。
具体的な要求:大型犬の飼育をやめさせること、騒音・悪臭の改善を求めることを明確に記載します。
改善されない場合の対応:改善が見られない場合、契約解除や損害賠償請求を検討している旨を伝えます。

3. 専門家への相談

事態が改善しない場合は、以下の専門家に相談することを検討しましょう。
弁護士:法的観点からアドバイスを受け、損害賠償請求の手続きを依頼することができます。
不動産鑑定士:騒音や悪臭による物件価値の低下について鑑定を依頼することができます。
消費者センター:賃貸契約に関するトラブルについて相談することができます。

4. 引越し費用の請求について

契約違反が原因で引越しを余儀なくされた場合、引越し費用の請求が認められる可能性があります。
契約解除の申し入れ:まずは管理会社または大家に契約解除を申し入れます。契約違反が原因であることを明確に伝えましょう。
損害賠償請求:引越し費用、仲介手数料、敷金・礼金など、引越しにかかった費用を損害賠償として請求します。弁護士に依頼して、訴訟も視野に入れることを検討しましょう。

5. 家具・家電の損害賠償請求について

猫の粗相による家具・家電の損害についても、損害賠償請求が可能です。
獣医の診断書:猫のストレスが粗相の原因であることを証明する診断書が必要です。
修理見積書・領収書:家具・家電の修理費用または買い替え費用の見積書・領収書を保管しておきましょう。
因果関係の証明:猫のストレスと粗相、そして家具・家電の損害との因果関係を証明する必要があります。

6. 類似事例から学ぶ

実際に、ペット不可物件でのペット飼育が原因で損害賠償請求が認められた事例は存在します。
Aさんのケース:ペット不可のマンションで、隣人が無断で犬を飼育。騒音と悪臭に悩まされ、精神的な苦痛を受けたAさんは、管理会社と隣人に対し、慰謝料と引越し費用を請求。裁判の結果、一部請求が認められました。
Bさんのケース:小型犬可のマンションで、隣人が大型犬を飼育。Bさんの飼い猫がストレスで体調を崩し、治療費がかさんだため、隣人に対し治療費を請求。話し合いの結果、隣人が治療費を支払うことで和解しました。

これらの事例から、証拠をしっかりと集め、専門家のアドバイスを受けながら、粘り強く交渉することが重要 であることがわかります。

7. 精神的なケアも忘れずに

今回の件で、精神的なストレスを感じているのはあなただけではありません。猫も同様にストレスを感じています。
猫のケア:猫が安心して過ごせる環境を整え、ストレスを軽減するように努めましょう。
自身のケア:心身の不調を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。

まとめ:泣き寝入りせずに、毅然とした対応を

今回のケースは、契約違反による明らかな迷惑行為です。泣き寝入りせずに、毅然とした態度で対応することが重要です。証拠をしっかりと集め、専門家のアドバイスを受けながら、損害賠償請求に向けて行動しましょう。

最後に

この情報が、少しでもお役に立てれば幸いです。困難な状況ではありますが、諦めずに解決に向けて進んでください。応援しています。

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