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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット不可マンションで隣人が犬を飼っている?証拠集めから解決までの完全ガイド

#ペットトラブル
 
ペット不可の賃貸マンションに住んでおり、隣人が犬を飼っているようで困っています。
昨年お隣に引っ越してきた方が犬を飼っているようでして、最近鳴き声が気になるようになってきて困っています。
実際に犬を連れている現場を目撃したわけではありませんが、動物臭・鳴き声を聞く限りでは飼っていると思っています。
動物臭は日によってまちまちですが、お隣の玄関前を歩くと微かに匂いがします。暖かい日にお隣がベランダの窓と玄関を空けている時があり、その時には廊下に匂いが充満しています。丁度家だけが共用廊下の吹き溜まり部分にいるので匂いが気になるのだと思います。最悪な時は自宅玄関のドアポストから匂いが宅内に入ってくるときもあります。ベランダに出ると暖かい日は匂いがしますし、冬場でもエアコンを使用しているときには匂いがします。
鳴き声は最初は深夜に聞こえ出しました。最近は日中でも聞こえるときがあります。ベランダや共用廊下に出ると聞こえず、リビングにいるときに聞こえます。(これは家内と2人で別々の場所にいて同時に確認しました)マンション近くで犬を飼っている家があるのでその声かとも思ったのですが、明らかに鳴き声が違います。自宅玄関を開け放して確認しましたが、マンション近くの犬が吠えてから1~2秒後に別の鳴き声(リビングにいると聞こえる鳴き声)が聞こえます。
管理会社に何度も相談しているのですが、対応があまり良くなく、埒があかない状態になっています。管理会社曰く、「管理会社側で鳴き声を聞いていないので断言する事ができない」、「実際にお隣に伺ったりもしたが、住人が飼っていないと言っているので中に押し入る事ができない」とのことです。
同じマンションの住人にも聞いてみたのですが、部屋の間取りや部屋の配置の関係で鳴き声、匂い共に気づいた事が無いそうです。
当方も犬は嫌いでは無いのですが、ここまで実害が出てくるとさすがに我慢できません。
管理会社の言い分から、お隣が犬を飼っている証拠を掴めば対応して貰えると考えているのですが何か良い方法はありませんでしょうか?(専門に調査してくれる機関等は無いのでしょうか?)

【結論】証拠集めは慎重に、第三者機関への相談も視野に入れましょう

ペット不可のマンションで隣人が犬を飼っている疑いがある場合、まずは冷静に状況を把握し、証拠を集めることが重要です。しかし、個人での証拠集めには限界があるため、最終的には専門機関や弁護士に相談することも検討しましょう。この記事では、具体的な証拠の集め方から、管理会社との交渉術、法的手段まで、解決に向けたステップを詳しく解説します。

ケーススタディ:Aさんの苦悩と解決への道

Aさんは、都内にあるペット不可の賃貸マンションに住む会社員です。2年前に引っ越してきて以来、静かで快適な生活を送っていました。しかし、昨年、隣に引っ越してきたBさんが入居してから、Aさんの生活は一変します。

「最初は気のせいかと思ったんです。でも、日が経つにつれて、明らかに犬の鳴き声が聞こえるようになって…」

Aさんは、Bさんの部屋から聞こえる犬の鳴き声に悩まされるようになりました。さらに、共用廊下やベランダからは、犬特有の臭いも漂ってくるようになりました。Aさんは犬好きですが、ペット不可のマンションである以上、我慢できません。

管理会社への相談、しかし…

Aさんはすぐに管理会社に相談しました。しかし、管理会社の対応は期待外れでした。

「管理会社の方は、『Bさんに確認しましたが、犬は飼っていないと言っています』の一点張り。鳴き声や臭いについても、『気のせいではないですか?』と、まるで私が神経質なクレーマーであるかのような扱いでした。」

管理会社の対応に落胆したAさんは、自分で証拠を集めることにしました。

証拠集めのための具体的なステップ

Aさんが実際に行った証拠集めの方法を参考に、具体的なステップを見ていきましょう。

1. 鳴き声の録音

Aさんは、Bさんの部屋から聞こえる犬の鳴き声を録音することにしました。スマートフォンアプリを活用し、日時や時間帯、鳴き声の種類(吠える、鳴く、唸るなど)を記録しました。

