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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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フィラリア陽性犬の受け入れ:家族と愛犬を守るための情報と対策

#フィラリア #犬の病気 #里親
 
近所の友達が離婚と転居で飼えなくなったダックスフンドを、里親が見つかったのにフィラリア陽性で返ってきたと聞いています。私もダックスを2頭飼っていて、時々預かり合っていたので仲が良いんです。娘は引き取りたいと言っていますが、私はフィラリアの治療経験がなく、人間への感染や他の犬への感染リスクが心配です。家族には高齢の義両親もいますし、慎重に考えたいのですが、フィラリア陽性犬を迎える際の注意点や、可能なこと、治療方法、家族への影響など、教えてください。友達は愛護センターに連れていくしかないと言っていますが、保健所のことですよね?深刻に受け止めすぎなのでしょうか?

大切なご家族の一員である愛犬のこと、そしてご自身の家族の健康を心配されているお気持ち、よく分かります。フィラリア症は、確かに深刻な病気ですが、適切な知識と対応で、ご家族と愛犬たちみんなが安心して暮らせる未来を築くことは可能です。

フィラリア症とは?その感染経路と症状

まず、フィラリア症について改めて理解しておきましょう。フィラリア症は、蚊を介して犬に感染する寄生虫病です。心臓や肺動脈に寄生するフィラリア(犬糸状虫)が原因で、初期症状はほとんどありません。しかし、進行すると咳、呼吸困難、食欲不振、体重減少などの症状が現れ、重症化すると命に関わることもあります。

人間への直接感染はありませんが、犬同士の感染もありません。心配されている犬同士の感染は起こりませんので、ご安心ください。ご友人から預かったダックスフンドが、あなたの愛犬にフィラリアをうつす心配はありません。

大切なのは、早期発見と治療です。定期的な検査と予防薬の投与が、フィラリア症を防ぐ最も効果的な方法です。

フィラリア陽性犬を迎える前に知っておくべきこと

フィラリア陽性犬を迎えることは、確かに責任重大です。しかし、それは決して不可能なことではありません。適切な知識と準備があれば、安心して暮らすことができます。

1. 獣医への相談が必須です

まず、信頼できる獣医師に相談することが大切です。ご友人のダックスフンドの健康状態を詳しく調べてもらい、治療計画を立ててもらいましょう。治療には、薬物療法が一般的です。治療期間や費用、そして治療中の注意点などをしっかり確認しましょう。獣医師は、あなたの不安や疑問に丁寧に答えてくれるはずです。

2. 家庭環境の確認と準備

フィラリアの治療中は、愛犬のストレスを軽減することが重要です。静かな環境で、十分な休息を取れるように配慮しましょう。また、薬の投与スケジュールをきちんと守るため、家族全員で協力体制を築くことが大切です。他の犬との接触制限は必要ありませんが、治療中は、愛犬の様子を注意深く観察し、異変を感じたらすぐに獣医師に連絡しましょう。

3. 費用と時間的な負担

フィラリア症の治療には、費用と時間がかかります。治療費用の他に、定期的な検査費用も必要になります。また、治療中は愛犬の世話に多くの時間と労力を割く必要があります。ご家族と相談し、十分な理解と協力が得られるかを確認しましょう。

フィラリア治療と日常生活

フィラリア症の治療方法は、感染の程度や犬の年齢、健康状態によって異なります。一般的には、薬物療法が用いられます。薬物療法では、フィラリアを殺虫する薬を投与します。治療期間は数ヶ月に及びます。治療中は、愛犬の様子を注意深く観察し、異変があればすぐに獣医師に相談しましょう。

治療中は、他の犬との接触制限は必要ありません。しかし、激しい運動は避けるべきです。愛犬が無理なく過ごせるように、散歩の時間を短くしたり、休息時間を多く取ったりするなどの配慮が必要です。

治療が完了した後も、定期的な検査と予防薬の投与が必要です。再感染を防ぐためにも、蚊の発生が多い時期には、予防薬を継続的に投与しましょう。

家族への影響と対策

フィラリア症は、人間には感染しません。そのため、ご家族への直接的な影響はありません。しかし、愛犬の病気によって、ご家族の生活に変化が生じる可能性があります。治療期間中は、愛犬の世話に多くの時間と労力を割く必要があり、ご家族の負担が増えるかもしれません。そのため、家族全員で協力し、役割分担を明確にすることが大切です

また、愛犬の病気によって、ご家族の精神的な負担も大きくなる可能性があります。愛犬の容態の変化に不安を感じたり、治療費用の負担が大きすぎると感じたりするかもしれません。そのような場合は、ご家族や友人、獣医師などに相談し、サポートを受けましょう。

愛護センターについて

ご友人がおっしゃっている「愛護センター」は、地域によって名称が異なりますが、多くの場合、保健所や動物愛護団体が運営する施設を指します。保健所は、迷子犬や遺棄犬の保護や、狂犬病予防などの業務を行っています。フィラリア陽性の犬を受け入れるかどうかは、施設によって異なります。事前に問い合わせて、受け入れ可能かどうかを確認する必要があります。

しかし、ご友人のダックスフンドを、安易に保健所に預けることは、必ずしも最善策とは言えません。保健所では、多くの犬が収容されており、適切なケアが行き届かない可能性もあります。可能であれば、ご自身が責任を持って治療し、新しい里親を探すことを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ:愛犬と家族の幸せのために

フィラリア症は深刻な病気ですが、適切な治療とケアによって、愛犬は健康を取り戻すことができます。ご自身の不安や迷いを抱え込まず、獣医師やご家族、そして信頼できる友人などに相談しながら、最善の選択をしてください。あなたの優しさと思いやりは、きっと愛犬の幸せにつながるでしょう。そして、その過程で、ご家族の絆もさらに深まることでしょう。

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