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ペット不可の賃貸がペット可に!契約違反?騒音問題の対処法を解説

#騒音トラブル
 
賃貸マンションに3年入居しています。1年前に管理会社が変わり、いつの間にか「ペット不可」から「ペット可」に変更されました。早朝から犬の鳴き声がうるさく、迷惑しています。「ペット不可」だから入居したのに、これは契約違反ではないでしょうか?賃貸借契約書の禁止事項にも「動物の飼育」とあります。

「ペット不可」の賃貸マンションが、管理会社の変更によって「ペット可」に変わってしまった場合、契約違反になるのか、騒音問題にどう対処すれば良いのか、困惑されていることと思います。今回は、同様のケースに直面したAさんの事例を参考に、具体的な対処法と注意点について解説します。

結論:契約違反の可能性と騒音問題への対処

まず、契約違反かどうかについては、契約内容と変更の経緯を確認する必要があります。騒音問題については、管理会社や大家さんに相談し、改善を求めることが重要です。

ケーススタディ:Aさんの事例

Aさんは、ペット不可の賃貸マンションに3年住んでいました。しかし、1年前に管理会社が変わり、いつの間にかペット可に変更されたのです。その後、犬の鳴き声がうるさく、生活に支障をきたすようになりました。

Aさんは、まず賃貸借契約書を確認しました。契約書には「動物の飼育禁止」と明記されています。そこで、Aさんは管理会社に連絡し、契約違反ではないかと問い合わせました。

管理会社は、「ペット可への変更は、全戸の同意を得て行った」と説明しました。しかし、Aさんはそのような説明を受けておらず、同意もしていません。

Aさんは、納得がいかず、弁護士に相談しました。弁護士は、契約内容と変更の経緯から、契約違反の可能性が高いと判断しました。

契約違反の可能性と法的根拠

賃貸借契約は、大家さんと入居者の間で結ばれる契約です。契約内容は、両者の合意によって変更できますが、一方的な変更は原則として認められません。

今回のケースでは、Aさんが「ペット不可」の条件で契約したにもかかわらず、管理会社が一方的に「ペット可」に変更した可能性があります。これは、契約違反にあたる可能性があります。

ただし、契約内容や変更の経緯によっては、契約違反と判断されない場合もあります。例えば、以下のようなケースです。
契約書に「ペット飼育に関する条項は、大家の判断で変更できる」と明記されている場合
ペット可への変更について、全戸の同意を得ている場合(Aさんが同意していた場合)
ペット可への変更後、Aさんが異議を唱えずに長期間ペットが飼育されている状況を黙認していた場合

騒音問題への対処法

契約違反の可能性とは別に、騒音問題への対処も重要です。騒音は、生活の質を著しく低下させるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

Aさんの場合、早朝から犬の鳴き声がうるさく、生活に支障をきたしています。このような場合、以下の手順で対処することをおすすめします。

1. 騒音の記録

騒音の日時、時間帯、音の種類、状況などを記録します。具体的に記録することで、状況を把握しやすくなり、管理会社や大家さんに説明する際に役立ちます。可能であれば、騒音の録音や録画もしておくと、より効果的です。
2. 管理会社または大家さんへの相談

騒音の状況を具体的に伝え、改善を求めます。騒音の記録を提示すると、より説得力が増します。管理会社や大家さんは、騒音の発生源である犬の飼い主に対して、注意喚起や指導を行う義務があります。
3. 内容証明郵便の送付

口頭での相談で改善が見られない場合は、内容証明郵便で改善を求める書面を送付します。内容証明郵便は、送付した内容と日付を証明するもので、法的な証拠となります。
4. 弁護士への相談

内容証明郵便を送付しても改善が見られない場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討します。弁護士は、騒音の状況や契約内容などを総合的に判断し、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。
5. 調停・訴訟

弁護士との相談の結果、調停や訴訟などの法的措置を検討することもあります。調停は、裁判所を介して当事者間で話し合い、解決を目指す手続きです。訴訟は、裁判所に判断を委ねる手続きです。

具体的な騒音対策

騒音問題の解決には、時間がかかる場合があります。その間、ご自身でできる騒音対策も検討しましょう。
耳栓やイヤーマフの利用

騒音が気になる時に、耳栓やイヤーマフを利用することで、騒音を遮断できます。
防音カーテンや防音シートの設置

窓や壁からの騒音を軽減するために、防音カーテンや防音シートを設置します。
家具の配置

騒音源に近い場所に、本棚やタンスなどの家具を配置することで、騒音を遮断できます。
音楽やテレビの音量を控える

ご自身の生活音にも注意し、近隣住民に迷惑をかけないように心がけましょう。

大家さんへの相談について

Aさんのケースでは、管理会社の対応が悪く、大家さんも高齢であてにならないとのことです。しかし、騒音問題の解決には、大家さんの協力が不可欠です。

まずは、管理会社に状況を伝え、大家さんに連絡を取ってもらうように依頼しましょう。それでも連絡が取れない場合は、直接大家さんに連絡を取ることも検討しましょう。

大家さんに相談する際は、騒音の状況を具体的に伝え、改善を求める姿勢を示すことが重要です。また、他の入居者も騒音に悩んでいる場合は、連名で要望書を提出することも効果的です。

引越しの検討

騒音問題が解決しない場合は、引越しを検討することも視野に入れましょう。騒音は、精神的なストレスの原因となり、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

引越しをする際は、騒音問題が起こりにくい物件を選ぶことが重要です。内見の際に、周辺環境や建物の構造などを確認し、騒音に関する情報を収集しましょう。

まとめ

「ペット不可」の賃貸マンションが「ペット可」に変更された場合、契約違反の可能性と騒音問題への対処が必要です。まずは、契約内容と変更の経緯を確認し、管理会社や大家さんに相談しましょう。騒音問題が解決しない場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討することも視野に入れましょう。

騒音は、生活の質を著しく低下させるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。我慢せずに、早めに対処することが重要です。

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