ポイント:
録音日時と時間帯を記録する
鳴き声の種類を具体的に記述する
可能であれば、鳴き声が聞こえる場所(部屋の中、ベランダなど)も記録する

2. 臭いの記録

臭いは目に見えないため、記録が難しいですが、Aさんは以下の方法で臭いを記録しました。
臭いを感じた日時、場所、臭いの種類(犬臭、排泄物の臭いなど)を記録する
可能であれば、臭いの強さ(弱い、強い、非常に強いなど)も記録する
換気扇の有無や窓の開閉状況など、臭いの発生状況に関する情報を記録する

ポイント:
客観的な表現を心がける(「不快な臭い」ではなく、「〇〇のような臭い」と具体的に記述する)
他の住人にも臭いについて確認し、証言を得る

3. 目撃情報の収集

Aさんは、Bさんが犬を連れているのを目撃したという情報を集めることにしました。同じマンションの住人に聞き込み調査を行い、目撃情報を記録しました。

ポイント:
目撃日時、場所、犬種、犬の特徴などを詳細に記録する
目撃者の氏名、連絡先を記録する
可能であれば、目撃者に証言書を作成してもらう

4. 写真・動画撮影

もしBさんが犬を連れている姿を目撃した場合、可能な範囲で写真や動画を撮影することも有効です。ただし、プライバシー侵害にならないよう、注意が必要です。

ポイント:
撮影日時、場所を記録する
撮影対象が明確にわかるように撮影する
プライバシーに配慮し、個人情報が特定できるような撮影は避ける

管理会社との再交渉

Aさんは、集めた証拠を持って、再度管理会社に交渉を申し込みました。

「今度は、録音データや臭いの記録、近隣住民の証言などを提出しました。すると、管理会社の担当者の態度が少し変わったんです。」

Aさんが提出した証拠は、管理会社にとって無視できないものでした。管理会社は、Bさんに改めて事実確認を行うことを約束しました。

Bさんとの直接対決?

管理会社からの連絡を待つ間、AさんはBさんと直接話をするべきか悩みました。しかし、感情的な対立を避け、冷静に問題を解決するため、直接交渉は避けることにしました。

ポイント:
感情的な対立は問題を悪化させる可能性がある
第三者を介して交渉することで、冷静さを保てる
弁護士や専門家など、法律の専門家を同席させることも検討する

ついに解決へ

数日後、管理会社からAさんに連絡がありました。

「Bさんが犬を飼っていることを認めました。すぐに犬を手放すか、退去するかを迫ったところ、Bさんは退去することを選んだそうです。」

Aさんは、長期間にわたる苦悩から解放されました。

Aさんの事例から学ぶ教訓

Aさんの事例から、ペット不可マンションでの犬の飼育問題解決には、以下の要素が重要であることがわかります。
冷静な状況把握と証拠収集
管理会社との粘り強い交渉
感情的な対立を避ける姿勢
必要に応じて専門家の助けを求める

専門家からのアドバイス:弁護士C先生

今回のケースについて、弁護士のC先生に意見を伺いました。

「ペット不可の賃貸契約は、契約上の義務です。契約違反があった場合、管理会社は契約解除を求めることができます。しかし、そのためには、明確な証拠が必要です。今回のケースのように、住民が自ら証拠を集めることは非常に有効です。」

C先生は、証拠集めの重要性を強調しました。また、証拠集めの際には、以下の点に注意する必要があると指摘します。
違法な手段で証拠を集めないこと(例:不法侵入、盗聴など)
プライバシー侵害にならないよう配慮すること
集めた証拠は、改ざんしないこと

Q&A:ペット不可マンションでの犬の飼育問題、よくある質問

Q1:管理会社が動いてくれない場合、どうすればいいですか?

A:内容証明郵便で、管理会社に対して改善を求める通知書を送付しましょう。それでも改善が見られない場合は、弁護士に相談することも検討してください。

Q2:隣人が犬を飼っている証拠がありません。どうすればいいですか?

A:まずは、犬の鳴き声や臭いなど、間接的な証拠を集めましょう。他の住民に聞き込み調査を行い、目撃情報を集めるのも有効です。

Q3:犬の鳴き声がうるさくて、眠れません。損害賠償を請求できますか?

A:犬の鳴き声が原因で精神的な苦痛を受けた場合、損害賠償を請求できる可能性があります。ただし、そのためには、犬の鳴き声が社会生活上受忍すべき限度を超えていることを証明する必要があります。

まとめ:諦めずに解決を目指しましょう

ペット不可マンションでの犬の飼育問題は、解決が難しい場合もありますが、諦めずに適切な対応を取ることで、必ず解決の糸口は見つかります。この記事で紹介した情報を参考に、問題解決に向けて一歩踏み出してください。

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