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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペットとの賃貸トラブル?原状回復費用の請求に納得できない時の対処法

#退去費用
 
2年入居した戸建の賃貸を引越ししたのですが、退去費用が60万弱という見積もりが来ました。賃料は8.8万、築46年の物件です。内訳は大まかに清掃代、フローリングの張替え、畳の新調、押し入れの張り替え、クロスの張替えとなっています。ペット不可の物件ですが、実家の高齢の両親の元にいる高齢犬と高齢猫を、母親の入院の際に1ヶ月程連れてきてお世話をした事があり、その際大家さんに見つかり、管理会社の方から注意を受けました。退去時に分かったのですが、その後見張られていたみたいで、ゴミの件で『ペットを買ってた証拠もあります』と言われ、押し入れ床のシミ、フローリングのめくれ、畳のシミなども犬猫のふん尿だと言われました。こちらにも非はあるので仕方がないのですが、元々築年数も経った家だったので、雨漏りや釣り道具による畳のシミなど、身に覚えのないものもあります。立会いでサインはしませんでした。見積書が送られて来たと同時に家財保険の請求をすると言われ保険請求書類にはサインしましたが、大雑把な見積書しかなかった為、キチンと工事内容、細かな詳細を出してもらう事と納得出来るまで費用はお支払いしない事を伝えました。すると1週間くらいしてから家賃保証会社から26万の請求が来ました。退去費用未払いの立替をしたと。まだ納得してないし、サインもしてない。見積書しかもらってないのに確認もせず立替るとかおかしい。納得出来るまで絶対支払いはしない。と伝えました。よくよく考えると家財保険の請求も管理会社がするの?保険が出るとなった場合、保証会社の立替た分はどうなるの?って思って、再度管理会社に催促するけど、未だ未回答、音沙汰なし。保証会社から催促の電話ばっかりあって。国土交通省の原状回復のガイドラインに基づいてご請求下さい。と文章つけて見積もり送り返したら電話しても担当が不在。もう少し時間がかかる。など。電話での回答ではなく書面でお願いしたいと伝えると『わかりました』とは回答あるも退去後4ヶ月なにもなし。管理会社としては、家財保険と保証会社で元はとれたので、もうお前に用は無い‼️ってかんじなんでしょうか?既に物件の賃貸募集もでてるみたいですし。こちらとしては保証会社から請求の電話ばかりで、納得できません。今後はどのように対応した方がいいのでしょうか?最近26万で済むのなら面倒だから払って終わりにしようか?とも思うようになってきましたが、忘れた頃に残りの請求でもされたらと思うと、やはり納得出来ない間は支払わない方がいいのかと思ってます。どのようにした方がいいと思いますか?

結論:納得できない請求には毅然と対応し、専門家への相談も検討しましょう

退去費用の請求、特にペットとの居住が絡む場合は、様々なトラブルが発生しがちです。今回は、高額な原状回復費用に納得がいかないというケースについて、具体的な対応策をアドバイスします。結論として、納得できない請求には毅然と対応し、必要であれば専門家への相談も検討しましょう。以下、詳しく解説していきます。

ケーススタディ:Kさんの体験談

今回の相談者Kさんは、築46年の戸建て賃貸に2年間入居後、60万円弱という高額な退去費用を請求されています。ペット不可の物件で、一時的に犬を預かったことがあり、それが原因で大家さんとの間にトラブルが生じているようです。Kさんのように、ペットとの居住が発覚した場合、原状回復費用を巡ってトラブルに発展するケースは少なくありません。

しかし、Kさんのケースでは、請求内容に不明確な点が多く、納得できない部分があるため、支払いを拒否しています。管理会社からの連絡は途絶え、家賃保証会社からの請求のみが続いている状況です。このような状況で、Kさんはどのように対応すべきなのでしょうか?

