ペット不可の賃貸マンションで、上の階の住人が犬を飼っていることに気づき、困惑されているのですね。我慢してペットを飼わずに生活しているのに、他の住人がルールを破っているのを見ると、どうしても納得がいかない気持ちになるのは当然です。今回は、そのような状況に直面した場合に、どのように対処すれば良いのか、具体的なステップと注意点、そして気持ちの整理まで、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたが今抱えているモヤモヤを解消し、より良い解決策を見つけることができるはずです。ぜひ最後まで読んで、参考にしてくださいね。
2DKのペット不可賃貸マンションに越してきて1年になりますが、最近気づいたのですが、上の階の住人が犬(ヨークシャテリア)を飼っているようなのです。私たち夫婦も飼いたいのを我慢して我慢して生活しているのに、何だか腑に落ちません。大家さんがマンションの真向かいに住んでいるので、電話しました!!『このマンションってペット飼ってもいいんですか?』と。『上の階の方が飼っているみたいなので』と。交渉しだいで飼えるのであれば、うちも考えると伝えました。大家さんは知らなかったみたいで、『私知らないです。うちはそういうのはやってません。言いに行きます』と言ってくれました。結果、告げ口になってしまったのですが、我慢してるのに黙っとくのが悔しくて!!!!それから2ヶ月。いまだに堂々と犬を小脇に抱えて上から降りてきます。大家さんはちゃんと注意退去等言ったのですかね?このままだとうちも飼うぞー(怒)まぁうちはペット可物件に越せるように貯金中ですが♪
まずは状況を整理しましょう
まず、冷静に状況を整理することが大切です。感情的になってしまう気持ちはよく分かりますが、落ち着いて対応することで、より良い解決策を見つけやすくなります。
- 契約内容の確認: まずは、賃貸契約書を再度確認し、ペット飼育に関する条項がどのように記載されているかをチェックしましょう。「ペット禁止」と明記されているか、あるいは「小型犬のみ可」などの条件があるかなど、具体的な内容を確認します。
- 証拠の収集: 上の階の住人が犬を飼っている証拠を集めることも重要です。例えば、犬の鳴き声が聞こえる時間帯や頻度、犬を連れて歩いている姿を目撃した日時などを記録しておきましょう。写真や動画を撮影できる場合は、それも有効な証拠となります。
- 大家さんとの再確認: 大家さんに状況を再度確認してみましょう。以前の電話から2ヶ月経っているとのことですので、その後どのような対応をしたのか、具体的な進捗状況を尋ねてみてください。
考えられる対応策
状況を整理した上で、具体的な対応策を検討しましょう。ここでは、いくつかの選択肢とそのメリット・デメリットを紹介します。
1. もう一度、大家さんに相談する
メリット:
- 直接的な解決につながる可能性がある
- 契約違反の是正を求めることができる
デメリット:
- 大家さんが対応してくれない場合もある
- 時間がかかる場合がある
具体的な伝え方:
「以前、上の階の住人の方が犬を飼っている件でご連絡しましたが、その後状況は変わっていません。契約ではペット禁止となっているはずですので、再度対応をお願いできますでしょうか。もし対応が難しいようでしたら、今後の対応について相談させていただけないでしょうか。」
ポイント:
- 冷静かつ丁寧に状況を説明する
- 具体的な証拠を提示する
- 大家さんの立場も理解し、協力的な姿勢を示す
2. 他の入居者と協力する
メリット:
- 複数で訴えることで、大家さんが対応しやすくなる可能性がある
- 情報交換や協力体制を築ける
デメリット:
- 他の入居者の協力が得られない場合もある
- トラブルに発展する可能性もある
具体的な進め方:
他の入居者の方に、同様の状況で困っている人がいないか探してみましょう。もし協力者がいれば、連名で大家さんに要望書を提出するのも有効です。
ポイント:
- 他の入居者のプライバシーに配慮する
- 強引な勧誘は避ける
- 共通の目的を持って協力する
3. 内容証明郵便を送付する
メリット:
- 大家さんへのプレッシャーになる
- 法的な手段を検討していることを示すことができる
デメリット:
- 費用がかかる
- 大家さんとの関係が悪化する可能性がある
内容証明郵便とは:
内容証明郵便とは、郵便局が内容を証明してくれる郵便のことです。送付した日付、誰が誰にどのような内容の手紙を送ったのか、ということを証明してくれます。これにより、「言った」「言わない」の水掛け論を防ぐことができます。
送付する内容:
- 契約違反の事実
- 改善を求める内容
- 期限
- 法的措置を検討している旨
4. 弁護士に相談する
メリット:
- 法的なアドバイスを受けることができる
- 専門家に対応を任せることができる
デメリット:
相談するタイミング:
- 大家さんが全く対応してくれない場合
- 他の入居者とのトラブルが深刻化している場合
- 法的手段を検討している場合
5. 引越しを検討する
メリット:
- ストレスから解放される
- ペット可の物件に引っ越せば、念願の犬との生活をスタートできる
デメリット:
引越しを検討する際の注意点:
- ペット可の物件を選ぶ
- 初期費用を抑えるために、敷金・礼金なしの物件を探す
- 引越し業者を比較検討する
犬を飼うことを諦めない!
今回の件をきっかけに、改めて犬との生活について考えてみましょう。もし本当に犬を飼いたいという気持ちが強いのであれば、ペット可の物件への引越しを検討してみてはいかがでしょうか。
ペット可物件探しのポイント:
- 犬種: 飼育可能な犬種やサイズが限定されている場合があるので、事前に確認しましょう。
- 設備: ペット専用の設備(足洗い場、ドッグランなど)があると、より快適に過ごせます。
- 周辺環境: 動物病院やペットショップ、公園などが近くにあると便利です。
- 家賃: ペット可物件は、一般的な物件よりも家賃が高めに設定されていることが多いので、予算を考慮して選びましょう。
犬との生活を始める前に
犬を飼うことは、楽しいことばかりではありません。責任と覚悟が必要です。犬種によって性格や必要な運動量が異なるため、自分のライフスタイルに合った犬種を選びましょう。また、犬を迎える前に、飼育に必要な知識を学び、準備を整えておくことが大切です。
- 犬の飼育に必要なもの: ケージ、食器、トイレ、ペットシーツ、ドッグフード、おもちゃ、首輪、リードなど
- 犬のしつけ: トイレトレーニング、無駄吠え防止、噛み癖防止など
- 犬の健康管理: 定期的な健康診断、予防接種、狂犬病予防注射など
まとめ
今回は、ペット不可マンションで上の階の住人が犬を飼っている場合の対処法について解説しました。まずは状況を整理し、大家さんに相談したり、他の入居者と協力したり、内容証明郵便を送付したり、弁護士に相談したり、引越しを検討したりするなど、様々な選択肢があります。ご自身の状況に合わせて、最適な解決策を見つけてください。
そして、もし本当に犬を飼いたいという気持ちが強いのであれば、ペット可の物件への引越しを検討してみてはいかがでしょうか。犬との生活は、あなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。
今回の記事が、あなたの悩みを解決する一助となれば幸いです。