STEP1:請求内容の精査と証拠収集

まず、請求された費用の内訳を詳細に確認しましょう。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、Kさんが負担すべき費用と、大家さんが負担すべき費用を明確に区別します。特に、経年劣化や通常の使用による損耗は、Kさんが負担する必要はありません。

今回のケースでは、フローリングの染みや畳のシミなどが問題となっていますが、これらが本当に犬の排泄物によるものなのか、証拠が必要です。もし、入居時に既に存在していた傷や汚れであれば、Kさんが負担する必要はありません。入居時の写真や、契約書に添付された物件状況確認書などが証拠となります。

また、雨漏りが原因で発生したフローリングの損傷やカビについても、Kさんの責任とは言えません。雨漏りの事実を管理会社に報告した記録や、修理を依頼した際のメールなどが証拠となります。

さらに、釣り道具を置いていたことが原因で畳にシミができたという点についても、本当にKさんの行為が原因なのか、因果関係を証明する必要があります。もし、以前から畳に劣化が見られていたのであれば、Kさんの責任とは言えません。

これらの証拠を集め、Kさんが負担すべきでない費用を明確にすることが重要です。証拠が不十分な場合は、専門家(弁護士や消費者センターなど)に相談し、アドバイスを求めることも検討しましょう。

STEP2:管理会社との交渉

集めた証拠をもとに、管理会社と交渉を行いましょう。書面で、Kさんが負担すべきでない費用の根拠と、減額を求める理由を明確に伝えます。国土交通省のガイドラインを引用し、法的な根拠を示すことも有効です。

今回のケースでは、管理会社が家財保険と保証会社で元を取れたと考えている可能性がありますが、Kさんが納得できない限り、支払いに応じる必要はありません。毅然とした態度で、Kさんの主張を伝えましょう。

ただし、感情的にならず、冷静に話し合うことが重要です。交渉の際には、必ず記録を残し、言った言わないのトラブルを避けるようにしましょう。交渉が難航する場合は、第三者(弁護士や不動産鑑定士など)に仲介を依頼することも検討しましょう。

STEP3:家賃保証会社への対応

家賃保証会社から請求が来ているとのことですが、Kさんが管理会社との間で退去費用の金額について合意していない以上、支払いに応じる必要はありません。家賃保証会社に対し、Kさんが請求内容に納得していない旨を伝え、管理会社との交渉状況を説明しましょう。

家賃保証会社は、あくまで管理会社の委託を受けて請求を行っているに過ぎません。Kさんが管理会社との間で合意に至らない限り、家賃保証会社からの請求に応じる義務はありません。

ただし、家賃保証会社からの請求を無視し続けると、信用情報に影響が出る可能性があります。そのため、家賃保証会社に対しても、誠実に対応することが重要です。

STEP4:専門家への相談

管理会社との交渉がうまくいかない場合や、家賃保証会社からの請求が止まらない場合は、専門家への相談を検討しましょう。弁護士や消費者センター、不動産鑑定士などに相談することで、法的なアドバイスや、交渉のサポートを受けることができます。

今回のケースでは、ペットとの居住が発覚しているため、法的な解釈が難しい部分もあります。専門家の意見を聞くことで、Kさんが有利に交渉を進めることができる可能性があります。

また、専門家によっては、管理会社との交渉を代行してくれる場合もあります。費用はかかりますが、時間や労力を節約できるというメリットもあります。

原状回復費用の相場と注意点

原状回復費用は、物件の状況や契約内容によって異なりますが、一般的には、以下の費用が含まれます。

ただし、これらの費用はあくまで目安であり、物件の状況や業者によって大きく変動します。見積もりを取る際には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

また、原状回復費用を巡るトラブルを避けるためには、入居時に物件の状況をしっかりと確認し、写真や動画を撮影しておくことが重要です。退去時には、管理会社と一緒に物件の状況を確認し、原状回復費用の見積もりをしっかりと確認しましょう。

まとめ

今回のケースでは、Kさんは高額な原状回復費用を請求されていますが、請求内容に不明確な点が多く、納得できない部分があるため、支払いを拒否しています。このような状況で、Kさんは、

  1. 請求内容の精査と証拠収集
  2. 管理会社との交渉
  3. 家賃保証会社への対応
  4. 専門家への相談

といったステップを踏むことで、問題を解決できる可能性があります。納得できない請求には毅然と対応し、必要であれば専門家への相談も検討しましょう。

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